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企業のエントランスや小売店舗など幅広い用途

ソニー、映像表現と設置性を向上した「Crystal LED」新シリーズ。計4モデルをラインナップ

公開日 2023/01/31 12:14 編集部:伴 修二郎
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ソニーは、LEDディスプレイキャビネット「Crystal LED」の新シリーズとして、「BHシリーズ」2モデルおよび「CHシリーズ」2モデルの計4モデルを4月より発売する。オープン価格でラインナップは以下の通り。

写真左「BHシリーズ」、写真右「CHシリーズ」

BHシリーズ
・「ZRD-BH12D」ピッチサイズ : 1.27mm
・「ZRD-BH15D」ピッチサイズ : 1.59mm

CHシリーズ
・「ZRD-CH12D」ピッチサイズ : 1.27mm
・「ZRD-CH15D」ピッチサイズ : 1.59mm

BHシリーズは、1,700cd/m2の高輝度と独自の「低反射コーティング技術」により、画面内への外光の映り込みが少ないことが特徴。企業のエントランスやショールーム、小売店舗などの明るい場所でも豊かな色彩の映像表現が可能だ。

ショールームでの使用イメージ

一方のCHシリーズは、高いコントラスト比と独自の「ディープブラックコーティング技術」による深い黒と豊かな階調表現が特徴。美術館や博物館など印象的な映像表現が求められる場所に適している。

両シリーズの共通仕様として、sRGB比で146%以上の広色域を実現。これまでCrystal LEDで培った独自のLED制御技術と同社テレビ「ブラビア」で培った信号処理技術を融合させた高画質プロセッサー「X1 for Crystal LED」を搭載する。

企業エントランスの使用イメージ

機能面では、入力された映像をフレーム単位で解析し、超解像処理で細部まで鮮明な映像を表示する「リアリティ・クリエーション」、動きの速い映像を滑らかに表示する「モーションフロー」機能、正確な色再現性と豊かな階調表現を実現する「22ビットスーパービットマッピング」をサポートする。

設置面では、工場出荷時に事前に組み立てられた2枚のLEDモジュールブロックをマグネットで簡単に装着できる新構造「マグネット式モジュール構造」を新たに採用。複数キャビネットを大画面に組み上げる際の作業時間を短縮することができる。

マグネットで簡単に装着できるLEDモジュールブロック

ディスプレイキャビネット間をつなぐ電源ケーブルおよびイーサーネットケーブルはキャビネットの内側で配線する構造へ変更。これにより、LEDパネルを外すのみで配線を含むすべての部品を前面からメンテナンスができるようになり、保守性も向上するという。

ディスプレイキャビネット本体は新設計で、約10%の薄型・軽量化を実現。奥行きや重量に制限のある場所への設置が可能になった。同社オリジナルの電源設計によって、高い信頼性と低消費電力化を実現する。

LEDモジュールを事前に組み立てて色調整した状態で出荷するため、設置時の色調整の手間を省き、色ずれの少ない大画面に仕上げることができる。デジタル一眼カメラα(Alpha)でLEDディスプレイ画面を撮影し、その撮影データを設置調整に活用する「自動調整ツール」を開発しており、今後、専用ソフトウェアを用いて画面全体の色の均一性とLEDモジュールブロック間の目地を見えづらくする調整が行える。

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