ゲーム向け音声モードなど音質面も強化
パナソニック、4K液晶ビエラ新ミドル機「MX900」。直下型分割駆動で「有機ELに近づくよう進化」
パナソニックは、4Kテレビ“VIERA”(ビエラ)液晶モデルの新たなミッドレンジ機として、直下型分割駆動 高輝度液晶の採用で画質を強化するなどした「MX900シリーズ」を6月16日に発売する。50型と43型の2サイズ展開で、50型モデル「TH-50MX900」は税込19万円前後、43型モデル「TH-43MX900」は税込18万円前後での実売が予想される。
前モデル「LX900」から高輝度液晶を引き続き採用することに加え、今回のMX900では直下型分割駆動も追加。バックライトの駆動電力を映像の明るい部分に集中させることで、よりコントラストな映像表現を可能にした。液晶の明るさに加えてコントラストを改善したことで「有機ELに近づくよう進化させた」とアピールしている。
直下型分割駆動に対応したことで、バックライトエリア制御とエリアコントラスト制御PROによる「Wエリア制御」も進化。引き締まった黒、黒つぶれのない陰影、細部までリアルな明暗を再現することに加え、ハロー現象も抑制できるという。
ヘキサクロマドライブや4Kファインリマスターといった高画質化機能も進化させ、地デジ映像やネット動画のさらなる高画質化にも配慮。
ヘキサクロマドライブでは、色ごとの特徴を検出して補正・最適化することで、鮮やかさを保ったまま階調表現をアップさせるとともに、階調を保ったまま鮮やかさをアップさせるという「鮮やか色補正」に対応。加えて、肌の色を検出して3D-LUTで処理することによって、人肌のコントラストや立体感をより自然に表現できるという「地デジ美肌補正」にも対応した。
4Kファインリマスターエンジンは、通信速度の影響を受けるネット動画配信の特性にあわせて進化させたとのこと。自動的に適切な処理を実施することにより、ノイズを抑えながら精細感を大幅に向上させるという。
さらに、環境光センサー連動による画質の自動調整機能も進化。昼間のリビングなど明るい環境における暗部の表現力を従来よりも向上させたとする。
なお、HDR規格においては、HDR10とHLGに加え、HDR 10+ ADAPTIVEおよびDolby Vision IQに対応している。
AI技術でシーンを判別して最適な音質に調整する「オートAI音質」を進化させるなど、音質面も強化。ゲーム向けの新たな2つの音声モードを追加するなどもしている。また、イネーブルドスピーカーなどは搭載しないもののDolby Atmosにも対応する。
ゲーム向け音声モードは、セリフとBGMを強調する「ゲーム(RPG)」と、足音を強調する「ゲーム(FPS)」の2種類。音声メニューからモード選択が可能なほか、ゲームに特化したUI「ゲームコントロールボード」からも設定できる。
そのゲームコントロールボードは、上記音声モードのほかにも各種メニューを追加し、より使いやすいよう配慮。映像モード選択メニューでゲームプロとDolby Vision Gameも選べるようにしたほか、ALLM設置メニューも追加した。加えて、HDRトーンマッピングメニューは4K120Hzピュアモード時のグレーアウトを解除した。なお、同時発表の有機ELモデルでは等速駆動モードの設定メニューも追加されていたり、NVIDIAの認証規格「G-SYNC Compatible」にも適合するなどしているが、それらには本機は非対応となる。
なお、Dolby Visionゲームは、ゲーム機からのDolby Vision出力な最適な映像にするというもの。また、ゲームプロモードでは、プロ向けで著名なCalmanのゲーム用映像調整アプリ・ツールに対応する。
HDMI2.1規格では、4K120p入力とVRR、ALLMに対応。そのほか、NVIDIA SPD Auto Game Modeや、AMD FreeSync Premiumに対応している。
リモコンはBluetooth通信を採用し、好きなアプリを登録してすぐに起動できる「マイアプリボタン」などを装備。各種ネット動画配信サービスを直接起動できるダイレクトボタンには新たにTVerボタンを追加し、NetFlix、Prime Video、Disney+、U-NEXT、hulu、ABEMA、YouTubeと合計8個のサービスをダイレクトに呼び出せるようになった。
また、番組表のネット動画連携機能も備えており、TVer、TELASA、huluで配信がある番組は、EPGから選択して再生可能。さらに、同社製レコーダー “ディーガ” 対応モデルと組み合わせると、過去番組も番組表に表示して、見逃し配信を直接再生できるようになる。同機能は2022年秋に2020年以降の4Kモデルを中心にアップデート対応している機能で、本機も発売時から対応する。対応配信サービスは順次拡大予定だという。
そのほか、真空に近い状態になってテレビ台などに吸着することで倒れにくくする「転倒防止スタンド」も採用。スイッチをスライドさせるだけで吸着オン/オフを切り替えられる。
■4K液晶モデルが「有機ELに近づくよう進化」
前モデル「LX900」から高輝度液晶を引き続き採用することに加え、今回のMX900では直下型分割駆動も追加。バックライトの駆動電力を映像の明るい部分に集中させることで、よりコントラストな映像表現を可能にした。液晶の明るさに加えてコントラストを改善したことで「有機ELに近づくよう進化させた」とアピールしている。
直下型分割駆動に対応したことで、バックライトエリア制御とエリアコントラスト制御PROによる「Wエリア制御」も進化。引き締まった黒、黒つぶれのない陰影、細部までリアルな明暗を再現することに加え、ハロー現象も抑制できるという。
ヘキサクロマドライブや4Kファインリマスターといった高画質化機能も進化させ、地デジ映像やネット動画のさらなる高画質化にも配慮。
ヘキサクロマドライブでは、色ごとの特徴を検出して補正・最適化することで、鮮やかさを保ったまま階調表現をアップさせるとともに、階調を保ったまま鮮やかさをアップさせるという「鮮やか色補正」に対応。加えて、肌の色を検出して3D-LUTで処理することによって、人肌のコントラストや立体感をより自然に表現できるという「地デジ美肌補正」にも対応した。
4Kファインリマスターエンジンは、通信速度の影響を受けるネット動画配信の特性にあわせて進化させたとのこと。自動的に適切な処理を実施することにより、ノイズを抑えながら精細感を大幅に向上させるという。
さらに、環境光センサー連動による画質の自動調整機能も進化。昼間のリビングなど明るい環境における暗部の表現力を従来よりも向上させたとする。
なお、HDR規格においては、HDR10とHLGに加え、HDR 10+ ADAPTIVEおよびDolby Vision IQに対応している。
■2種類のゲーム向け音声モードを新搭載
AI技術でシーンを判別して最適な音質に調整する「オートAI音質」を進化させるなど、音質面も強化。ゲーム向けの新たな2つの音声モードを追加するなどもしている。また、イネーブルドスピーカーなどは搭載しないもののDolby Atmosにも対応する。
ゲーム向け音声モードは、セリフとBGMを強調する「ゲーム(RPG)」と、足音を強調する「ゲーム(FPS)」の2種類。音声メニューからモード選択が可能なほか、ゲームに特化したUI「ゲームコントロールボード」からも設定できる。
そのゲームコントロールボードは、上記音声モードのほかにも各種メニューを追加し、より使いやすいよう配慮。映像モード選択メニューでゲームプロとDolby Vision Gameも選べるようにしたほか、ALLM設置メニューも追加した。加えて、HDRトーンマッピングメニューは4K120Hzピュアモード時のグレーアウトを解除した。なお、同時発表の有機ELモデルでは等速駆動モードの設定メニューも追加されていたり、NVIDIAの認証規格「G-SYNC Compatible」にも適合するなどしているが、それらには本機は非対応となる。
なお、Dolby Visionゲームは、ゲーム機からのDolby Vision出力な最適な映像にするというもの。また、ゲームプロモードでは、プロ向けで著名なCalmanのゲーム用映像調整アプリ・ツールに対応する。
HDMI2.1規格では、4K120p入力とVRR、ALLMに対応。そのほか、NVIDIA SPD Auto Game Modeや、AMD FreeSync Premiumに対応している。
リモコンはBluetooth通信を採用し、好きなアプリを登録してすぐに起動できる「マイアプリボタン」などを装備。各種ネット動画配信サービスを直接起動できるダイレクトボタンには新たにTVerボタンを追加し、NetFlix、Prime Video、Disney+、U-NEXT、hulu、ABEMA、YouTubeと合計8個のサービスをダイレクトに呼び出せるようになった。
また、番組表のネット動画連携機能も備えており、TVer、TELASA、huluで配信がある番組は、EPGから選択して再生可能。さらに、同社製レコーダー “ディーガ” 対応モデルと組み合わせると、過去番組も番組表に表示して、見逃し配信を直接再生できるようになる。同機能は2022年秋に2020年以降の4Kモデルを中心にアップデート対応している機能で、本機も発売時から対応する。対応配信サービスは順次拡大予定だという。
そのほか、真空に近い状態になってテレビ台などに吸着することで倒れにくくする「転倒防止スタンド」も採用。スイッチをスライドさせるだけで吸着オン/オフを切り替えられる。