HOME > ニュース > FAudio、第2世代ドライバー搭載の最上位ダイナミック型イヤホン「Spring」

混合芯線ケーブルや傷防止シリコンカバーなども付属

FAudio、第2世代ドライバー搭載の最上位ダイナミック型イヤホン「Spring」

公開日 2023/10/31 16:19 編集部:成藤 正宣
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ミックスウェーブは、同社取り扱いブランドFAudio(エフオーディオ)から、ダイナミック型イヤホンの新フラグシップモデル「Spring(スプリング)」を2023年11月2日に発売する。価格はオープンだが、市場では税込105,000円前後での実売が想定される。

「Spring」

2021年に発売した「Dark Sky」の後継モデルとして、ダイナミック型ドライバー、音響チャンバー、ケーブル、加工精度など様々な要素を刷新。ブランドのシングルダイナミックイヤホンのデザインコンセプトを具現化し、卓越した現代的なサウンドを実現したとする。

第2世代のダイナミックドライバーをはじめ、音響チャンバーやケーブル、加工技術にいたるまでグレードアップさせた

第2世代の10.2mmダイナミックドライバーは、前モデルから引き続き、素材の異なる2種類の振動板を組み合わせた「デュアル・ダイアフラム構造」を採用。中高音域に優れたチタン振動板と、中低音 - 重低音域に優れた複合繊維振動板の2つの長所をかけ合わせた。

その上で、新しいコーティング技術により振動板の厚みは約15%薄く、かつ剛性は向上。「市販されている製品の中でも最も軽量」だとアピールしている。

また新しい磁気方式を採用しており、コイルの磁力/駆動力を向上させ、高いエネルギー効率を実現。前世代ドライバーの構造に比べ、音の表現力、周波数の伸びにも磨きをかけた。内部配線には純銀線を用いることで、音の忠実度も高めている。

さらに、独自の特許技術「Triple Built-in Acoustic Chamber(T.B.A.C)」を搭載。筐体内に合計3つのアコースティック・チャンバーを配置することで空気の流れを制御し、ダイナミックドライバーのポテンシャルを最大限に発揮する。

付属ケーブルは4芯構造/4.4mmバランス仕様で、導体に台湾産のOCC純銅/フランス産純銀の混合芯線を採用。はんだにはオーディオマニア・グレードのヴィンテージ品を厳選し、音質と接続安定性を高めている。芯線の外皮には、イヤホン本体と同色の高密度なウルトラソフトファイバーを採用し、導体の酸化を防ぐ保護層を追加。柔軟性と収納性、ケーブルの耐久性を兼ね備えた。2pin端子によるケーブル着脱にも対応する。

ケーブルは4.4mmバランスプラグ/4芯構造で、2種類の金属やヴィンテージはんだなどを採用する

筐体は、さらに精度を高めたという金属加工技術によりT6061アルミニウム合金の塊を加工し、研磨と陽極酸化処理を施すことで、滑らかな手触りの落ち着いたダークグリーンカラーに仕上げている。ノズルにはステンレススチールを採用する。

イヤーピースはブランド独自の「FA Premium+ EarTips」を同梱。ボーカル帯域を重視した「FA Vocal+」、低音域と生々しい楽器の響きを重視した「FA Instrument+」をそれぞれ3サイズ(S/M/L)、およびフォームタイプのFA Foamの3種類が用意される。

ソフトで耳に優しい「FA Premium+ EarTips」が同梱

ほか、ラグジュアリーな携帯用レザーケース、そして本モデル専用のシリコン保護カバーが付属。イヤホンを使い終わった後、本カバーを取り付けてからケースにしまうことで、イヤホンの傷を大幅に軽減できるとしている。

レザーケースや、イヤホン本体の傷を防ぐシリコンカバーなども同梱する

再生周波数帯域は15Hz - 38kHz、インピーダンスは32Ω@1kHz、入力感度は112dB@1mW。遮音性は-22dB。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック