ソニー、シンプル機能のビジネス用途に適した4K業務用“ブラビア”エントリーモデル「EZ20Lシリーズ」

ソニーは、オフィスや商業施設に向けた4K業務用ディスプレイ“ブラビア”のエントリーモデル「EZ20Lシリーズ」3モデルを2024年1月26日より発売する。いずれもオープン価格で、ラインナップおよび市場想定価格（税込）は以下の通り。

・「FW-55EZ20L」（55V型） 117,000円前後　
・「FW-50EZ20L」（50V型） 97,000円前後
・「FW-43EZ20L」（43V型） 80,000円前後

業務用ディスプレイに求められる「高画質・設置性・利便性・サポート」の4つの要素を重視しながら、機能を選び抜き、よりシンプルに使用できるよう設計されたエントリーシリーズ。

4K高画質プロセッサー「X1TM」が、精細感、色の鮮やかさ、コントラストをより細かくコントロールし、4K映像の美しさを向上させるという。プレゼン資料で表示される細かな文字・図表・グラフも鮮明に描き出し、サイネージ用途では商品の質感やディテール、シズル感まで表現し、ショップのPRや販促活動を強力にサポートする。

また、超解像エンジン「4K X-Reality PRO」を採用し、ハイビジョン画質の映像も4K画質相当にアップコンバートして表示できる。元の画質に関わらずあらゆる映像を高精細化できるので、既存コンテンツの活用にも適している。

設置面では、縦置き・横置きに加えて傾斜設置も可能。さらに、スペースを有効活用できる移動式スタンドやサイネージ効果を高める天吊り金具・イーゼル式スタンドにも対応する。壁掛けアジャスターを同梱し、縦置き時のセンタリング設置もより手軽になった。また、設置時にディスプレイの正しい向きが一目で分かる「設置方向ラベル」が背面部に貼付され、よりスムーズな設置を実現する。

それぞれの現場の要望に応えるため、会議室のディスプレイとして使用する際に便利な「信号検出による自動起動」やサイネージ用途に便利な「本体キー/リモコン使用の制限」など、ビジネス用途に便利な各種設定が行える。PCやモバイル端末からの遠隔制御が可能なIPコントロールやRS-232C制御に対応。スタンドアロン型サイネージを手軽に運用できるアプリ「BRAVIA Signage Free」も搭載する。

サポート面からは、毎日16時間以内の連続稼働が対象となる3年保証を標準付帯し、有償オプションで保証期間を5年に延長できる。法人向け専用のサポート窓口を設置しており、問い合わせや修理相談も専門オペレーターが迅速に対応する。万が一製品が故障した際には、修理エンジニアを派遣して出張訪問で修理対応を行う。

使用時の電力使用量を抑える省電力設定や無操作電源オフ設定、最も大きなプラスチック部品であるリアカバーへの再生プラスチックの使用、パッケージデザインを簡素化して印刷時のインクの使用量も減らすなど環境にも配慮する。

従来機種では標準同梱としていた専用テーブルトップスタンドは別売に変更された。これにより、壁掛けなど設置環境に合わせてテーブルトップスタンドの有無を選択できるようになっている。スタンドの市場想定価格は55V型用（FWA-ST3L）が4,500円前後、50V型用（FWA-ST2L）が3,500円前後、43V型用（FWA-ST1L）が3,000円前後。