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ケーブル着脱式構造採用

Astell&Kern、ポータブルUSB-DAC「AK HC4」の発売日を12/16に決定。シリーズ初の32bitDACチップ搭載

公開日 2023/12/08 11:00 編集部:松永達矢
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アユートは、Astell&Kernの着脱式USBケーブルを備えたポータブルUSB-DAC「AK HC4」の発売日を12月16日(土)に決定した。価格は39,980円(税込)。

「AK HC4」

3.5mmアンバランス/4.4mmバランスのデュアル出力を備えながら、数多くのユーザーから得られた要望を反映し、USBケーブル着脱式構造を採用したポータブルUSB-DAC。グローバルの製品発表の段階では「12月発売」とされていたが、正式な発売日が決定した形となる。

DACチップには超低歪と低消費電力を両立したAKMの32bitチップセット「AK4493S」を搭載。AK HCポータブルUSB-DACシリーズでは初のAKM製32bitチップの採用となっており、PCM384kHz/32bit、DSD256のネイティブ再生をサポートする。また、着脱式構造を採用することで、既発のケーブル一体型モデル「AK HC2」「AK HC3」とは異なるサウンドと利便性を提供すると同社は説明している。

コンパクトかつ軽量で持ち運びやすさを維持しながら、優れたサウンドを実現するために、超小型抵抗とコンデンサーを採用。同ブランドのプレーヤー製品に採用されている超小型タンタルコンデンサーを組み込むことで、電源変動を抑制。安定したシステムとオーディオ性能を生み出す最適なオーディオ回路設計を実現している。

様々なデバイスとの接続、イヤホン・ヘッドホンを問わない駆動力を備える

独自のパワーマネージメント技術により、接続機器に対する消費電流を最小限に抑え、出力とオーディオ性能を向上。3.5mmアンバランス出力は2Vrms、4.4mmバランス出力は3Vrmsの高出力を確保しつつ、高いS/Nと低歪、低クロストークを実現。高感度なIEMから高インピーダンスのヘッドホンまで、接続機器のパフォーマンスをより引き出すことができるとアピールしている。

ノイズを抑制するため、デバイスに直接接続されたUSB端子側にDACを配置して音声信号を処理して出力する方式ではなく、ノイズを極限まで抑えたリアオーディオ出力構造を採用する。デバイスからのデジタル信号は2重シールドケーブルを経由してオーディオ回路に入り、その後DACでアナログ信号へと変換。このように、デジタル信号を後から処理することで、よりノイズの少ない優れたサウンドを提供するという。

AKMのサンプルレートコンバーター「AK4137EQ」を使用したリアルタイムアップサンプリング機能である「DAR(Digital Audio Remaster)」を搭載。同ブランドのオーディオプレーヤーにも搭載される本機能は、再生される音源のサンプリングレートを、PCMは384kHz/352.8kHz、DSDはDSD256にアップサンプリングする。高サンプリングレート再生により洗練された音源再生が可能となり、「繊細でアナログライクな音を提供し、倍音の豊かさや音楽の微妙なニュアンスの違い、豊かな響きを高い次元で楽しむことができる」と謳っている。

UAC2.0/UAC1.0切替機能を搭載し、家庭用ゲーム機との接続にも対応。付属するケーブルにはUSB Type-CとLightningを用意し、デュアルノイズシールド処理を施している。電源供給はバスパワー方式のため、プラグ&プレイで高音質を手軽に楽しめる。

LEDインジケーターを搭載

付属ケーブルはデュアルノイズシールドが施される

筐体素材はアルミニウムを採用。本体前面には楽曲の再生状態とUSB接続状態(UACモード)を表示するLEDインジケーターを搭載。スタンバイ時にはホワイト、PCM再生時にはレッド、DSD再生時にはブルー、UAC1.0 モード接続時はグリーンのカラーが点灯する。外形寸法は29.5W×64.5H×14.5Dmm、質量は約31g。

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