qdc、8周年記念ユニバーサルIEM「8Pro」。Hifi／Studio／Live サウンド3種を切替可能

アユートは、同社が取り扱うqdcより、ブランド8周年を記念したアップデートした新ユニバーサルIEM「8Pro（QDC-8PRO-S）」を、アユート直販ECサイト「アキハバラe市場」および正規取扱販売店にて2月23日より発売する。価格は275,000円（税込）。

8Proは、バランスド・アーマチュア（BA）ドライバー8基構成を採用したインイヤーモニター。qdcの創立8周年を記念したモデルで、同社が7年間に渡って培ってきた技術力によって誕生したという。先行して展開しているカスタムIEM「8Pro-C」のベースとなるユニバーサルモデルとなる。

最新の独自技術である「シングル・ポール・リンケージ・フィルター調整」の採用によって、3ウェイの周波数特性を簡単に切り替え可能。リスニング用「Hifi」／スタジオモニター用「Studio」／ライブモニター用「Live」のサウンド傾向にスイッチひとつでシフトでき、3つの異なるシーンに適応可能となった。形式は密閉型としている。

同社独自の音響キャビティ設計によって、キャビティ内におけるBAドライバー同士の共鳴を改善。さらに音のバランス、低域の沈み込み、高域の伸び、音域の拡大といった部分もブラッシュアップした。

ユニバーサル版の8Proは、ハンドメイドのカーボンファイバー製ケーシングを導入したことで、シェルとフェイスプレートの両方で耐久性の向上、さらい軽量化も併せて実現させた。ボディ部のコネクターは2pin使用のものとしている。

付属ケーブルには、銅と銀の導体を混合させた新型「12proBlack Cable」を採用しており、長さは1.2m。プラグには、3.5mm（アンバランス）と2.5mm／4.4mm（バランス）のタイプで切り替えができる、3in1ストレートプラグを搭載している。また、カーボンファイバーテクスチャーのキャリングケースも付属する。

周波数帯域は10-30,000Hz、感度は104-108dB／mW、インピーダンスは19-62Ω。