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最大出力も向上

FIIO、10バンドのロスレスPEQを搭載したUSB DAC内蔵ヘッドホンアンプ「KA15」

公開日 2024/10/25 10:00 編集部 : 伴 修二郎
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エミライは、同社取り扱いのFIIOブランドから、USB-DAC内蔵ポータブル・ヘッドホンアンプ「KA15」を11月1日より発売する。価格はオープンだが、税込19,800円前後での実売が予想される。カラーバリエーションはブラック/ブルーの2色を用意する。

「KA15」

DACチップにはCirrus Logic製「CS43198」、オペアンプにはSGMICRO製「SGM8262」をそれぞれデュアル構成で搭載。コンパクトなボディに高性能USB DACとアンプを搭載することで、PCM 768kHz/32bit、DSD256のハイレゾ再生に対応する。加えて、Hi-Res Audio認証も取得している。

DACチップにはCirrus Logic製「CS43198」を採用

10バンドの高精度ロスレスPEQを搭載していることが特徴で、専用アプリやweb上でヘッドホンの周波数特性のシミュレーションや補正が行えるほか、EQカーブのエクスポートやインポート、共有、保存機能も備える。

パワフルな出力と省電力を両立した多機能モデル

リアルタイム電圧・電流モニタリングといった省電力性に特化した機能を装備。デバイスの電源使用状態をチェックして消費電力を調整することで、接続しているスマートフォン側の消費電力を抑制できるという。

出力端子には3.5mmシングルエンドと4.4mmバランスを装備。3.5mmは同軸デジタル出力としても機能する。また、3.5mmジャックはCTIA規格をサポートし、マイク入力も対応している。

3.5mmジャックは同軸デジタル出力としても機能する

デスクトップモードを有効にすることで、バランス出力では前モデル「KA5」から倍増の560mW@32Ωの高出力を実現。低インピーダンスから高インピーダンスまで様々なヘッドホンを駆動できるとしている。3.5mm出力時の最大出力は290mW@16Ω。

デスクトップモードでバランス出力による560mWの高出力を実現

オールアルミニウム合金の筐体は、コンピュータ制御による精密CNC加工や陽極酸化処理、研磨など複数の工程を経て仕上げたとアピール。ボディに対する電磁干渉や周波数干渉を効果的に低減することで、より純粋な音質を実現するという。0.96インチのIPSカラー液晶画面を搭載し、動作時にはアナログカセットテープが回転するアニメーションが表示され、設定メニューは直感的かつユーザーフレンドリーに設計したと説明する。

専用アプリ「FIIO Control」(Androidのみ対応)では、基本機能に加えてPEQ、チャンネルバランス、UACモードなどの調整が可能。今後もアップデートにて様々な機能が追加される予定とのこと。音量調整は60段階/120段階の2つのモードから選択可能。また、操作方法はAボタンモード(短押し:音量 / 長押し:トラック送り)、Bボタンモード(短押し:トラック送り / 長押し:音量)からカスタマイズできる。

Android/iOS/iPadOS/Windows/macOSなど、幅広いデバイスとの接続互換性を有する。また、UAC1.0モードを選択することで、最新のゲーム機など多数のデバイスの接続にも対応する。周波数特性は20Hz - 50KHzをカバーする。

外形寸法は約52×25×11mm、質量は約21g。付属品として、USB Type-C to Type-Cケーブル、専用ケース、クイックスタートガイドを同梱する。

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