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大規模設置でのコントロール向け新機能「ゾーン」実装

Sonos、ブランド初のプロ向けスピーカー「Era 100 Pro」発表。PoE採用で自由かつ簡単な設置を実現

公開日 2024/11/15 11:21 編集部:杉山康介
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Sonosは、ブランド初のプロフェッショナル向けスピーカー「Sonos Era 100 Pro」の展開を発表。2025年1月28日から世界で順次販売する予定で、日本では来春の展開を予定する。

Sonos Era 100 Pro

専門業者向けのオフィスや住宅空間への音響機器の設置に最適だという、Sonos初のプロ向けスピーカー。同社は2023年にビジネス向けSaaS製品「Sonos Pro」で20億ドル規模の小規模業務用オーディオ市場に参入しており、続いて専門業者による設置に特化した製品を打ち出すかたち。本年9月にグローバルで発表して以来、すでにプロ向けスピーカーのコミュニティから高い評価を得ているという。

LANケーブル1本で電源、データの両方を伝送可能な「PoE(Power over Ethernet)」による有線接続方式を採用し、設置の簡素化を実現。各スピーカーの近くにAC電源を配置する必要もなく、さまざまな場所で独自の設定が可能だとしている。なお、本製品はPoE+向けに最適化されているが、標準PoEでも使用が可能。

PoEで自由かつ簡単な接続を実現

また、複数スピーカーの接続と操作を容易にするという新機能「ゾーン」を実装。大規模な設置を行う際に各スピーカーをグループにまとめ、より簡単に管理、調整ができるとしている。

本体に搭載されたねじ穴インサートと付属のアイボルトによって、建築基準法で義務付けられている場合に補助的な固定点を追加することが可能。これにより地震や偶発的な破損に対する安全性が強化されるという。

別売のサーフェスマウントを使えば30°の傾斜角度と360°の回転ができ、さまざまな場所に取り付けられるほか、ケーブルを隠すことも可能。盗難防止機能を有するロック式ベースプレートも付属する。これとフックレセプタクルと併用してスピーカーを横向きに設置すれば、安全性がより増すとのこと。

横向き設置も可能

製品としてはコンシューマー向けスピーカー「Sonos Era 100」と同じ音響構造を搭載。PoEスピーカーの中でも臨場感のある高音質サウンドで、心に響く低音を再現するとアピールする。

本製品の展開にあたって、Sonos CEOのパトリック・スペンス氏は以下のようにコメントしている。

「昨年、ビジネス向けSaaS製品であるSonos Proで20億ドル規模の小規模業務用オーディオ市場に参入したことに続き、今回は専門業者による設置に特化して設計されたSonos初の製品であるSonos Era 100 Proでハードウェアの販売を開始します。当社は、専門業者コミュニティ向けのベストなソリューションを作り出すことに重点を置き、製品、エンジニアリング、販売など、さまざまな業界のエキスパートで構成された強力なチームを構築し、専門的な開発をリードしてきました。世界中のパートナーと協力して、業務用ビジネスをさらに推進し、この市場に必要とされる新しいソリューションの提供に尽力してまいります」

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