BenQ、独自機能「自動ぴったり補正」を搭載したゴルフシミュレーター向け4Kプロジェクター「AK700ST」
ベンキュージャパンは、シミュレーションゴルフ向けののDLPレーザープロジェクター「AK700ST」「AH500ST」の2モデルを、3月28日(金)より発売する。価格はオープン。

同社が12年連続世界シェアNo.1(DLP方式採用)とアピールする、シミュレーションゴルフ向けプロジェクターの新製品。リモコン1つでフォーカスや画像の歪みを自動調整できる独自技術「自動ぴったり補正」機能を搭載した4K UHD解像度モデル「AK700ST」と、同社ゴルフ用プロジェクター史上最短となる1.1mの距離から最大で約100インチの映像表示を実現する短焦点フルHDモデル「AH500ST」の2モデルを用意する。

両モデルともに、4,000ANSIルーメンの高輝度と3,000,000:1のコントラスト比を実現。深みのある黒や鮮やかで豊かな色彩、繊細なディテールをどのような照明条件でも再現し、立体感と臨場感のある映像を表現するとアピールする。投影方式は経年劣化の起こりにくいDLP方式を採用しており、長期の使用にわたっても画質の劣化が少なく、ランニングコストの低減にも寄与するという。
加えて、起動が早く低発熱のレーザー光源を採用し、光源寿命は最大で約20,000時間の長さを実現する。耐久面においてはIP5Xの防塵設計を採用するほか、フィルターレスのためメンテナンス不要で24時間稼働にも対応している。

機能面では、AK700STにはBenQの独自技術である「自動ぴったり補正」機能を搭載。オートセンサーによって自動でスクリーンの形状を検出することが可能で、これにより適した解像度を維持しながら投写画面のアスペクト比を自動で補正するとのこと。
AH500STには全画面設定機能「スクリーンフィット」機能を搭載しており、画像が歪みなく画面がフィットするように1:1、4:3、16:9、16:10のネイティブ解像度に自動的に切り替わることで電動投影補正が可能になっている。
また、両モデルともに「クイックフォーカス」機能や「角合わせ」機能を搭載。リモコンのフォーカスボタンを押すだけで微調整してシャープな映像を簡単に実現し、四隅の角をスクリーンにぴったりと合わせることができると説明する。

さらに、AK700STには光学1.2倍ズームの柔軟性を備えた高性能な電動レンズを備えることで、画質を損なうことなく簡単にスクリーンサイズの調整が行えるという。
ほか、両モデルとも映像表示のアスペクト比(縦横比)の調整やフォーカス調整、四隅の角をスクリーンにぴったりと合わせる位置合わせなど、セットアップの手間を解消する多数の調整機能をサポートする。台形補正はAK700STが垂直水平±30度、回転±30度、AH500STが手動垂直水平±30度まで調整できる。
シミュレーションゴルフのために設計された短焦点レンズを用いることで、AK700STは1.5mで約100インチ、AH500STは1.1mで約100インチというBenQゴルフ用プロジェクター史上最短の焦点距離を実現した。プレイエリアから離れた後方にプロジェクターを設置できることで、限られたスペースでも影の映り込みや、プロジェクターへのクラブ接触リスクを気にすることなくゴルフプレイに没入できるという。

いずれも10W×1の内蔵スピーカーを搭載し、AH500STは3.5mmステレオミニ×1を装備する。入力端子はAK700STがHDMI(2.0b/HDCP2.2/eARC対応)×2、USB Type-A×2、USB Type-C×1,、RS232(9ピン)×1、AH500STがHDMI(2.0a/HDCP2.2)×2、LAN(RJ45)×1、USB Type-A×1、USB Mini-B×1、RS232(9ピン)×1を備える。
外形寸法/質量はAH700STが303.5W×112.4H×234.5Dmm/約3.4kg、AK500STが320.0W×130.6H×255Dmm/約5.1kg。