ガジェットMSとアップルが正面から激突かも
マイクロソフト、Surfaceイベントを10月13日深夜に開催。「Surface Pro 9」はインテル版とArm版がある?
米Microsoft(以下「MS」)が東部標準時で10月12日の午前10時、つまり日本時間では10月13日の午前0時に「Microsoft Fall 2022 Event」を開催することを発表した。このイベントでは「デバイスについて語る」予定とされており、実質的にSurface製品発表イベントになると予想される。
MSの招待状には水彩画のような壁紙と、Surfaceペンで書かれたと思しき「Save the date」の文字が確認できる。それ以外の情報はほとんど得られないが、ここ数ヶ月ほどは次期Surface製品の噂が次々と届けられており、イベントの予告にも「ようやく」という印象があるほどだ。
今回のイベントも、会場に人を入れないオンライン形式のみとなるようだ。その一部始終は、MSのYouTube公式チャンネルで配信されるはずだ。
では、今回はどのような新製品が登場するのか? 米Tom’s Guideが、これまでの噂話を総括している。
■Surface Pro 9
現行のSurface Pro 8が昨年9月に発売されてから1年経ったが、MS公式に後継モデルのアナウンスはない。が、すでにSurface Pro 9と見られるデバイスが、FCC(米国連邦通信委員会)ガイドラインに準拠して認定されていることが明らかとなっている。
おそらくSurface Pro 9はWindows 11を搭載し、前モデルと同じ13インチ(2,880×1,920)ディスプレイを搭載。しかし第12世代のCoreプロセッサー、おそらく薄型ノートPC向けのPシリーズを採用し、第11世代の前モデルより大幅に性能が向上すると予想されている。
またMS関連の情報に詳しいWindows Centralは、Surface Pro 9ではインテル版のほかArm版も用意されると述べていた。すなわちSurface Pro Xシリーズは廃止され、Surface Pro 9に統合されるというわけだ。
このArm版Surface Pro 9には「Microsoft SQ3」と呼ばれる「Snapdragon 8cx Gen3」のカスタム版を搭載する予定だという。Snapdragon 8cx Gen3につき、クアルコムは前世代(Snapdragon 8cx Gen 2)よりCPUのマルチスレッド性能は85%、シングルスレッドは40%、GPUの性能は60%向上したと述べていた。
■Surface Laptop 5
現行のSurface Laptop 4が発売されたのは、2021年4月のこと。最近になって「Surface Laptop 5が準備中らしい」との噂は上るようになってきたが、詳細は不明である。
■Surface Laptop Studio 2
現行のSurface Laptop Studioは、Surface Pro 8と同時に2021年9月に発売された。が、Tom’s Guideは「MSは新たな(カテゴリの)Surfaceハードウェアの更新には2年以上掛かることが常だ」として、年内には登場しない可能性が十分にあると指摘している。実際、これまでのところ噂話はないようだ。
以上をまとめると、「Surface Pro 9がインテル版とArm版の2モデル、Surface Laptop 5もプロセッサーを更新」といったところだろう。
ほか気になるのが、アップルも10月12〜13日頃に新型iPadやMacを発表するイベントを開催するとの説もあることだ。つまりアップルとMSが正面から激突し、両社のPCとタブレットが火花を散らす日となるかもしれない。
Source: Microsoft
via: Tom’s Guide
MSの招待状には水彩画のような壁紙と、Surfaceペンで書かれたと思しき「Save the date」の文字が確認できる。それ以外の情報はほとんど得られないが、ここ数ヶ月ほどは次期Surface製品の噂が次々と届けられており、イベントの予告にも「ようやく」という印象があるほどだ。
今回のイベントも、会場に人を入れないオンライン形式のみとなるようだ。その一部始終は、MSのYouTube公式チャンネルで配信されるはずだ。
では、今回はどのような新製品が登場するのか? 米Tom’s Guideが、これまでの噂話を総括している。
■Surface Pro 9
現行のSurface Pro 8が昨年9月に発売されてから1年経ったが、MS公式に後継モデルのアナウンスはない。が、すでにSurface Pro 9と見られるデバイスが、FCC(米国連邦通信委員会)ガイドラインに準拠して認定されていることが明らかとなっている。
おそらくSurface Pro 9はWindows 11を搭載し、前モデルと同じ13インチ(2,880×1,920)ディスプレイを搭載。しかし第12世代のCoreプロセッサー、おそらく薄型ノートPC向けのPシリーズを採用し、第11世代の前モデルより大幅に性能が向上すると予想されている。
またMS関連の情報に詳しいWindows Centralは、Surface Pro 9ではインテル版のほかArm版も用意されると述べていた。すなわちSurface Pro Xシリーズは廃止され、Surface Pro 9に統合されるというわけだ。
このArm版Surface Pro 9には「Microsoft SQ3」と呼ばれる「Snapdragon 8cx Gen3」のカスタム版を搭載する予定だという。Snapdragon 8cx Gen3につき、クアルコムは前世代(Snapdragon 8cx Gen 2)よりCPUのマルチスレッド性能は85%、シングルスレッドは40%、GPUの性能は60%向上したと述べていた。
■Surface Laptop 5
現行のSurface Laptop 4が発売されたのは、2021年4月のこと。最近になって「Surface Laptop 5が準備中らしい」との噂は上るようになってきたが、詳細は不明である。
■Surface Laptop Studio 2
現行のSurface Laptop Studioは、Surface Pro 8と同時に2021年9月に発売された。が、Tom’s Guideは「MSは新たな(カテゴリの)Surfaceハードウェアの更新には2年以上掛かることが常だ」として、年内には登場しない可能性が十分にあると指摘している。実際、これまでのところ噂話はないようだ。
以上をまとめると、「Surface Pro 9がインテル版とArm版の2モデル、Surface Laptop 5もプロセッサーを更新」といったところだろう。
ほか気になるのが、アップルも10月12〜13日頃に新型iPadやMacを発表するイベントを開催するとの説もあることだ。つまりアップルとMSが正面から激突し、両社のPCとタブレットが火花を散らす日となるかもしれない。
Source: Microsoft
via: Tom’s Guide