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民間初の月面着陸、日本発宇宙ベンチャーispaceが4月26日に実施へ
日本の宇宙ベンチャー企業ispaceは、現在、月に向けて航行中の「HAKUTO-R ミッション1(M1)」のランダー(着陸機)を、4月26日午前1時40分(日本時間)に着陸させる予定だと発表した。成功すれば、このミッションは民間企業初の月面着陸成功例となり、日本は米国・ソ連・中国に続いて、月軟着陸に成功した世界4番目の国になる。
リリース文によると、発表時点のHAKUTO-Rランダーは月の楕円周回軌道上にあり、搭載するカメラを使用した月面の撮影、画像の取得にも成功しているとのこと。そして、今後数度の軌道修正で月からの高度100kmの円軌道に入り、着陸体制に入る段取りだ。なお、何らかの都合で予定が変更になる場合は、バックアップ日程として4月26日、5月1日、5月3日が想定されている。
着陸の目標地点は、地上から見た月の右上にあるアトラス・クレーター。このクレーターは直径約87kmで、周囲の隆起が非常に高いのが特徴だ。また、隣には直径69kmのヘラクレス・クレーターがある。
ランダーには、アラブ首長国連邦のコンパクトな月面探査車「Rashid」が搭載されており、着陸が成功すれば、月面で探査活動を行う予定になっている。そのほか、ランダーにはispaceがGoogle Lunar X Prizeに挑んでいた当時のクラウドファンディング出資者名簿プレート、サカナクションによる楽曲「SORATO」を収録した光学ディスクなどが搭載されている。
ispaceファウンダーで代表取締役CEOの袴田 武史氏は次のようにコメントしている。
「月面着陸をする日を心待ちにしてくださっていた皆様、ここまで支援をしてくださった皆様に、ミッション1の月面着陸予定日をお伝えできることを嬉しく思います。ここまで成し遂げたことがすでに素晴らしい成果であり、すでにLesson Learnedは確実にミッション2、ミッション3に引き継がれつつあり、今後の技術成熟度は格段に向上することを期待しています。昨年12月に打ち上げてから長期間の運用を遂行しているエンジニアはじめ、これまでこのミッションに尽力した全てのメンバーに改めて心から感謝申し上げます。舞台は揃いました。民間企業が新たな月ミッションの時代を築く歴史的な日になるところを、自分の目にしっかり焼き付けたいと思います。」
ispaceは、東京・日本橋にある管制室から着陸の様子をライブ配信する予定であり、ほぼリアルタイムでその模様を視聴できるはずだ。また、ispaceはすでに、今回のミッション1に続くミッション2、ミッション3にも取り組んでおり、ミッション3ではNASAのアルテミス計画にも貢献することを目指している。
Source: ispace
リリース文によると、発表時点のHAKUTO-Rランダーは月の楕円周回軌道上にあり、搭載するカメラを使用した月面の撮影、画像の取得にも成功しているとのこと。そして、今後数度の軌道修正で月からの高度100kmの円軌道に入り、着陸体制に入る段取りだ。なお、何らかの都合で予定が変更になる場合は、バックアップ日程として4月26日、5月1日、5月3日が想定されている。
着陸の目標地点は、地上から見た月の右上にあるアトラス・クレーター。このクレーターは直径約87kmで、周囲の隆起が非常に高いのが特徴だ。また、隣には直径69kmのヘラクレス・クレーターがある。
ランダーには、アラブ首長国連邦のコンパクトな月面探査車「Rashid」が搭載されており、着陸が成功すれば、月面で探査活動を行う予定になっている。そのほか、ランダーにはispaceがGoogle Lunar X Prizeに挑んでいた当時のクラウドファンディング出資者名簿プレート、サカナクションによる楽曲「SORATO」を収録した光学ディスクなどが搭載されている。
ispaceファウンダーで代表取締役CEOの袴田 武史氏は次のようにコメントしている。
「月面着陸をする日を心待ちにしてくださっていた皆様、ここまで支援をしてくださった皆様に、ミッション1の月面着陸予定日をお伝えできることを嬉しく思います。ここまで成し遂げたことがすでに素晴らしい成果であり、すでにLesson Learnedは確実にミッション2、ミッション3に引き継がれつつあり、今後の技術成熟度は格段に向上することを期待しています。昨年12月に打ち上げてから長期間の運用を遂行しているエンジニアはじめ、これまでこのミッションに尽力した全てのメンバーに改めて心から感謝申し上げます。舞台は揃いました。民間企業が新たな月ミッションの時代を築く歴史的な日になるところを、自分の目にしっかり焼き付けたいと思います。」
ispaceは、東京・日本橋にある管制室から着陸の様子をライブ配信する予定であり、ほぼリアルタイムでその模様を視聴できるはずだ。また、ispaceはすでに、今回のミッション1に続くミッション2、ミッション3にも取り組んでおり、ミッション3ではNASAのアルテミス計画にも貢献することを目指している。
Source: ispace