ガジェットプライベートと仕事の切り分けがしやすく
iOS 17“隠し球”機能が明らかに。デュアルSIM対応iPhoneが番号別メッセージ管理や着信音に対応
アップルは先週、次期iOS 17のパブリックベータ版を配信開始した。Apple Beta Software Programに登録しているユーザーなら誰でも自己責任のもと、ダウンロードおよびインストールできる。
このパブリックベータ版では、今年秋の一般公開に先立ち、iOS 17の新機能をいち早く試すことができる。すでに主要なアップデートは公式プレビューで予告済みだが、デュアルSIM対応iPhoneのユーザー体験を向上させるなど、いくつかの“隠し球”が明らかになった。
まずデュアルSIM対応iPhoneでは、SIMごとにメッセージを振り分けられるようになった。つまりSIM1の番号宛に送られてきたメッセージは、SIM2での受信分と別々に保存されるということだ。プライベート用とビジネス用で番号(SIM)を使い分けることは珍しくないが、今後はそれぞれを管理しやすくなり、混同しにくくなるだろう。
さらにiOS 17では、SIM毎に別々の着信音が設定できる。iOS 16までは、音だけではSIM1での着信なのか、SIM2の着信なのかを区別できなかった。プライベートへの連絡は優先度を下げ、仕事用は優先度を高めたい(逆もあり得るが)ユーザーには待望の機能と言える。
最後に、不在着信で知らない番号に電話をかけ直す前に、どのSIMを使うか選べるようになる。これらのデュアルSIM関連機能は最新モデルに限らず、デュアルSIM対応の全iPhone(2018年発売のiPhone XS/XR以降)で利用できる可能性がある。
もう1つの新機能は、タテ長のページ全体のスクリーンショット(いわゆるスクロールスクリーンショット)を「写真」に保存するオプションが追加されることだ。これまでもページ全体のスクショは可能だったが、PDFファイルとして保存するしかなかった。
充電中のiPhoneをスマートディスプレイ化する「スタンバイモード」など、iOS 17の新機能はマイナーチェンジの印象が強かった。今回のデュアルSIM関連機能も一見地味ではあるが、1台のiPhoneで2つの番号を使い分けしやすくなり、ガラホやAndroidスマホ等の2台持ちをしていたユーザーの運用を劇的に変える可能性もあるだろう。
なおiOS 17の開発者向けベータ版(現在はバージョン3)も、以前は年間99ドルの開発者プログラム加入者のみ入手できたが、現在ではApple IDがあれば無料でインストールできる 。パブリックベータ版に先がけて新機能にアクセスできるが、その分、より不安定なバージョンであり、利用は自己責任であることは言うまでもない。
Source: TechCrunch
このパブリックベータ版では、今年秋の一般公開に先立ち、iOS 17の新機能をいち早く試すことができる。すでに主要なアップデートは公式プレビューで予告済みだが、デュアルSIM対応iPhoneのユーザー体験を向上させるなど、いくつかの“隠し球”が明らかになった。
まずデュアルSIM対応iPhoneでは、SIMごとにメッセージを振り分けられるようになった。つまりSIM1の番号宛に送られてきたメッセージは、SIM2での受信分と別々に保存されるということだ。プライベート用とビジネス用で番号(SIM)を使い分けることは珍しくないが、今後はそれぞれを管理しやすくなり、混同しにくくなるだろう。
さらにiOS 17では、SIM毎に別々の着信音が設定できる。iOS 16までは、音だけではSIM1での着信なのか、SIM2の着信なのかを区別できなかった。プライベートへの連絡は優先度を下げ、仕事用は優先度を高めたい(逆もあり得るが)ユーザーには待望の機能と言える。
最後に、不在着信で知らない番号に電話をかけ直す前に、どのSIMを使うか選べるようになる。これらのデュアルSIM関連機能は最新モデルに限らず、デュアルSIM対応の全iPhone(2018年発売のiPhone XS/XR以降)で利用できる可能性がある。
もう1つの新機能は、タテ長のページ全体のスクリーンショット(いわゆるスクロールスクリーンショット)を「写真」に保存するオプションが追加されることだ。これまでもページ全体のスクショは可能だったが、PDFファイルとして保存するしかなかった。
充電中のiPhoneをスマートディスプレイ化する「スタンバイモード」など、iOS 17の新機能はマイナーチェンジの印象が強かった。今回のデュアルSIM関連機能も一見地味ではあるが、1台のiPhoneで2つの番号を使い分けしやすくなり、ガラホやAndroidスマホ等の2台持ちをしていたユーザーの運用を劇的に変える可能性もあるだろう。
なおiOS 17の開発者向けベータ版(現在はバージョン3)も、以前は年間99ドルの開発者プログラム加入者のみ入手できたが、現在ではApple IDがあれば無料でインストールできる 。パブリックベータ版に先がけて新機能にアクセスできるが、その分、より不安定なバージョンであり、利用は自己責任であることは言うまでもない。
Source: TechCrunch