ガジェット生成AIの処理時間を約80%短縮
HP、“AI PC”第二弾「Envyシリーズ」3モデル発表。法人向けも11モデル展開
日本HPは、AIテクノロジー内蔵の個人向けノートPC「Envyシリーズ」新モデルを発表。3月27日から順次販売を開始する。ラインナップおよび税込価格は以下の通り。
・「HP Envy x360 14(インテル)」198,000円から/3月27日発売
・「HP Envy x360 14(AMD)」176,000円から/3月27日発売
・「HP Envy x360 16」209,000円から/4月中旬以降発売
プロセッサーにAI推論特化の「NPU(Neural Processing Unit)」を内蔵した、同社が “AI PC” と呼ぶノートPCの第二弾。今年1月に発表した「Spectre x360 14/16」および「OMEN Transcend 14」に続き、Envyシリーズでも展開が行われる格好だ。
AI PCとなった新Envyシリーズは、上記の通り3タイプがラインナップ。「インテル Core Ultra プロセッサー」採用の14インチモデルと16インチモデル、「AMD Ryzen 8000シリーズ」採用の14インチモデルが用意される。ディスプレイはいずれもアスペクト比16:10となり、通常はIPSタッチディスプレイだが、OLED(有機EL)の構成も用意する。
NPUを搭載することで、たとえば音楽編集ソフト「Audacity」でAIによるテキスト楽曲生成を行った場合、約80%の時間短縮が行えると説明。同じ条件の比較において、2分39秒(従来)と33秒(AI PC)の差になったとしている。
また同社独自のAI機能として、ユーザーのPC利用パタンを機械学習し、CPU温度の最適化/ファンのノイズ調整/エネルギーの節約を行う「HP Smart Sense」を搭載。WindowsのAIアシスタントが利用できる「Copilotキー」もキーボードに備える。
ウェブカメラは500万画素となり、AIによるノイズリダクションに対応。NPUを活用した「Windows Studio効果」によって、背景ぼかしやオートフレームなども利用できる。またインテルプロセッサーを搭載する構成のみとなるが、スマートフォンと連携できる「インテル Unison」にも対応する。
スピーカーについては、同社Polyブランドの「Poly Studio」サウンドシステムを採用。ディスプレイにOLEDを採用する構成は、IMAX Enhanced認定を取得し、DCI P-3色域も100%カバーする。ほか、別売オプションとなるがスタイラスペンにも対応(16インチのみ付属)する。
■法人向けモデルでも “AI PC” を拡充
HPは個人向けだけでなく、法人向けノートPCやモバイルワークステーションについても “AI PC” を展開すると表明。その第一弾として11製品を一挙発表した。ラインナップおよび税込価格、発売日は以下の通り。
【法人向けノートPC】
・「HP EliteBook 1040 G11」362,780円から/6月下旬発売
・「HP EliteBook 830 G11」272,780円から/3月27日発売
・「HP Elite x360 830 G11」329,780円から/5月下旬発売
・「HP EliteBook 840 G11」274,780円から/3月27日発売
・「HP EliteBook 860 G11」285,780円から/3月27日発売
・「HP EliteBook 635 Aero G11」274,780円から/4月26日発売
【モバイルワークステーション】
・「HP ZBook Power 16 inch G11」404,800円から/6月上旬発売
・「HP ZBook Studio 16 inch G11」597,300円から/8月上旬発売
・「HP ZBook Firefly 14 inch G11」206,800円から/5月中旬発売
・「HP ZBook Firefly 16 inch G11」209,000円から/5月中旬発売
・「HP ZBook Fury 16 inch G11」597,300円から/6月上旬発売
いずれのモデルもEnvyシリーズ同様、プロセッサーに「インテル Core Ultra」もしくは「AMD Ryzen 8000シリーズ」を搭載。従来のCPUとGPUに加えてNPUを搭載することで、ビデオ通話中のぼかし機能をはじめとしたAIタスクを利用しても、他のタスクに影響せずパフォーマンスを発揮できるとしている。
具体的には、余剰リソースをAIタスクで使用することにより最大80%グラフィック向上、Adobe Premiere Pro Betaを使用したAIビデオ編集では最大132%の高速化、Windows Studio効果を使用したZoom通話の背景ぼかしでは、最大38%の電源使用料削減が行えるとのこと。さらにキーボードにはCopilotキーを搭載し、AIによる作業効率化が行えるとアピールする。
また、上記の法人向け全モデル(HP EliteBook 635 Aero G11を除く)で、「量子コンピュータのハックからファームウェアを保護する世界初のビジネスPC」と説明。耐量子暗号方式を実装した専用セキュリティマイクロプロセッサ「HP Endpoint Security Controller(ESC) Gen5」により、BIOSの書き換えやハードウェアの変更などを監視するとしている。
Source: HP
・「HP Envy x360 14(インテル)」198,000円から/3月27日発売
・「HP Envy x360 14(AMD)」176,000円から/3月27日発売
・「HP Envy x360 16」209,000円から/4月中旬以降発売
プロセッサーにAI推論特化の「NPU(Neural Processing Unit)」を内蔵した、同社が “AI PC” と呼ぶノートPCの第二弾。今年1月に発表した「Spectre x360 14/16」および「OMEN Transcend 14」に続き、Envyシリーズでも展開が行われる格好だ。
AI PCとなった新Envyシリーズは、上記の通り3タイプがラインナップ。「インテル Core Ultra プロセッサー」採用の14インチモデルと16インチモデル、「AMD Ryzen 8000シリーズ」採用の14インチモデルが用意される。ディスプレイはいずれもアスペクト比16:10となり、通常はIPSタッチディスプレイだが、OLED(有機EL)の構成も用意する。
NPUを搭載することで、たとえば音楽編集ソフト「Audacity」でAIによるテキスト楽曲生成を行った場合、約80%の時間短縮が行えると説明。同じ条件の比較において、2分39秒(従来)と33秒(AI PC)の差になったとしている。
また同社独自のAI機能として、ユーザーのPC利用パタンを機械学習し、CPU温度の最適化/ファンのノイズ調整/エネルギーの節約を行う「HP Smart Sense」を搭載。WindowsのAIアシスタントが利用できる「Copilotキー」もキーボードに備える。
ウェブカメラは500万画素となり、AIによるノイズリダクションに対応。NPUを活用した「Windows Studio効果」によって、背景ぼかしやオートフレームなども利用できる。またインテルプロセッサーを搭載する構成のみとなるが、スマートフォンと連携できる「インテル Unison」にも対応する。
スピーカーについては、同社Polyブランドの「Poly Studio」サウンドシステムを採用。ディスプレイにOLEDを採用する構成は、IMAX Enhanced認定を取得し、DCI P-3色域も100%カバーする。ほか、別売オプションとなるがスタイラスペンにも対応(16インチのみ付属)する。
■法人向けモデルでも “AI PC” を拡充
HPは個人向けだけでなく、法人向けノートPCやモバイルワークステーションについても “AI PC” を展開すると表明。その第一弾として11製品を一挙発表した。ラインナップおよび税込価格、発売日は以下の通り。
【法人向けノートPC】
・「HP EliteBook 1040 G11」362,780円から/6月下旬発売
・「HP EliteBook 830 G11」272,780円から/3月27日発売
・「HP Elite x360 830 G11」329,780円から/5月下旬発売
・「HP EliteBook 840 G11」274,780円から/3月27日発売
・「HP EliteBook 860 G11」285,780円から/3月27日発売
・「HP EliteBook 635 Aero G11」274,780円から/4月26日発売
【モバイルワークステーション】
・「HP ZBook Power 16 inch G11」404,800円から/6月上旬発売
・「HP ZBook Studio 16 inch G11」597,300円から/8月上旬発売
・「HP ZBook Firefly 14 inch G11」206,800円から/5月中旬発売
・「HP ZBook Firefly 16 inch G11」209,000円から/5月中旬発売
・「HP ZBook Fury 16 inch G11」597,300円から/6月上旬発売
いずれのモデルもEnvyシリーズ同様、プロセッサーに「インテル Core Ultra」もしくは「AMD Ryzen 8000シリーズ」を搭載。従来のCPUとGPUに加えてNPUを搭載することで、ビデオ通話中のぼかし機能をはじめとしたAIタスクを利用しても、他のタスクに影響せずパフォーマンスを発揮できるとしている。
具体的には、余剰リソースをAIタスクで使用することにより最大80%グラフィック向上、Adobe Premiere Pro Betaを使用したAIビデオ編集では最大132%の高速化、Windows Studio効果を使用したZoom通話の背景ぼかしでは、最大38%の電源使用料削減が行えるとのこと。さらにキーボードにはCopilotキーを搭載し、AIによる作業効率化が行えるとアピールする。
また、上記の法人向け全モデル(HP EliteBook 635 Aero G11を除く)で、「量子コンピュータのハックからファームウェアを保護する世界初のビジネスPC」と説明。耐量子暗号方式を実装した専用セキュリティマイクロプロセッサ「HP Endpoint Security Controller(ESC) Gen5」により、BIOSの書き換えやハードウェアの変更などを監視するとしている。
Source: HP