ガジェットRTX 4070搭載の「ROG NUC」も
ASUSからミニPC「NUC」登場。Intel Core Ultra搭載でAIに対応
ASUS JAPANは、小型PC「ASUS NUCシリーズ」4製品を発表した。本日より順次受注受付開始となり、ラインナップおよび参考価格は以下の通り。また、同社ゲーミングブランドのROG(Republic of Gamers)からも、「ROG NUC」を7月に発売する。
・「ASUS NUC 14 Pro」約4万円〜14万円
・「ASUS NUC 14 Pro+」約7万円〜16万円
・「ASUS NUC 13 Pro Kit」約4万円〜12万円
・「ASUS NUC 13 Rugged Kit」約3万円〜4万円
・「ROG NUC」35万5600円(税込・RTX 4070搭載)/27万6600円(税込・RTX 4060搭載)
「NUC(Next Unit of Computing)」は、2013年からインテルによって設計・製造されていたミニPC。2023年にASUSへ事業譲渡されており、この度新製品を含むラインナップが改めてお披露目された格好だ。
新たに登場するのは、ASUS NUC 14 Pro、ASUS NUC 14 Pro+、ASUS NUC 13 Rugged Kit、ROG NUCの4モデル。ASUS NUC 13 Pro Kitについては、従来インテルが発売していたモデルをASUSブランドで販売継続する格好となる。また新ラインナップのうち、ASUS NUC 14 ProとASUS NUC 14 Pro+はビジネス向け、ASUS NUC 13 Rugged Kitは産業向け、ROG NUCはゲーミング向けという位置づけ。
ビジネス向けの2モデルについては、プロセッサーに「Intel Core Ultra」を搭載することで、AI処理に対応するのが大きな特徴。これまでのCPUとGPUに加えて、低消費電力でAI処理が行えるNPUを搭載する。また、ワンボタンで蓋を外せる仕組みを採用し、工具不要でRAMやSSDの交換が行うことが可能に。インテルのvProテクノロジーによる高いセキュリティも特徴としている。
ASUS NUC 14 Proは、高さ37mmの「Slim」と高さ54mmの「Tall」の2サイズを用意。スペックは構成により異なるが、Slimは最大で「Intel Core Ultra 7 155H Processor」、Tallは最大で「Intel Core Ultra 7 165H Processor」をラインナップする。メモリはDDR5(5600対応)のSO-DIMM×2で、容量は8GB〜96GBに対応する。またストレージ用のスロットとして、M.2 2280 PCIe Gen4x4、M.2 2242 PCIe x4を搭載。これに加えてTallは、2.5インチ(SATA)のSSD/HDDスロットを備える。
ASUS NUC 14 Pro+は、プロセッサーにミニPC市場で初だという「Intel Core Ultra 9」プロセッサーを搭載する構成もラインナップ。筐体素材にはアルミニウムを採用することで、デザインと放熱性の高さにも配慮している。搭載できるメモリ仕様はASUS NUC 14 Proと同様。ストレージはM.2 2280 PCIe Gen4×4、およびM.2 2242 PCIe×4のスロットを搭載する。
産業向けのASUS NUC 13 Rugged Kitについては、24時間365日の連続稼働に対応。IP5相当の防塵性能を備えており、ファンレス設計を採用する。一部の構成では最大50度までの気温における動作が可能。プロセッサーは「Intel Atom」と「Intel Processor N50」の構成を用意しており、N50搭載モデルの筐体はスリムなものを採用する。メモリスロットはSO-DIMM×1で、DDR5 4800(8GB〜16GB)に対応する。
そしてゲーミング向けのROG NUCは、外部GPUとしてNVIDIA RTX 4070もしくはRTX 4060を採用。排熱に特化した設計となっており、2つの内蔵ファンで熱を排出する。RTX 4070採用モデルは、プロセッサーに「Intel Core Ultra 9 185H」を搭載し、メモリは16GB×2(DDR5)、ストレージは1TB。またRTX 4060搭載のモデルは、プロセッサーが「Intel Core Ultra 7 155H」、メモリは8GB×2(DDR5)、ストレージは512GBとなる。
製品の展開にあたり都内で行われた発表会では、ASUS JAPAN OPビジネスグループ 取締役のDavid Fu氏が登壇。ASUSがNUC事業を受け入れたのは「ASUSにとって自然な流れ」であったと説明した。その背景として、同社が2020年始めに設立したAIoTビジネスグループの存在があるという。
AIoTビジネスグループでは、ハードウェアとAIアプリケーションを組み合わせたソリューションの進化に重点を置いており、医療機器や工場の自動化、デジタルサイネージ、ATMなどの領域をカバーしているとのこと。NUCはコンシューマー向けではなく、医療、工場、リテールといったOTの分野でも進化してきた「特別な存在」であることから、NUCは「将来のビジョンと戦略目標に完全に一致している」とのことだ。
また、続いて登壇したASUS APAC Senior Business Development DirectorのWilliam Goh氏は、NUCに関する検索の数の1位はアメリカ、2位は日本だと言及。「NUCは日本の市場でとても有名で良く知られている」とアピールした。さらにNUCの特徴として、小型でパフォーマンスが高いことだけでなく、インテルの最新製品がNUCに採用されてきたことから、接続性の高さについても紹介。そして、インテルのNUCに関する部署全体がASUSに移動したため、その品質の高さも引き継いでいると説明した。
・「ASUS NUC 14 Pro」約4万円〜14万円
・「ASUS NUC 14 Pro+」約7万円〜16万円
・「ASUS NUC 13 Pro Kit」約4万円〜12万円
・「ASUS NUC 13 Rugged Kit」約3万円〜4万円
・「ROG NUC」35万5600円(税込・RTX 4070搭載)/27万6600円(税込・RTX 4060搭載)
「NUC(Next Unit of Computing)」は、2013年からインテルによって設計・製造されていたミニPC。2023年にASUSへ事業譲渡されており、この度新製品を含むラインナップが改めてお披露目された格好だ。
新たに登場するのは、ASUS NUC 14 Pro、ASUS NUC 14 Pro+、ASUS NUC 13 Rugged Kit、ROG NUCの4モデル。ASUS NUC 13 Pro Kitについては、従来インテルが発売していたモデルをASUSブランドで販売継続する格好となる。また新ラインナップのうち、ASUS NUC 14 ProとASUS NUC 14 Pro+はビジネス向け、ASUS NUC 13 Rugged Kitは産業向け、ROG NUCはゲーミング向けという位置づけ。
ビジネス向けの2モデルについては、プロセッサーに「Intel Core Ultra」を搭載することで、AI処理に対応するのが大きな特徴。これまでのCPUとGPUに加えて、低消費電力でAI処理が行えるNPUを搭載する。また、ワンボタンで蓋を外せる仕組みを採用し、工具不要でRAMやSSDの交換が行うことが可能に。インテルのvProテクノロジーによる高いセキュリティも特徴としている。
ASUS NUC 14 Proは、高さ37mmの「Slim」と高さ54mmの「Tall」の2サイズを用意。スペックは構成により異なるが、Slimは最大で「Intel Core Ultra 7 155H Processor」、Tallは最大で「Intel Core Ultra 7 165H Processor」をラインナップする。メモリはDDR5(5600対応)のSO-DIMM×2で、容量は8GB〜96GBに対応する。またストレージ用のスロットとして、M.2 2280 PCIe Gen4x4、M.2 2242 PCIe x4を搭載。これに加えてTallは、2.5インチ(SATA)のSSD/HDDスロットを備える。
ASUS NUC 14 Pro+は、プロセッサーにミニPC市場で初だという「Intel Core Ultra 9」プロセッサーを搭載する構成もラインナップ。筐体素材にはアルミニウムを採用することで、デザインと放熱性の高さにも配慮している。搭載できるメモリ仕様はASUS NUC 14 Proと同様。ストレージはM.2 2280 PCIe Gen4×4、およびM.2 2242 PCIe×4のスロットを搭載する。
産業向けのASUS NUC 13 Rugged Kitについては、24時間365日の連続稼働に対応。IP5相当の防塵性能を備えており、ファンレス設計を採用する。一部の構成では最大50度までの気温における動作が可能。プロセッサーは「Intel Atom」と「Intel Processor N50」の構成を用意しており、N50搭載モデルの筐体はスリムなものを採用する。メモリスロットはSO-DIMM×1で、DDR5 4800(8GB〜16GB)に対応する。
そしてゲーミング向けのROG NUCは、外部GPUとしてNVIDIA RTX 4070もしくはRTX 4060を採用。排熱に特化した設計となっており、2つの内蔵ファンで熱を排出する。RTX 4070採用モデルは、プロセッサーに「Intel Core Ultra 9 185H」を搭載し、メモリは16GB×2(DDR5)、ストレージは1TB。またRTX 4060搭載のモデルは、プロセッサーが「Intel Core Ultra 7 155H」、メモリは8GB×2(DDR5)、ストレージは512GBとなる。
製品の展開にあたり都内で行われた発表会では、ASUS JAPAN OPビジネスグループ 取締役のDavid Fu氏が登壇。ASUSがNUC事業を受け入れたのは「ASUSにとって自然な流れ」であったと説明した。その背景として、同社が2020年始めに設立したAIoTビジネスグループの存在があるという。
AIoTビジネスグループでは、ハードウェアとAIアプリケーションを組み合わせたソリューションの進化に重点を置いており、医療機器や工場の自動化、デジタルサイネージ、ATMなどの領域をカバーしているとのこと。NUCはコンシューマー向けではなく、医療、工場、リテールといったOTの分野でも進化してきた「特別な存在」であることから、NUCは「将来のビジョンと戦略目標に完全に一致している」とのことだ。
また、続いて登壇したASUS APAC Senior Business Development DirectorのWilliam Goh氏は、NUCに関する検索の数の1位はアメリカ、2位は日本だと言及。「NUCは日本の市場でとても有名で良く知られている」とアピールした。さらにNUCの特徴として、小型でパフォーマンスが高いことだけでなく、インテルの最新製品がNUCに採用されてきたことから、接続性の高さについても紹介。そして、インテルのNUCに関する部署全体がASUSに移動したため、その品質の高さも引き継いでいると説明した。