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ガジェットあらゆるアプリを外側で起動可能

モトローラ、折りたたみスマホ「razr 50」。大型アウトディスプレイは “あらゆるアプリに対応”

Gadget Gate
公開日 2024/09/17 12:59 編集部:平山洸太
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モトローラ・モビリティ・ジャパンは、Androidスマートフォン「motorola razr 50」を9月27日に発売する。価格は135,800円(税込)。カラーはコアラグレイ、サンドクリーム、スプリッツオレンジの3色。

「motorola razr 50」

外側に約3.6型のアウトディスプレイを搭載した、折りたたみスマートフォン。「そろそろ “フツー” に飽きてきた?」をキャッチコピーとして、値段の高さや耐久性に不安があったユーザーにも手に取ってほしいとしている。また「普通ではない新しいスマートフォン」として、自分の判断基準で選ぶZ世代を含めた若年層もターゲットにしているとのこと。

大きな進化点として、アウトディスプレイであらゆるアプリを使用できるようになった。Amazon Prime Videoのアプリで動画再生した際には、HDR10も利用可能だとする。定額制音楽サービスのSpotifyもプリインストールしており、アウトディスプレイで音楽再生も可能。PayPayなどの決済にも役立つとアピールしている。また、アウトディスプレイで操作していたアプリは、画面を開くとメインディスプレイでシームレスに展開される。

約3.6型のアウトディスプレイを搭載

ディスプレイのスペックについて、内側のメインディスプレイは約6.9型のpOLEDで、リフレッシュレートは120Hz、解像度はFHD+(2,640×1,080)。HDR10+をサポートする。また、外側のアウトディスプレイは約3.6型のpOLEDで、リフレッシュレートは90Hz、解像度は1,056×1,066。どちらもDCI-P3の色域をカバーしている。

開く角度と置き方により、スタンドモード、テントモード、ラップトップモードの3つのモードを定義。ハンズフリーでビデオチャットやコンテンツ視聴も行えるとする。スタンバイ時にそれぞれ表示内容を切り替えることができ、テントモードでは時刻表示、スタンドモードではランダムの壁紙表示、といった設定も可能。

第4世代のヒンジを採用することで、これまでよりもスムーズな開閉が行えるようになったとのこと。より隙間がなく折り目が少なくなり、耐久性も向上。長期間使用しても折り目が大きくなる心配も少ないという。シリーズで初めて、IPX8の防水性能にも対応する。

第4世代のヒンジを採用

カメラについては、約5,000万画素(F1.7/OIS対応)のメイン、約1,300万画素(F2.2/120度)の超広角+マクロを搭載する。インカメラは約3,200万画素(F2.4)。AIを用いた動画機能として、動画を常に水平に保つ「水平ロック」(超広角カメラのみ)、被写体を中央に配置する適応型手ぶれ補正(Adaptive Stabilization)を搭載する。

カメラは2眼構成

同社はアウトディスプレイを使用することで、高画質なアウトカメラを使って自撮りができると説明。またカメラアプリ起動時、本体を横向きして90度画面を開くとハンディモードが起動し、自動で動画が撮影開始される。タッチパッドも表示され、ズームや撮影開始/停止といった操作も可能。ほかカメラ機能では、タイムラプス、スーパースローモーション、デュアル動画撮影といった機能を備える。

横に持って動画撮影できるハンディモード

搭載OSはAndroid 14。Googleとのパートナーシップにより、AIチャットボットのGeminiアプリをプリインストールする。加えて独自の「moto ai」の機能として、撮影したテクスチャから壁紙を作成する「Style Sync」、画像生成できる「Magic Canvas」(アップデートで後日搭載予定)などに対応する。

バッテリー容量は4,200mAhで、一日使えるとアピール。30WのTurboPowerチャージ、15Wのワイヤレス充電(Qi対応)をサポートする。プロセッサーにはMediaTekの「Dimensity 7300X}(2.5GHz×4+2.0GHz×4)を採用。メインメモリは12GB、ストレージは512GBとなる。外形寸法は約73.99W×88.08H×15.85Dmm、質量は約188g。

なお、ソフトバンクからは手に取り出しやすいというバリエーション「motorola razr 50s」が9月27日に登場予定。基本的な仕様はmotorola razr 40と同様だが、メインメモリが8GB、ストレージが256GBとスペックダウンが図られている。

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