竹中直人監督待望の最新作「山形スクリーム」があす8月1日から公開

analog誌の創刊当時から誌面に何度も登場してくれている“音楽を愛する人”竹中直人さんの監督作品「山形スクリーム」が、明日8月1日より公開される。これは、監督作としては、実に4年ぶりで6作目となる待望の新作映画である。

竹中さんの今までの監督作は、どちらかというと抒情的な作品が多かったが、今回の「山形スクリーム」は、熱い魂を爆発させたホラーコメディームービーである。

キャストも16歳にして強烈な存在感を放っている女優、成海璃子をヒロインに、EXILEのパフォーマーとしてだけでなく、すでに俳優としての才能も認められているAKIRAや、「山のあなた 徳市の恋」で鮮烈なスクリーンデビューを果たしたマイコ、そのユニークな言動と演技力が光る沢村一樹などなど、豪華キャストが集結。それぞれ個性的なキャラクターとなってスクリーンを所狭しと動き回る。

――都立高校に通う美香代（成海璃子）は、所属する歴史研究会の合宿で山形県の御釈ヶ部村に行くことに。そこでは村おこしの一環として「祠（ほこら）倒し」というイベントが行われており、テーマパーク建設を企む村長たちによって、落ち武者の霊が祀られた祠が掘り起こされてしまう。その晩、800年の眠りから蘇った落ち武者たちが村人たちを襲いはじめ――
といった、落武者伝説の残る山形を舞台にした奇想天外なストーリー。

さて、竹中直人監督から、特別にメッセージをいただいた。

『山形スクリームはぼくの沢山の思いが詰まった映画です。ホラーコメディー映画はいつか撮ってみたいと思っていた世界でした。女子高生が800年の眠りから覚めた落ち武者ゾンビと壮絶な戦いを繰り広げるホラーコメディーを作る！そう思って作り上げたこの映画！ぼくの理想通りの豪華キャスティングが出来ました！　キャストひとりひとりが自分の演じるキャラクターを愛してくれて見事スクリーンに反射しています！！ この夏、怖くて笑えて最後には元気になる映画《山形スクリーム》。ぜひ劇場で観て下さい！お待ちしております！』

このように、竹中さんの久しぶりの監督作は、ホラー映画へのオマージュを込めながら監督としてのセンスを見事に発揮し、夏の暑さを吹き飛ばす快作に仕上がっている。もちろん要所要所に、竹中さんらしいこだわりが入れられており、それを発見するだけでもつい嬉しくなってしまう。そんな楽しみ方もできる作品といえるだろう。このエネルギーや映像へのこだわりを体感するには、やはり大きなスクリーンで観ることをお薦めしたい。ぜひ、この夏は「山形スクリーム」を観に劇場に足を運んでほしい。

なお、公式ホームページもこだわりが満載！　こちらもアクセスしてほしい。

●「山形スクリーム」
監督：竹中直人　　
出演：成海璃子、AKIRA、マイコ、竹中直人 / 沢村一樹ほか
配給・宣伝：ギャガ・コミュニケーションズ
（C）2009　映画「山形スクリーム」製作委員会　　　　
2009年8月1日　全国ロードショー