ヒース・レジャーの遺作
ファンタジー大作「Dr.パルナサスの鏡」が23日劇場公開 − テリー・ギリアム監督が舞台挨拶に登場
1月23日より公開となるテリー・ギリアム監督最新作にしてヒース・レジャーの遺作となる「Dr.パルナサスの鏡」の舞台挨拶およびジャパンプレミアが14日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催された。来日したテリー・ギリアム監督とヒロイン役のリリー・コールさん、さらに爆笑問題の2人や西川史子さんなどのゲストも登場し、会場を盛り上げた。
「Dr.パルナサスの鏡」は、「未来世紀ブラジル」「ブラザーズ・グリム」等で知られる奇才テリー・ギリアム監督による壮大なファンタジー作品。舞台はロンドン。パルナサス博士(クリストファー・プラマー)が率いる旅芸人の一座は、魔法の鏡で人々に幻想の世界を体験させる「イマジナリウム」を出し物としていた。あるとき博士の娘ヴァレンティナ(リリー・コール)が記憶喪失の青年トニー(ヒース・レジャー)を助けたことから、一座の運命は思いがけない方向へと転がり始める・・・。
撮影途中でメインキャストのヒース・レジャーが死去し、一時は作品の完成が危ぶまれたが、彼と親交が深かったジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が代役をつとめて完成までこぎ着けたことでも話題となった本作。
テリー・ギリアム監督は「ヒースは自分にとって良き友人であり家族の一員だった。そして俳優としても、1本1本作品を撮る度に腕をあげていく才能にあふれた人物だった」と彼の死を惜しみながら、「しかし我々には『Dr.パルナサスの鏡』という彼を誉めたたえる最後の作品がある。本作を作り上げることができたので、作品を観ながら観客のみなさんにも彼への想いを馳せてもらいたい」とコメント。
また急遽代役を務めたジョニー・デップら3人の俳優について「ヒースのためにもこの作品は完成させなければならないと思い、ヒースを個人的によく知っていた人たちに連絡し、3人が出演してくれることになった。元々鏡が登場する内容だったので、鏡を通り抜けると体型が変わるという設定に変更した。作品を救ってくれたこの3人のヒーローは本当に傑出しており、すばらしい演技をみせてくれた」と賞賛。この3人は本作の出演料をヒースの娘マルチダに贈ったというエピソードも紹介した。
スーパーモデルとして活躍する21歳のリリー・コールさんは、「この映画に出演したことは私のこれまでの人生の中で最もamazingな経験だった。撮影が始まった当初は恐れおののいておりプレッシャーも感じていたが、映画が完成した頃には、風変わりで印象的な旅となった」と語る。
テリー・ギリアムファンとして知られる爆笑問題の太田さんは「テリー・ギリアムの頭の中の夢を管でつなげて一緒に見てみたいと昔から思っていたが、正にそれが実現したような作品」と『Dr.パルナサスの鏡』を説明。また相方の田中さんは「最初のカットからギリアム監督の夢の世界に引き込まれて、戻ってきたときに非常に感動する作品だと思う」と作品を観た感想を述べていた。
また、学生時代から映画監督に憧れており先日監督デビューすることが明らかになった太田さん。自身の作品の構想について聞かれると「今タイガーウッズと海老蔵とロンブーの淳に出演交渉中」「撮ってYouTubeにあげる」と終始ボケていたが、近年芸人の監督作品が話題になっていることについては「焦りのような、追い込まれるような気持ちはある」とコメント。またテリー・ギリアム監督については「今はCGの技術は揃っているけれど、最終的にその技術をどう使いこなすかというのは最終的には人間の想像力。ここまでの完成度の作品を作り上げることができる監督は世界でもなかなかいないと思う。もちろん自分はここまでのことができるとは思っていないが、目指したいと思える監督」とまじめに回答していた。
本日劇場エントランスにはレッドカーペットが敷かれ、タレントの西川史子さん、モデルの渡香奈さん、えれなさんらゲスト陣がドレス姿で登場。ジャパンプレミアに華を添えていた。
■「Dr.パルナサスの鏡」
製作年 2009/製作国 イギリス・カナダ/日本公開 2010年1月23日/上映時間 124分/劇場 TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー
http://www.parnassus.jp/index.html
「Dr.パルナサスの鏡」は、「未来世紀ブラジル」「ブラザーズ・グリム」等で知られる奇才テリー・ギリアム監督による壮大なファンタジー作品。舞台はロンドン。パルナサス博士(クリストファー・プラマー)が率いる旅芸人の一座は、魔法の鏡で人々に幻想の世界を体験させる「イマジナリウム」を出し物としていた。あるとき博士の娘ヴァレンティナ(リリー・コール)が記憶喪失の青年トニー(ヒース・レジャー)を助けたことから、一座の運命は思いがけない方向へと転がり始める・・・。
撮影途中でメインキャストのヒース・レジャーが死去し、一時は作品の完成が危ぶまれたが、彼と親交が深かったジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が代役をつとめて完成までこぎ着けたことでも話題となった本作。
テリー・ギリアム監督は「ヒースは自分にとって良き友人であり家族の一員だった。そして俳優としても、1本1本作品を撮る度に腕をあげていく才能にあふれた人物だった」と彼の死を惜しみながら、「しかし我々には『Dr.パルナサスの鏡』という彼を誉めたたえる最後の作品がある。本作を作り上げることができたので、作品を観ながら観客のみなさんにも彼への想いを馳せてもらいたい」とコメント。
また急遽代役を務めたジョニー・デップら3人の俳優について「ヒースのためにもこの作品は完成させなければならないと思い、ヒースを個人的によく知っていた人たちに連絡し、3人が出演してくれることになった。元々鏡が登場する内容だったので、鏡を通り抜けると体型が変わるという設定に変更した。作品を救ってくれたこの3人のヒーローは本当に傑出しており、すばらしい演技をみせてくれた」と賞賛。この3人は本作の出演料をヒースの娘マルチダに贈ったというエピソードも紹介した。
スーパーモデルとして活躍する21歳のリリー・コールさんは、「この映画に出演したことは私のこれまでの人生の中で最もamazingな経験だった。撮影が始まった当初は恐れおののいておりプレッシャーも感じていたが、映画が完成した頃には、風変わりで印象的な旅となった」と語る。
テリー・ギリアムファンとして知られる爆笑問題の太田さんは「テリー・ギリアムの頭の中の夢を管でつなげて一緒に見てみたいと昔から思っていたが、正にそれが実現したような作品」と『Dr.パルナサスの鏡』を説明。また相方の田中さんは「最初のカットからギリアム監督の夢の世界に引き込まれて、戻ってきたときに非常に感動する作品だと思う」と作品を観た感想を述べていた。
また、学生時代から映画監督に憧れており先日監督デビューすることが明らかになった太田さん。自身の作品の構想について聞かれると「今タイガーウッズと海老蔵とロンブーの淳に出演交渉中」「撮ってYouTubeにあげる」と終始ボケていたが、近年芸人の監督作品が話題になっていることについては「焦りのような、追い込まれるような気持ちはある」とコメント。またテリー・ギリアム監督については「今はCGの技術は揃っているけれど、最終的にその技術をどう使いこなすかというのは最終的には人間の想像力。ここまでの完成度の作品を作り上げることができる監督は世界でもなかなかいないと思う。もちろん自分はここまでのことができるとは思っていないが、目指したいと思える監督」とまじめに回答していた。
本日劇場エントランスにはレッドカーペットが敷かれ、タレントの西川史子さん、モデルの渡香奈さん、えれなさんらゲスト陣がドレス姿で登場。ジャパンプレミアに華を添えていた。
■「Dr.パルナサスの鏡」
製作年 2009/製作国 イギリス・カナダ/日本公開 2010年1月23日/上映時間 124分/劇場 TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー
http://www.parnassus.jp/index.html