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スペースコロニーが舞台

大友克洋の新作アニメ映画『ORBITAL ERA』制作決定。『AKIRA』新アニメや大友全集刊行も

公開日 2019/07/05 14:53 編集部:小澤貴信
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(株)サンライズは、大友克洋監督による新作SF長編アニメーション映画『ORBITAL ERA』(オービタルエラ)の制作決定を発表した。

「ORBITAL ERA」のキービジュアル(©KATSUHIRO OTOMO・MASH・ROOM/O.E PROJECT)

ロサンゼルスで開催中の「Anime Expo 2019」で現地時間4日に実施されたサンライズパネル内にて、監督の大友克洋氏、サンライズ 代表取締役社長の浅沼誠氏、同 プロデューサーの土屋康昌氏が登壇。本作について発表を行った。

「Anime Expo 2019」で会見を行った大友克洋氏(©KATSUHIRO OTOMO・MASH・ROOM/O.E PROJECT)

また、同イベントでは大友氏の代表作『AKIRA』の新アニメ化プロジェクトや、大友氏の現時点までの作品群を俯瞰し集大成として出版する大全集「OTOMO THE COMPLETE WORKS」プロジェクトも発表された。

新作映画『ORBITAL ERA』は、1988年公開『AKIRA』、2004年公開『スチームボーイ』に続く3作目となる長編アニメーション映画。大友克洋氏自身が原案・脚本・デザインワーク・監督を手掛ける。

物語は近未来、建設途上のスペースコロニーを舞台に特異な環境や社会の中、翻弄されながらも生きていく少年達の冒険活劇。少年の目を通して『人類未来のリアル』が描かれるとのこと。今回の発表に合わせて、大友克洋氏が描き下ろしたキービジュアルも公開された。

『AKIRA』新アニメ化プロジェクトについては、1982年から1990年にかけて週刊ヤングマガジンで連載され、1998年公開映画の原作になった『アキラ』を、新たにアニメ化するというもの。詳細については、決定次第アナウンスされる。

講談社による「OTOMO THE COMPLETE WORKS」プロジェクトは、大友克洋氏自身が自らの作品群を編集、構成し、大友克洋という作家の誕生から創作と思考の軌跡を読み取ることができる、まったく新しい集成を制作することがテーマのプロジェクトとのこと。1971年の漫画デビューから、すべての作品や発言を年代順に収録するという。より詳細な内容や刊行開始予定については、こちらも追って発表される。

イベントには大友克洋監督、浅沼誠氏、土屋康昌氏が登壇した(©KATSUHIRO OTOMO・MASH・ROOM/O.E PROJECT)

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