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惜しくも狙いの品を買えなかった方へ

今後買えるの?キヤノン監修の“レンズみたいな”江戸切子グラスの販売予定を聞いた

公開日 2020/08/25 11:55 編集部:小澤麻実
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昨日紹介した、キヤノンマーケティングがデザイン監修したカメラのレンズのようなデザインの江戸切子グラス。クラウドファンディングサイト「Makuake」にて早くも達成率100%を実現した。プロジェクト終了まで24日を残し、目標金額100万円に対して応援購入総額は203万8,410円(※8/25 11:21時点)というから、その注目と人気のほどがうかがえる。

カメラ好きにはたまらないデザインの「江戸切子レンズグラス」

この「江戸切子レンズグラス」は、伝統工芸士の山田のゆり氏(ミツワ硝子工芸)と、(株)アルヴォリが共同開発したもの。ラインナップは「十草」「槌目」「笹星」「魚子」の4種類だ。

なかでも人気を博したのがずばりレンズのようなデザインの「十草(とくさ)」と、シャッターを切る一瞬の出来事の儚さを表現した「槌目(つちめ)」。どちらも既に受付が終了している。

人気すぎて既に受付終了となってしまった「十草」(左)と「槌目」(右)

欲しいのに買えなかったという方も多いことだろう。しかし、「先行販売」と銘打たれているので、今後何らかのかたちで販売されるのではと思われるが、果たしてどうなのか……?(株)アルヴォリの代表取締役・萩島 貴氏に取材した。


今後販売前提だが、買えなくなるデザインもあるかも?

(株)アルヴォリは、「日本の伝統技術を活かした、ずっと使いたいと思ってもらえる商品を職人とともに作っている」会社。萩島氏はパナソニック出身で、NGO職員として働いたのち2017年に同社を設立した。

アルヴォリとキヤノンマーケティングジャパンとのコラボは今回が2つめ。アルヴォリ側が提案したいくつかの企画のなかから、“カメラレンズのデザインの江戸切子”が面白いのではということになり、商品化が実現したのだという。

第一弾コラボ「東京くみひもカメラストラップ」はキヤノンオンラインショップのみでの数量限定販売だった。キヤノンファンやカメラファンへはリーチしたものの、より多くの方へ届けたいということから、今回の「江戸切子レンズグラス」は「Makuake」での先行販売を決めた。

Makuakeでの先行販売は、話題づくりやテストマーケティングも兼ねているという。商品ラインナップを、いわゆる“カメラレンズっぽい”デザインだけにしなかったのは「(ウケを)狙いすぎな雰囲気が出てしまうのでは」という考えからだったというが、プロジェクトを開始してみると「黒が、思った以上に反響が大きかった」と話す。

「江戸切子レンズグラス」はMakuakeでのプロジェクト終了後も別途販売する前提で動いており、Makuakeでの反響を鑑みてラインナップを考えるとのこと。なのでMakuakeのプロジェクトが終わったら買えなくなるデザインもあるかも知れないという。

ちなみにモーションに入った絞りの瞬間を表現した「笹星」、絞り羽根をイメージした「魚子」はまだ販売中。こちらも美しいデザインだ

また、反響が大きかった黒モデルについては、今後カッティングを変えたり職人を増やしたりといったバリエーションの拡充も検討しているとのことだ。惜しくも目当ての商品を買えなかったという方も、今後の展開を楽しみに待とう。

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