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54年間の歴史に幕

「岩波ホール」が7月で閉館に。ミニシアターの草分け的存在

公開日 2022/01/11 12:58 ファイルウェブ編集部
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ミニシアター「岩波ホール」が、2022年7月29日で閉館となることが発表された。

岩波ホールは東京都千代田区神田神保町に1968年2月から多目的ホールとして開館。故 川喜多かしこ氏と、同ホール総支配人 故 高野悦子氏が名作映画上映運動「エキプ・ド・シネマ」を発足。インド映画『大樹のうた』を上映し、単館映画館の道を進み、これまで、65カ国・271作品の名作を上映してきた。

しかし、ミニシアターの元祖として営業を続けるなかで、この度「新型コロナの影響による急激な経営環境の変化を受け、劇場の運営が困難」と判断されたことから、閉館を決定したという。

「54年間の長きにわたり、ご愛顧、ご支援を賜りました映画ファンの皆様、関係者の皆様に心より御礼申し上げます」とコメントしている。

なお、「エキプ・ド・シネマの会」会員制度も2022月7月29日で終了となる。新規募集・継続の受付は本日をもって終了し、現在入会中の方は7月29日まで利用可能。その他エキプ会員制度については、詳細が決まり次第、改めてアナウンスされるとのこと。

また今後の上映スケジュールの詳細については、岩波ホールホームページにて案内するとしている。

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