売上は2022年から減少か
任天堂の新型ゲーム機、2024年に発売? 最新の出荷予測からアナリストが予想【Gadget Gate】
イギリスの市場調査会社Ampere Analysisのアナリストが、任天堂の新型ゲーム機は2024年に発売されるとの予想を披露している。
米ゲームメディアVideo Games Chronicle(VGC)が入手したメモによると、同社のHarding-Rolls氏は、任天堂が発表した最新の決算短信をもとに、今後の任天堂ハードウェアの見通しを語っているという。
これまで任天堂は、6年目を迎えたNintendo Switchがまだ「ライフサイクルの中盤」にあり、新型の有機ELモデルに力を得て、あと6年は現在のプラットフォームを続けることを示唆していた。しかしHarding-Rolls氏は、任天堂が次世代ゲーム機を発表するまで、Switchの売上が減っていくことは避けられないと見ている。
そうした前提のもと、同氏は「2024年に、任天堂の次世代デバイスが出る」との予想を述べている。その年末、つまりライフサイクルの終わりまでに累計1億5,800万台以上が販売され、PS2を抜いて「史上最も売れたゲーム機」になる可能性がまだ残っている、というのだ。
任天堂はSwitchの売上が「従来私たちが考えていたハードウェアのライフサイクルを超えて成長する基盤ができている」と述べていた。つまり前例が当てはまらない破格のゲーム機というわけだが、Harding-Rolls氏の見解は違う。「Switchの売上は、新型コロナ禍と『どうぶつの森』発売による2020年の予想外の強い伸びを除けば、伝統的な家庭用ゲーム機のライフサイクルの形に従っている」と述べている。
そして任天堂が強調した有機ELモデルの支えがあっても「Switchがサイクルの6年目にあたる2022年になると、売上はピークから減少すると予想されている。任天堂の最新の出荷予測はこれを反映するものだ」とのことだ。
すでに任天堂が次期ゲーム機の開発に取り組んでいることは、おそらく間違いないだろう。現在のSwitchはいずれも1080p出力しかサポートされていないが、4Kテレビが普及しつつある現状において、ゲーム機が対応しないままでいる理由もまた薄い。
実際、2021年に任天堂が強化型の「Switch Pro」を投入するとの噂も相次いだ。が、画面や改良型ドックの他は、仕様そのままの有機ELモデルが登場するにとどまっている。
半導体不足のなかでは、Switchは最新の高度なチップを使わないことが生産面でプラスに働いたとも思われるが、PS5やXbox Series X|Sの供給が潤沢になれば苦戦が予想される。そろそろ、なんらかの動きがあることを期待したいところだ。
Source: VGC
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。
米ゲームメディアVideo Games Chronicle(VGC)が入手したメモによると、同社のHarding-Rolls氏は、任天堂が発表した最新の決算短信をもとに、今後の任天堂ハードウェアの見通しを語っているという。
これまで任天堂は、6年目を迎えたNintendo Switchがまだ「ライフサイクルの中盤」にあり、新型の有機ELモデルに力を得て、あと6年は現在のプラットフォームを続けることを示唆していた。しかしHarding-Rolls氏は、任天堂が次世代ゲーム機を発表するまで、Switchの売上が減っていくことは避けられないと見ている。
そうした前提のもと、同氏は「2024年に、任天堂の次世代デバイスが出る」との予想を述べている。その年末、つまりライフサイクルの終わりまでに累計1億5,800万台以上が販売され、PS2を抜いて「史上最も売れたゲーム機」になる可能性がまだ残っている、というのだ。
任天堂はSwitchの売上が「従来私たちが考えていたハードウェアのライフサイクルを超えて成長する基盤ができている」と述べていた。つまり前例が当てはまらない破格のゲーム機というわけだが、Harding-Rolls氏の見解は違う。「Switchの売上は、新型コロナ禍と『どうぶつの森』発売による2020年の予想外の強い伸びを除けば、伝統的な家庭用ゲーム機のライフサイクルの形に従っている」と述べている。
そして任天堂が強調した有機ELモデルの支えがあっても「Switchがサイクルの6年目にあたる2022年になると、売上はピークから減少すると予想されている。任天堂の最新の出荷予測はこれを反映するものだ」とのことだ。
すでに任天堂が次期ゲーム機の開発に取り組んでいることは、おそらく間違いないだろう。現在のSwitchはいずれも1080p出力しかサポートされていないが、4Kテレビが普及しつつある現状において、ゲーム機が対応しないままでいる理由もまた薄い。
実際、2021年に任天堂が強化型の「Switch Pro」を投入するとの噂も相次いだ。が、画面や改良型ドックの他は、仕様そのままの有機ELモデルが登場するにとどまっている。
半導体不足のなかでは、Switchは最新の高度なチップを使わないことが生産面でプラスに働いたとも思われるが、PS5やXbox Series X|Sの供給が潤沢になれば苦戦が予想される。そろそろ、なんらかの動きがあることを期待したいところだ。
Source: VGC
※テック/ガジェット系メディア「Gadget Gate」を近日中にローンチ予定です。本稿は、そのプレバージョンの記事として掲載しています。