Adobe Stockオーディオの活用方法も紹介
Adobe、「Premiere Pro」「After Effects」の作業効率化を実現するアップデートを発表
Adobeは、Creative CloudのPremiere ProならびにAfter Effectのアップデートを発表した。本来は欧州の放送機器展「IBC」で発表する予定だったものだが、IBCが新型コロナウイルスの影響で中止となったため、メディア向けオンライン発表会にて発表された。なお、このアップデートは15日午後10時より提供開始される。
Creative Cloudプロダクトマーケティングマネージャーの田中玲子氏は、コロナ禍において仕事の製作フローが変わったことにより、直接会うことができないので動画で説明したい、などといった動画内製化の需要が大幅に伸びていることを指摘。CCのビデオ製品のアップデートとして、「ワークフローの合理化とスピード強化」を強調した。
Premiere Proでは、「クイック書き出し」機能(パブリックベータ版)が追加される。これはPremiere Proのヘッダーバーから、ワンクリックで書き出しできるというもの。これまでも同様の機能は存在したが、よく使われる基本設定をプリセットすることで、作業の効率化を図ることができる。
また、6月にベータ版で登場した「シーン編集検出」を正式搭載。完パケデータからシーンごとの検出をAdobe独自AI、Adobe Senseiの機能で自動で行ってくれるというもの。正式搭載にあたり、カットしたデータそれぞれのサブクリップも自動的に作成する機能も新たに追加された。
また、最新のHDR放送に対応した番組制作のため、Rec.2100/HLG/HDRに対応したダイナミックレンジの広いカラー表現も可能になる。
After Effectsでは3Dエクスペリエンスが刷新された。こちらもパブリックベータ版となるが、画像レイヤーの拡大縮小や回転などが直感的に操作できる3Dトランスフォームギズモを搭載。また、カメラナビゲート機能として、3Dビューを複数のカメラ位置から操作することもできるようになる。
続けて、Adobe Stockについて、改めて詳細な発表がなされた。Adobe Stock/Creative Cloudキャンペーンマーケティングマネージャーの久手堅幸恵氏は、「撮影が難しい状況を補うため、ストック素材の利用が増えており、今後もストック素材の活用が増えていくことが予想され、クリエイターのための質の高いストック素材の需要がますます高まっている」と説明する。
現在Adobe Stockには、画像やビデオ、音声なども含め2億点以上の素材があり、9万人以上のコントリビューターと呼ばれるコンテンツクリエイターが日々新しいストック素材を提供し続けている。
Adobe Stockオーディオは6月のアップデートで登場したものだが、現在3万6000点以上のロイヤリティフリーの音源が含まれている。この音源は、Epidemic Sound、Jamendoという楽曲パートナーから提供されたもので、さまざまなジャンルやテンポ、ボーカルのありなしなどから検索することができる。
Adobe Stockオーディオの特徴のひとつは電子透かしがないため、途中で雑音等に遮られることなくトラックをフルで確認することができる。また、プレビューでは低ビットレートだが、ライセンス購入することで44.1kHzまたは48kHzのWAVデータとして使用することができる。
Adobe Stockオーディオは、Premiere Proの画面上から直接楽曲を検索、再生、タイムラインとの同期ができるので、動画制作の効率性を高めることができる。
Creative Cloudプロダクトマーケティングマネージャーの田中玲子氏は、コロナ禍において仕事の製作フローが変わったことにより、直接会うことができないので動画で説明したい、などといった動画内製化の需要が大幅に伸びていることを指摘。CCのビデオ製品のアップデートとして、「ワークフローの合理化とスピード強化」を強調した。
Premiere Proでは、「クイック書き出し」機能(パブリックベータ版)が追加される。これはPremiere Proのヘッダーバーから、ワンクリックで書き出しできるというもの。これまでも同様の機能は存在したが、よく使われる基本設定をプリセットすることで、作業の効率化を図ることができる。
また、6月にベータ版で登場した「シーン編集検出」を正式搭載。完パケデータからシーンごとの検出をAdobe独自AI、Adobe Senseiの機能で自動で行ってくれるというもの。正式搭載にあたり、カットしたデータそれぞれのサブクリップも自動的に作成する機能も新たに追加された。
また、最新のHDR放送に対応した番組制作のため、Rec.2100/HLG/HDRに対応したダイナミックレンジの広いカラー表現も可能になる。
After Effectsでは3Dエクスペリエンスが刷新された。こちらもパブリックベータ版となるが、画像レイヤーの拡大縮小や回転などが直感的に操作できる3Dトランスフォームギズモを搭載。また、カメラナビゲート機能として、3Dビューを複数のカメラ位置から操作することもできるようになる。
続けて、Adobe Stockについて、改めて詳細な発表がなされた。Adobe Stock/Creative Cloudキャンペーンマーケティングマネージャーの久手堅幸恵氏は、「撮影が難しい状況を補うため、ストック素材の利用が増えており、今後もストック素材の活用が増えていくことが予想され、クリエイターのための質の高いストック素材の需要がますます高まっている」と説明する。
現在Adobe Stockには、画像やビデオ、音声なども含め2億点以上の素材があり、9万人以上のコントリビューターと呼ばれるコンテンツクリエイターが日々新しいストック素材を提供し続けている。
Adobe Stockオーディオは6月のアップデートで登場したものだが、現在3万6000点以上のロイヤリティフリーの音源が含まれている。この音源は、Epidemic Sound、Jamendoという楽曲パートナーから提供されたもので、さまざまなジャンルやテンポ、ボーカルのありなしなどから検索することができる。
Adobe Stockオーディオの特徴のひとつは電子透かしがないため、途中で雑音等に遮られることなくトラックをフルで確認することができる。また、プレビューでは低ビットレートだが、ライセンス購入することで44.1kHzまたは48kHzのWAVデータとして使用することができる。
Adobe Stockオーディオは、Premiere Proの画面上から直接楽曲を検索、再生、タイムラインとの同期ができるので、動画制作の効率性を高めることができる。