『ビジュアルグランプリ2001』 金賞/GOLD PRIZE SONY DVP-S9000ES
ビジュアルグランプリ2001金賞に輝いた、もう1機種は、DVDビデオプレーヤー『DVP-S9000ES』。新開発の「ファースト&ピュアシネマ検出回路」等により高精度なプログレッシブ変換を行い、映画などフィルム素材のDVDビデオソフトをフィルムライクで自然な高画質映像で再現できるモデル。 また、MPEG画像処理専用に開発した高性能LSI「MPEGイメージプロセッサー」は、従来の技術では除去しにくかったMPEG画像再生時特有の各種ノイズに対し、より高精度なノイズ検出・除去を実現した。動画部などに影響を与えないで背景ノイズ除去を行う"動き適応型FNR(Field Noise Reduction)"機能や高精度のブロックノイズ検出を行い、可能な限りノイズの境界を目立たなくする"BNR(Block Noise Reduction)"機能などを搭載している。 加えて、ビデオ用のD/Aコンバーターには、「12bit54MHzビデオD/Aコンバーター(525p輝度信号用)」を採用。プログレッシブ映像では、2倍のオーバーサンプリング(輝度信号2倍、色信号4倍)を行い、特に輝度信号用として12bit処理のLSIを搭載することで、徹底した高画質化を図った。 一方で本機はSACDへ対応し、音のクオリティも追及。同社が開発したSACDプレーヤー『SCD-1』で開発した高性能LSIなどの採用により、SACDの再生はもちろん、DVDビデオソフトの再生音声も当社従来のDVDプレーヤーを越える高音質を実現している。 高画質・高音質を追求するために、信号を読み取るメカニズムに新開発「プレシジョンドライブFXメカニズム」を採用。ベースユニット(光学ピックアップとディスク回転モーターで構成)を固定し、ディスクトレイを可動させるという新構造を採用し、外部振動だけでなく内部振動も極力抑え込んだ。高信頼のプレシジョンドライブ方式との組み合わせで、より高い信号読み取りシステムを構築した。 |