貝山知弘 Tomohiro Kaiyama
鎌倉原住民。早稲田大学卒業後、東宝に入社。東宝とプロデュース契約を結び、13本の劇映画をプロデュースした。代表作は『狙撃』(1968)、『赤頭巾ちゃん気をつけて』(1970)、『化石の森』(1973)、『雨のアムステルダム』(1975)、『はつ恋』(1975)。独立後、フジテレビ/学研製作の『南極物語』(1983)のチーフプロデューサー。この時の飛行距離は地球を6周半。音楽監督を依頼したヴァンゲリスとの親交が深く、同映画のサウンドトラック『Antarctica』は全世界的なヒットとなった。94年にはシドニーで開催したアジア映画祭の審査委員をつとめる。『ボーン・コレクター』のフィリップ・ノリス監督、『ハムナプトラ』の女優レイチェル・ワイズとの親交を深める。カナダとの合作映画『Hiroshima』でのアソシエート・プロデューサー。アンプの自作から始まったオーディオ歴は50年以上。映画製作の経験を活かしたビデオの論評は、家庭における映画鑑賞の独自の視点を確立した。自称・美文家。ナイーヴな語り口をモットーとしている。
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