【熊本県・M邸】徹底した収納と照明演出が生み出すモダンな吹き抜けシアター
くつろぎの空間を演出するやわらかな照明と
力強い映像が魅力
モダンな印象の中に、どこか落ち着きを感じる空間。そんな自宅をつくりたいと、アトリエスクエアに設計を依頼したという。Mさんご夫婦は、その時からホームシアターの構想があった。そこで紹介されたのが、ホームシアターと照明を連動させた空間演出に定評のある、エムワークスデザインの水原真一郎氏だった。
水原氏はご夫婦がもつ落ち着いた空間のイメージを大切にし、ホームシアター機器はラックやボックスを設けて、露出しないようにインストールした。特に秀逸なのがプロジェクターのインストール。エプソンの「EH-TW8000」を1階の天井上にボックスを設けて納めている。ボックスの前面は連子状に横に木を組み、真ん中のレンズの部分を丸くくり抜いた。こうしたつくりのため、水原氏によると、プロジェクターはエプソンの「EH-TW8000」以外には考えられなかったという。
「ボックスは前面しか開いていませんので、前面吸排気を採用したプロジェクターということでEH-TW8000を選びました。コンパクトなサイズで、奥行きが浅いのがよいですね」(水原氏)。
また、映像のクオリティ面でも満足しているという。
「Mさんのホームシアターはリビングに設えましたから、明るくて力強い映像のEH-TW8000は最適です。リビングは専用室とは違い、迷光対策は行いませんので、明るいプロジェクターを選ぶことが多いですね」(水原氏)。
なお、プロジェクターを納めたボックス自体は、将来の機種の入れ替えを考えて、「EH-TW8000」のサイズよりも大きめにつくっている。このあたりの感覚はインストーラーならでは、である。
さらに、くつろぎの時間をもっと豊かなものにするために、LDKと中庭に合計8ゾーンにおよぶ照明演出を施した。Mさん宅は照明のお手本となるテクニックが数多く盛り込まれている。LDKは複数のダウンライトで照らす「一室多灯」を採用。さらにリビングは5mを越える高い吹き抜けになっており、照明の光がまわらない。そこで、間接照明を天井に向けて照らすことで、柔らかい光がリビング全体を包み込むように工夫したのだ。
また、LDKと中庭の照明は、8つのゾーンに細かくわかれて調光できるので、ホームシアターだけでなく、ホームパーティや普段の食事など利用シーンにあわせて、照度をコントロールできる。操作も2種類ある壁スイッチを押すだけである。「水原さんのお店で体感したホームシアターは、映画館みたいで、映像に引き込まれる感動がありました。いま自宅にホームシアターができて、その時以上の感動があります。柔らかい光は豊かな気持ちにしてくれますね」と、奥様。
美しく鮮明な映像と音にくわえ、心地よさを生み出す柔らかい光のコントロールが、ご夫婦の暮らしに彩りを与えたのだ。
ホームシアターの広さ●15畳
画面サイズ●120inch
<AV機器>
●プロジェクター:エプソン EH-TW8000
●スクリーン:キクチ SE-120HDWA
●液晶テレビ:ソニー KDL-55HX850
●ブルーレイレコーダー:ソニー BDZ-AT970T
●AVアンプ:ヤマハ RX-A1010
●フロントスピーカー:KEF Ci130QR
●センタースピーカー:KEF Ci130QR
●リアスピーカー:KEF Ci130QR
●サブウーファー:ヤマハ YST-SW325
<ホームコントロールシステム>
●カスタマイズリモコン:マランツ RC9001+RX9001
●調光装置:LUTRON GRAFIL Eye 3000(6ゾーン+2ゾーン)
●調光用インターフェース:LUTRON GRX-CI-R232
設計/M-WorksDesign 水原真一郎 氏
住宅プロデュース:プロトハウス福岡
設計:アトリエスクエア1級建築士事務所
力強い映像が魅力
モダンな印象の中に、どこか落ち着きを感じる空間。そんな自宅をつくりたいと、アトリエスクエアに設計を依頼したという。Mさんご夫婦は、その時からホームシアターの構想があった。そこで紹介されたのが、ホームシアターと照明を連動させた空間演出に定評のある、エムワークスデザインの水原真一郎氏だった。
水原氏はご夫婦がもつ落ち着いた空間のイメージを大切にし、ホームシアター機器はラックやボックスを設けて、露出しないようにインストールした。特に秀逸なのがプロジェクターのインストール。エプソンの「EH-TW8000」を1階の天井上にボックスを設けて納めている。ボックスの前面は連子状に横に木を組み、真ん中のレンズの部分を丸くくり抜いた。こうしたつくりのため、水原氏によると、プロジェクターはエプソンの「EH-TW8000」以外には考えられなかったという。
「ボックスは前面しか開いていませんので、前面吸排気を採用したプロジェクターということでEH-TW8000を選びました。コンパクトなサイズで、奥行きが浅いのがよいですね」(水原氏)。
また、映像のクオリティ面でも満足しているという。
「Mさんのホームシアターはリビングに設えましたから、明るくて力強い映像のEH-TW8000は最適です。リビングは専用室とは違い、迷光対策は行いませんので、明るいプロジェクターを選ぶことが多いですね」(水原氏)。
なお、プロジェクターを納めたボックス自体は、将来の機種の入れ替えを考えて、「EH-TW8000」のサイズよりも大きめにつくっている。このあたりの感覚はインストーラーならでは、である。
さらに、くつろぎの時間をもっと豊かなものにするために、LDKと中庭に合計8ゾーンにおよぶ照明演出を施した。Mさん宅は照明のお手本となるテクニックが数多く盛り込まれている。LDKは複数のダウンライトで照らす「一室多灯」を採用。さらにリビングは5mを越える高い吹き抜けになっており、照明の光がまわらない。そこで、間接照明を天井に向けて照らすことで、柔らかい光がリビング全体を包み込むように工夫したのだ。
また、LDKと中庭の照明は、8つのゾーンに細かくわかれて調光できるので、ホームシアターだけでなく、ホームパーティや普段の食事など利用シーンにあわせて、照度をコントロールできる。操作も2種類ある壁スイッチを押すだけである。「水原さんのお店で体感したホームシアターは、映画館みたいで、映像に引き込まれる感動がありました。いま自宅にホームシアターができて、その時以上の感動があります。柔らかい光は豊かな気持ちにしてくれますね」と、奥様。
美しく鮮明な映像と音にくわえ、心地よさを生み出す柔らかい光のコントロールが、ご夫婦の暮らしに彩りを与えたのだ。
HOMETHEATER DATA |
ホームシアターの広さ●15畳
画面サイズ●120inch
EQUIPMENT LIST |
<AV機器>
●プロジェクター:エプソン EH-TW8000
●スクリーン:キクチ SE-120HDWA
●液晶テレビ:ソニー KDL-55HX850
●ブルーレイレコーダー:ソニー BDZ-AT970T
●AVアンプ:ヤマハ RX-A1010
●フロントスピーカー:KEF Ci130QR
●センタースピーカー:KEF Ci130QR
●リアスピーカー:KEF Ci130QR
●サブウーファー:ヤマハ YST-SW325
<ホームコントロールシステム>
●カスタマイズリモコン:マランツ RC9001+RX9001
●調光装置:LUTRON GRAFIL Eye 3000(6ゾーン+2ゾーン)
●調光用インターフェース:LUTRON GRX-CI-R232
INSTALL |
設計/M-WorksDesign 水原真一郎 氏
住宅プロデュース:プロトハウス福岡
設計:アトリエスクエア1級建築士事務所