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【完全ワイヤレスイヤホン大特集】重低音をノリよく楽しめるのは?
ユーザーから多く寄せられている10個の疑問、それぞれにお答えするかたちで、オススメアイテムまで最短距離でナビゲートする特集企画!完全ワイヤレス100機種以上を、様々なかたちでテストしてきた「プレミアムヘッドホンガイド」編集部ならではの視点でお届けします。
完全ワイヤレスイヤホンで一般的なダイナミック型ドライバーの口径は6mm前後。それよりも大きなサイズのドライバーを搭載しつつ、音響チャンバーなどに工夫を凝らし、重低音再生にこだわったアイテムを厳選しました。
低音をウリ文句にするアイテムは多数ありますが、本当に質の高い低音を得るためには、小さなイヤホン本体の内部に、大口径のドライバーユニットを入れて、かつ豊かな低域を生み出す容積を確保する手段が王道といえます。つまり、それだけイヤホン本体は、サイズが大きくなる運命にあります。
その前提に立ち、サイズ感よりも低音の迫力、そしてタフに使い倒せるバッテリーや防塵・防水性能などの機能性を優先して4製品を選びました。
■オーディオテクニカ 「ATH-CKS5TW LTD」(¥OPEN)
キレのある重低音で人気を集めるオーディオテクニカ「SOLID BASS」シリーズ。振動板に硬度の異なる素材(PEEK+TPU)を組み合わせた大口径10mmドライバーを搭載しています。イヤホン本体だけで15時間もの連続再生ができる長寿命設計も圧巻! こちらは、COMME des GARÇONSとの仕事でも知られるbaanaiによるアートワークがあしらわれた限定モデル。
■JVC「HA-XC90T」(¥OPEN)
大口径12mmドライバーに、独立音響チャンバー、渦巻き状のダクトを重ねて配置した「エクストリームトルネードダクト」などを掛け合わせることによって、未曾有のヘビー級サウンドを実現したJVC「XXシリーズ」のフラグシップ。ルックスも含めて、圧倒的な存在感!
■House of Marley「REDEMPTION ANC」(¥OPEN)
ブランド10周年を記念して登場した、ノイキャン搭載モデル。ディープかつパンチのある低音をコンセプトに設計された8.6mmドライバーを搭載。竹素材を大胆にあしらっているほか、廃棄物からリサイクルされたREGRINDシリコンを用いるなど、地球に優しいデザインも特長です。
■ソニー「WF-XB700」(¥OPEN)
大口径12mmドライバーを搭載。低域表現を重視したソニー「EXTRABASS」シリーズ。イヤホン単体で約9時間の連続再生も可能で、IPX4相当の生活防水に対応します。カラーはブラックとブルーの2色。左右同時伝送方式によって、安定した接続性も追求しています。
※この記事は2020年8月に刊行された「プレミアムヘッドホンガイド」の内容をもとに加筆・修正をおこなったものです