大手メーカーのフラグシップを狙え!
【完全ワイヤレス特集 PART.7】通勤に最適!ノイキャンモデルの推しは?
毎号300機種以上の取材を行っているヘッドホン専門誌のスタッフが、10個の切り口から推奨モデルを厳選。春夏シーズンを一緒に過ごす完全ワイヤレスイヤホンを見つけましょう。
パッシブでの遮音性も重要
音楽の世界に没入でき、静けさによって高音質に浸ることができるノイズキャンセリング(NC)機能搭載アイテム。製品選びのポイントはさまざまですが、イヤホンの外側と内側にマイクを配置して騒音を検知する、ハイブリッド方式のNC機能を搭載したモデルがお薦めです。ここでは技術力のあるブランドの高性能なアイテムを厳選しました。
近年では、周囲の音をリアルタイムで解析する機能(アダプティブNC)や、一人ひとり異なる耳の形状に合わせてパーソナライズする機能を採用したモデルも登場中。見落としがちですが、イヤホン自体の遮音性(パッシブNC)によっても消音効果は変わるので、店頭でぜひお確かめください。
■APPLE「AirPods Pro(第2世代)」¥39,800(税込)
完全ワイヤレスを普及させるとともに、ノイズキャンセリング機能をトレンド化させた立役者。最新の「Apple H2」チップだけが実現するApple製品とのマッチングのよさ、第1世代と比べて約2倍に向上したノイズキャンセリング性能、外音取り込みなど、いまもなお色褪せない傑作です。
■AUDIO-TECHNICA「ATH-TWX9」¥OPEN(直販サイト価格¥36,300/税込)
ハイブリッド方式のデジタルノイズキャンセリング(NC)を搭載。しかも一人ひとり形の異なる耳にパーソナライズする機能や、周囲の騒音レベルを検知して環境に適した消音効果を提供するオプティマイズ機能など、静寂空間を生み出す工夫も満載です。
■BOSE「QuietComfort Ultra Earbuds」¥39,600(税込)
ノイキャン先駆者による渾身作。独自の信号処理や高性能チップセット、進化したマイクにより圧倒的な消音効果を発揮。さらに、ヘッドトラッキングセンサーと、新開発のデジタル信号処理ソフトウェアによって空間オーディオ機能「Boseイマーシブオーディオ」にも対応しています。
■SONY「WF-1000XM5」¥OPEN(直販サイト価格¥41,800/税込)
ソニーの本気が詰まった完全ワイヤレス。ANC用のプロセッサーと総合プロセッサー「V2」を搭載することで、NCの精度をグレードアップ。独自の8.4mm径「ダイナミックドライバー X」を搭載し、従来機「1000XM4」に比べて約25%も小型化するなど、全方位にわたって進化しています。
■TECHNICS「EAH-AZ80」¥OPEN(直販サイト価格¥36,630/税込)
テクニクスのフラグシップ機です。独自の音響構造と、アルミニウム振動板ドライバーにより、澄み切ったサウンドを追求しています。NCも音質重視の設計で、アナログとデジタルを掛け合わせた独自のハイブリッドNC方式を採用。最大3台までのマルチポイント接続に対応するなど、全方位に隙なし!
※この記事は2024年春に刊行された「プレミアムヘッドホンガイド」VOL.31の内容をもとに加筆・修正をおこなったものです