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ドングル付属モデルか低遅延モードの搭載をチェック

【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.9】動画やゲームを楽しむなら?

公開日 2024/12/16 06:30 プレミアムヘッドホンガイド編集部
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オシャレで選ぶなら?小型・軽量なのは?そんな完全ワイヤレスイヤホンの “わからない” は、毎号300機種以上の取材を行っている「プレミアムヘッドホンガイド」におまかせ! 10個の切り口から推奨アイテムをナビゲート。本特集を参考に、この冬の相棒を見つけてください。

『0.1秒の遅延で違和感を感じます』


ゲームや動画視聴を快適に楽しみたいなら、音と映像のズレを低減できる「低遅延モード」搭載モデルをチェックしてみてください

動画は映像と音声の両方を楽しむものですが、Bluetoothを使うワイヤレス伝送では音声データが遅れてしまう現象があります。それは人が100ms(0.1秒)の遅延があると、同期が取れていないと違和感を感じるためで、標準コーデックのSBCでは220ms(0.22秒)も遅れが生じてしまいます。

イヤホン側でデータのバッファーをもたせるモデルもありますが、スペックからはわかりませんので、低遅延モードか低遅延コーデックを搭載したモデルを選びましょう。音ゲーなどシビアなゲームを楽しむ方は、低遅延を謳う専用のUSB Type-Cドングル付きを選んだ方が安心です。


「すべてがハイスペック」


AVIOT「TE-V1R」
■AVIOT「TE-V1R」¥15,950(税込)
ドライバー構成もノイズキャンセリングもハイブリッド方式を採用するコスパに優れたイヤホンです。アビオットらしくイヤホン単体で19時間というスタミナバッテリーを誇るなど、優秀なスペックを備えます。スマホアプリを使えばゲームや動画用の低遅延モードをONにすることができます。


「人気モデルを無線化」


FINAL「VR3000 Wireless」
■FINAL「VR3000 Wireless」¥15,800(税込)
バイノーラル制作されたゲームやVRなどの音源を、空間イメージや方向を感じられるように設計して好評を博している有線イヤホン「VR3000 for Gaming」。本機はその定評あるゲーミングイヤホンをワイヤレス化。USB Type-Cドングルを付属し、20ms以下という低遅延接続ができます。有線と遜色ない音も魅力です。


「セミカスタムのイヤピ!」


LOGICOOL G「G FITS」
■LOGICOOL G「G FITS」¥OPEN(直販サイト価格¥36,190/税込)
プログレードの独自低遅延技術「LIGHTSPEED」に対応する専用ドングルを付属。アプリを用いて耳型を取り、耳のカタチに合わせたイヤーチップをつくれる超個性派です。サウンドはUltimate Earsの開発陣が担当するなど、オーディオファンにも注目してほしいイヤホンです。


「ゲーム特化の機能と音」


SONY「INZONE Buds」
■SONY「INZONE Buds」¥OPEN(直販サイト価格¥29,700/税込)
ソニーの「WF-1000XM5」と同様の独自開発8.4mm「ダイナミックドライバーX」を搭載して繊細な音を再生。2つの個人最適化技術で空間表現も高めるなどゲームプレイ用に特化した機能が満載です。ドングル接続をすれば30ms未満の低遅延接続が可能。ノイズキャンセリングまで搭載します。


「使うスマホを選ばない」


SOUL「S-PLAY2」
■SOUL「S-PLAY2」¥OPEN(参考価格¥6,980前後/税込)
最小25msに抑えられる2.4GHz接続を行うドングルを付属。ドングルなしでも40msの低遅延モードを備えるなど、スマホを選ばず使える高コスパイヤホンです。サウンドはSOULらしく低音を力強くプッシュするもので、ゲームや動画の迫力を楽しむのに最適。価格も7000円以下とお求めやすいです。


※この記事は2024年8月に刊行された「プレミアムヘッドホンガイド」VOl.32の内容をもとに加筆・修正をおこなったものです

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