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パナソニック「SC-PMX100」オリジナルインシュレーター開発秘話 − 誕生!攻めのアクセサリー

鴻池 賢三 2015年10月21日
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検証は大阪/門真にある試聴室でおこなっている。ちなみに現在、オーディオ機器が開発されているのは、長年テクニクスブランドの製品も生み出してきた「16号棟」(写真左)。テクニクスの創始者の1人であり、現在も石井式リスニングルームの提唱者として知られる石井伸一郎氏が設計に携わった試聴室が隣の15号棟に今もなお3つ存在し、音づくりに活用されている。写真のとおり、別棟の研究所には無響室(写真右)も備えられており、スピーカーユニットから完成品まで、開発される製品はグレードを問わず測定による確認が実施される。西村氏によると、測定データで音質の全てを明らかにはできないが、長年データを蓄積することで職人的な感性も鍛えられるという。手作り試作、量産試作、量産品の各段階における性能確認にも欠かせない重要な施設を備えている点に、大手メーカーならではのアドバンテージを感じた

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