インシュレーターや電源グッズなど、独自理論による高性能オーディオアクセサリーを製造・販売するオーディオリプラス。今年の「オーディオ銘機賞2006」において、その卓越した技術と高音質が認められ、電源タップ「SAA-8SZ」がオーディオアクセサリー部門に輝いた。では、オーディオリプラスの電源アクセサリーにはどのような特長があり、そして現行製品はどのようなラインナップが用意されているのだろう。今回は特別企画として、オーディオリプラスの高性能電源アクセサリーの世界を徹底解剖する。 | ||||
データが証明した高性能 | ||||
電源タップの役割は、高周波ノイズのみを誘導し吸収することが理想と考えます。なぜなら、オーディオ機器を動作させているエネルギーはすべてコンセントのAC100Vから来ているもので、そこには送電される際に非常に多くのノイズが混入してきます。もちろんノイズでも低い周波数のものでは耳に聞こえてしまうノイズも稀にありますが。音質に非常に大きく影響しているのが「高周波ノイズ・電磁ノイズ」です。これはアンテナ効果によって誘導されてしまうもので、除去するには難しいノイズです。このノイズを減衰できれば機器へのノイズ混入が最小限になります。このノイズを除去するためには「誘導」する方法が一番音質に悪影響無く処理できます。 他社の多くのタップは電気的な回路によってノイズを吸収させたりするものの他に、色々な素材を使用したシンプルなタップや重量級のものなどがありますが、どれも本来のオーディオ用としての有効的な性能表示がないようです。 そこで左のグラフに注目してもらいたいのですが、他社のオーディオ用電源タップと比べて非常に興味深い結果が出ました。音質やS/N比は確実に向上するのですが、実際にこうやってグラフに現れると非常に信憑性が高くなります。
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この価格でハイエンド電源タップ | ||||
8個口の電源タップ「SAA-8SZ」は、この価格で贅沢にも2017航空機アルミ合金を採用。これを非常にコストのかかる製造工程「削りだし」にて切削。また、クライオジェニックス(極低温処理-197°C)を施し物性を安定させて音質に大きく寄与しています。 また、このタップの最大の特徴でもある、4セパレート構造。筐体は1つですが、1つ1つのコンセント器具を独立した層と配線とすることで、各コンセント間での相互干渉を防ぐ、まさに「タップ4台分」です。また、底板にも10mm極厚2017航空機アルミ合金を「削りだし」採用。コンセント器具は米国ブライアント社の高級コンセントにダブルクライオ処理を施した贅沢な仕上げ。この価格で音質はハイエンドです。 (文/オーディオリプラス) |
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