開封から結線までの流れ

すべては箱開けから始まる。梱包がワンボックスなのは当然としてこの3・2・1が親切なのは、大きなイラスト図面が入っていて、スピーディに配線作業がはかどる点だ。取り出してまず並べる。入っているものを確認する。スピーカーやメディアセンターをしかるべき場所に置く。そしてつなぐ、の4段階である。
	■箱を開封して最初に出てくるのが世界共通のこのシート。文字はほとんど無く、図の順番に従うだけで、簡単にシステムを接続することができる。	■主な内包物。これだけで5.1chを再現してしまうのだから驚きだ。

つなぐケーブルが3本のみというのは本当だった。Yの字に分かれたスピーカーケーブル、メディアセンターとベースモジュールをつなぐモジュールケーブル、そしてベースモジュールからまとめて電源をとるためのACコードである。まず2本のイメージアレイだが、今回駆動アンプがメディアセンター側に内蔵されたから、そこから二股に分けてスピーカー端子へと接続しよう。端子といってもパソコンに使うようなハーモニカ型で、差し込む向きも間違いようがない。ちょっと意外なのは、L側とR側でスピーカーケーブルは決まっているのにイメージアレイは左右どちらでもフリーという融通さである。モジュールケーブルはもう少し大きな、やはりPC仕様らしきものだ。これはベースモジュール側がLの字になっており、しかもメディアセンター側とはオス、メスが逆になっているという気配りが嬉しい。ロックも正確だ。最後にACコードを装着して基本配線は完了。ここまでざっと10分少々という短時間であった。

■イメージアレイ ケーブル側の端子にはL、Rが記されている。パズルをはめ込む感覚で簡単に接続可能だ。

■メディアセンター 2つのイメージアレイからのケーブルは一つにまとめられ、右上の端子へ。また、ベースモジュールにつながるケーブルは右下の端子へ接続する。

■ベースモジュール 電源の入力は左の端子に挿す一本のみ。メディアセンターへの電力供給は写真手前のケーブルを利用して行われる。