本機は音元出版の視聴室にてテストを行った。
【視聴テストレファレンス機器】
●AVアンプ DENON AVC-A1SR
●パワーアンプ ACCUPHASE PX-600
●スピーカーシステム DYNAUDIO CONTOUR2.0
アルミボティと本皮革で仕上げられたリモコン。プレーヤーと同様に、堅牢かつ高級な質感となめらかな操作性が魅力だ |
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実際には、プレーヤーによって音は大きく変わる。アナログ接続でCDを聴くときはもちろん、デジタル接続の場合でもプレーヤーによる音の違いはけっして無視できない。画質で最新スペックを誇る中高級機でも、音については疑問を感じる製品も存在する。DVDプレーヤーを持っているが、音楽を聴くときはCDプレーヤーを使うという音楽ファンが多いのは、既存のDVDプレーヤーの音に不満を感じているからではないだろうか。
だが、ここにきて、音の良いDVDプレーヤーも次第に登場し始めている。特に、次世代CDとして脚光を浴びているDVDオーディオ、SACDの再生に対応した製品は、従来のDVDプレーヤーとは一線を画す音を目指して吟味を重ねた力作が目立つ。なかでも、ハイエンドのオーディオ機器メーカーがじっくり取り組んだ製品には、注目すべきものがある。
エソテリックは、音響機器メーカーのティアックが擁するブランドのひとつで、特にCDトランスポート/DAコンバーターを核にしたデジタルプレーヤーの分野では、名実ともにハイエンドオーディオを代表する製品を数多く送り出している。そのエソテリックが満を持して用意したDVDプレーヤーのフラグシップ機が、このたび登場したDV−50である。
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