ところで現在、デジタル放送対応のビデオ録画機器では「コピーワンス」と呼ばれるコピー保護方式が使われ、ユーザーはレコーダーのハードディスクに録画した番組を複数のディスクにダビングすることができない。コピーワンスでは録画番組を別のメディアに移動(ムーブ)することしかできず、コピー元であるハードディスクの内容が削除される。
しかし、近いうちに、このコピーワンスが「ダビング10」という新ルールに切り替わり、ユーザーは録画番組を10枚(9枚コピー+1枚ムーブ)のディスクにダビングできるようになる。必要があれば、家族一人一人のためにダビングディスクを作成するような使い方もできるようになるのだ。このダビング10が施行されれば、ユーザーはハイビジョン録画のバックアップをより手軽に楽しめるようになる。まさにハイビジョン録画新時代の到来だ。
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コピーワンス(上段)とダビング10(下段)の比較 |
そんなハイビジョン録画の新時代に注目したいのがマクセル。マクセルはメディアメーカーのなかで唯一、ブルーレイディスクとハードディスク「iV(アイヴィ)」という、2つのハイビジョン録画ソリューションを提供している。マクセルはブルーレイディスクの中でも製造の難しい、ビデオカメラ用8cmBDメディアを提供する数少ない会社であり、一般的な12cmBDメディアでも幅広い製品を提供している。
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マクセルはハードディスク「iV(アイヴィ)」(左)とBDメディア(右)という2つのハイビジョン録画ソリューションを提供している唯一のメーカーだ |
また、「iV」はリムーバブルHDD規格「iVDR」に基づいたカセット型リムーバブルHDDで、著作権保護技術SAFIAによってデジタル放送の録画に対応させたもの。ハードディスクは大容量なので、「iV」1つでブルーレイディスク何枚分もの録画を収録できる。ブルーレイディスクより省スペースで、転送も高速であるなど、手軽にハイビジョン録画を楽しめる新世代メディアなのだ。それでは、これらについて、マクセルで商品企画を担当している方々のお話を交えながらよりくわしく説明していこう。
お話を伺った方々 |
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日立マクセル(株)
コンシューマ販売事業部
商品部 商品企画第1グループ
主任
米田康生氏 |
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日立マクセル(株)
コンシューマ販売事業部
商品部 商品企画第1グループ
グループリーダー
沢辺祐二氏 |
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日立マクセル(株)
コンシューマ販売事業部
商品部 商品企画第1グループ
主任
平井将貴氏
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