インシュレーターや電源グッズなど、独自理論による高性能オーディオアクセサリーを製造・販売するオーディオリプラス。今年の「オーディオ銘機賞2008」において、その卓越した技術と高音質が認められ、ルームチューニング材「SWP-1200HG」がオーディオアクセサリー部門に輝いた。では、オーディオリプラスのアクセサリーにはどのような特長があり、そして現行製品はどのようなラインナップが用意されているのだろう。今回は特別企画として、オーディオリプラスの高性能電源アクセサリーの世界を徹底解剖する。
 
オーディオリプラス 電源タップ
新構造・スーパーセパレートと従来品との比較試験
最高峰タップのTRIANGLE POWER6の特性にも似た、優秀な特性を得ました。20MHzあたりから早めに減衰することで高周波ノイズ特有の音の濁りや平坦な音場が改善されています。

最近では、PLC(高速電力線通信)が主流となります。これは、家庭のコンセントにマスターアダプターを介して情報信号を乗せます。数十メガヘルツ高周波を使用するので、電力供給的に電化製品には全く影響がありませんが、音質に影響があるオーディオ製品にはかなりの影響が心配されます。弊社の電源タップがこのPLCによって濁った音質をいかにクリーンに効果を発揮するかがご理解いただけると思います。

   
HP社 Network Analyzerにてノイズ減衰比較試験   高周波基準ノイズ信号をインレットからタップに入力し、コンセントから出力されたノイズ信号を測定。タップを通ることでノイズがどれだけ減衰するかを測定   Audio Replas「SAA-6SZMII」と従来製品の比較データ
 
データが証明したオーディオリプラス電源機器の性能

電源タップの役割は、高周波ノイズのみを誘導し吸収することが理想と考えます。なぜなら、オーディオ機器を動作させているエネルギーはすべてコンセントのAC100Vから来ているもので、そこには送電される際に非常に多くのノイズが混入してきます。もちろんノイズでも低い周波数のものでは耳に聞こえてしまうノイズも稀にありますが、音質に非常に大きく影響しているのが「高周波ノイズ・電磁ノイズ」です。これはアンテナ効果によって誘導されてしまうもので、除去するには難しいノイズです。このノイズを減衰できれば機器へのノイズ混入が最小限になります。このノイズを除去する為には「誘導」する方法が一番音質に悪影響無く処理できます。

他社の多くのタップは電気的な回路によってノイズを吸収させたりするものの他に、いろんな素材を使用したシンプルなタップや重量級のものなどがありますが、どれも本来のオーディオ用としての有効的な性能表示がないようです。

そこで下記のグラフに注目してもらいたいのですが他社のオーディオ用電源タップと比べて非常に興味深い結果が出ました。音質やS/N比は確実に向上するのですが、実際にこうやってグラフに現れると非常に高性能の信憑性が高くなります。

    Audio Replas スーパーバリアタップ

他社アルミ合金タップ
Audio Replas「SAA-6SZ」のデータ。100MHzから一気にノイズ減衰に成功している。効果的に高周波ノイズを誘導している   Audio Replas「TRIANGLE POWER 6」のデータ。2MHzあたりから10MHz付近、100MHzでは一気に減衰。かなり大幅なノイズ誘導に成功している    
 

低域の音階階調をリアルに再現!
スタンディングウェーブ・コンディショナー・パネル

「Standing Wave Conditioner Panel」とは、多くの部屋は仕切られた空間の為に固有の定材波が発生。それが音楽再生に悪影響を及ぼします。また、通常の吸音材は、高域や中域にも影響するためにデメリットが生じます。このパネルを設置することで、部屋の固有定材波のみをいち早く吸収します。

   
SWP-1200HG-PE   SWP-1200   「Standing Wave Conditioner Panel」の特徴や設置例

無塗装ルームチューニング材の多くは、吸音、反射、拡散のいずれかもしくはそれぞれを組み合わせたものがほとんどです。

弊社のスタンディング・ウェーブ・コンディショナー・パネルは、?高域・中域は拡散モード、?低域は吸音モード、という周波数帯域によって反応モードが変化します。要するに、帯域に応じた理想のアコースティックが得られます。

また、単純な吸音をすれば良い訳ではありません。定在波エネルギーの「減衰量」 を稼ぐのではなく、「減衰速度」 を向上させることが重要です。

低域のレスポンスが格段に向上し、「もたつき」 が解消されます。中高域は不要に吸音されることなく拡散し、それによって、高域・中域はマスキングされることなく伸びやかに艶のあるハーモニクスが得られます。
更に、両面有穴加工されているので、設置する際にあえて壁に隙間を設けることで効果の度合いをコントロールできます。

サーモウールの材質にもこだわりを持ち、音質に非常に重要なファクターをもっております。また、塗装モデルには人間と環境に非常に優しいオスモ社の塗料を使用。低域のスッキリした、中高域の伸びやかなステージサウンドが容易に実現します。HGタイプは片面のみ広帯域拡散構造になっており中高域や倍音の伸びやかさが壁に密着させても良い格段に向上しております。(文/オーディオリプラス)

【型番と価格】
「SWP-1200」(無塗装)¥89,250(税込)
「SWP-1200P」(塗装(C・E))¥94,500(税込)

《ハイグレードタイプ》 (片面広帯域拡散仕様)
「SWP-1200HG」(無塗装) ¥110,250(税込)
「SWP-1200HG-P」(塗装(C・E))¥115,500(税込)
 ※ペイントモデルは、チェリー(C)、エボニー(E)が用意されている

【SWP-1200(HG)(C/E)仕様】
●材質:フレーム・集成材 有孔ボード・Medium-Density Fiberboard&天然木突板 サーモウール・コスモプロジェクト社高音質オーディオグレードタイプ 拡散板:スプルース(HG) ●塗料:ドイツ製オスモ社天然塗料(塗装モデル)●外形寸法:600W×1200H×100Dmm ●重量:約10kg(HG:約11kg)


倍音が桁違い!スーパーサーフェイス加工最高級インシュレータ

HR石英の中でも最高グレードの素材を使用。超高純度石英素材を削り出しで形成し分子密度を高め、非常に歪の少なく非常にハイレスポンスな素材の表面を超高精度研磨によって「スーパーサーフェイス」を実現しました。通常透明なものは安価な熱加工にて行いますが表面に無数の凹凸が出来、倍音構築に悪影響がありますが、「スーパーサーフェイス」加工とは、丹念に時間を掛けて磨き上げるという非常にコストのかかる製法で、1枚数百万円という高価な光学レンズなどの研磨加工を行います。非常に倍音成分に有利な「スーパーサーフェイス」は、今までのインシュレーター概念を超えた理想のサウンドを奏でます。通常の表面処理の数倍といわれる倍音に対し反応する「スーパーサーフェイス」です。

価格は従来モデルからの据置価格です。また、3個セット、4個セットのお買い得セットもご用意しましたので、最高級のSS-HR石英インシュレーターが現実のものに。(文/オーディオリプラス)

 
OPT-100HG-SS HR   OPT-100HG-FLAT-SS

【型番と価格】
スーパーサーフェイス・最高級HR石英インシュレーターφ50×20mm
「OPT-100HG-SS HR/1P」 ¥45,150(税込・1個)
「OPT-100HG-SS HR/3P」 ¥123,900(税込・3個)
「OPT-100HG-SS HR/4P」 ¥155,400(税込・4個)

スーパーサーフェイス・最高級HR石英インシュレーターφ50×10mm
「OPT-100HG-FLAT-SS HR/1P」 ¥25,200(税込・1個)
「OPT-100HG- FLAT-SS HR/3P」 ¥69,300(税込・3個)
「OPT-100HG- FLAT-SS HR/4P」 ¥88,200(税込・4個)

【共通仕様】
●材質:HR物性処理ハイレスポンス超高純度石英ガラス ●仕上:スーパーサーフェイス(鏡面研磨仕上) ●共振周波数:可聴帯域外(ノンカラーレーション) ●耐荷重:9500kg/cm3 ●比重:2.2g/cm3(水晶2.5〜3.0 ダイアモンド3.52) ●硬度:7.0(水晶5.0 ダイアモンド10)


8N銅採用のRCA/XLRオーディオケーブルが新登場

オーディオリプラス(株)は、8N銅線と特殊皮膜を採用した新設計のオーディオケーブル2機種を新たに発売した。製品の型番と価格は以下の通り。

 
RCAオーディオケーブル「8NCU-ALM700S」   XLRオーディオケーブル「8NCU-ALM700S-BAL」

・RCAオーディオケーブル「8NCU-ALM700S 1.0m
 ¥47,250(1.0mペア・税込)0.5m延長ごとに12,600円アップ

・XLRオーディオケーブル「8NCU-ALM700S-BAL 1.0m
 ¥50,400(1.0mペア・税込)0.5m延長ごとに13,650円アップ

両機は、99.999999%超高純度銅を導体に使用。また、シールドには99.99%錫メッキ網線と高周波シールドアルミシートを、物性処理には ULTRA SZ(ウルトラクライオジェニックス)を、さらに被覆材にはアルミナボールフローティング構造による振動処理を採用している。同社によると、音調はニュートラル&ナチュラルとのこと。また、位相特性や音場再現性にも優れているという。

【共通仕様】
●線材:ホット→99.999999%超高純度銅 ●シールド:99.99%錫メッキ網線&高周波シールドアルミシート ●物性処理:ULTRA SZ(ウルトラクライオジェニックス) ●被覆材:アルミナセラミックスボール・PVC・ポリエチレン

 

電源アクセサリーのほかにもHR石英インシュレーターなど注目製品の情報が盛りだくさん!
オーディオリプラス(株)ウェブサイト http://www.audio-replas.com

〒915-0082 武生市国高2-254 
TEL/0778-24-5425 FAX/0778-24-4310 E-MAIL/info@audio-replas.com