左はSDメモリーカードの内部アーキテクチャー図。
端子数が9と少ないことから、ピンを大きく頑丈にでき、
高い信頼性を確保する。カード内部でのデータ転送容
量も大きく、ほかのメモリーカードにくらべて2倍程度の
実力を誇る。

これから登場する第2世代SDメモリーカードでは10MB/s、第3世代では20MB/Sの転送レートを実現するという。

上位互換なのでMMCも使えちゃう!

SDメモリーカードはシリアルインターフェースを採用しているため端子数が少なく、9つの端子を装備している。そのうちの7つはMMCと共通で、SDメモリーカード対応機器でMMCを使用することも可能になる。いわゆる上位互換である。ただし、すべてのSD機器でMMCを使えるとは限らない。

ピンの大きさが比較的大きいということは接触面積が大きいということであり、耐久性の上でメリットになる。また、スマートメディアのように端子が完全に剥き出しになっているのではなく、ガードが付けられることによって汚れから保護されている。

内部構造は図の通りで、データそのものを記録するフラッシュメモリ以外に、あらゆるハードウェアに対応するためのインターフェース・コントローラや著作権保護のためのデータを受け持つ領域が設けられている。