高速・大容量・超小型の三拍子が揃ってる!

現時点でもっとも容量の大きなメモリーカードは1994年に製品化されたCF(コンパクトフラッシュ)で、現在では320MBの製品がプロ用のデジタル写真記録媒体として発売されている。CFはニコンなどのプロ用デジタルカメラに使われ、すでに大容量に対するニーズが大きく、製品の大容量化が早かった。

しかしメディア本体の大きさが製品デザインを制約するという難点があり、切手大のSDメモリーカードが大容量化すれば、いずれマーケットのシェアが逆転することも十分予想できる。カメラと比べて小型化の必要性が高い音楽再生ツールならなおさら、記録メディアの小型化が重要だ。

またSDメモリーカードは書き込み速度も速く、現在は2MB/sだが、今年中に10MB/s、来年には20MB/sにアップされ、他のメモリーカードを大きく引き離す圧倒的な速さを誇ることになる。高速・大容量・超小型と三拍子揃っている無敵のメモリーカードなのだ。