今年のCESに出展された東芝のSD
ブルートゥースモジュール。

SDスロットから、ワイヤレスで様々な
機器にデータを受け渡しできる。

 

メモリーカードだけじゃない。将来はI/Oのインターフェースとして活躍する

たとえばSDメモリーカード対応のカーナビを使えば、インターネットでダウンロードした旅情報を車の中で再生できる。ゲームソフトもインターネットからSDメモリーカードにダウンロードし、そのままSD対応ゲーム機に差し込めばすぐにプレイできる。

SDメモリーカードの大容量化が進んで動画を記録できるようになれば、会社のPCでダウンロードした映画を家のSD対応テレビで観るなんてこともOK。SD対応冷蔵庫に残っている食材をSDメモリーカードに入力し、データをもとにしてその素材で作れる料理レシピをインターネットで検索したり、毎日の血圧をSDメモリーカードに記録して病院でデータを読み出し、カルテとして利用することなんかもできる。

さらに「SD I/Oカード」を使えば、機器間でコードレスでデータのやりとりができるので、カードを差したり抜いたりする手間までが省けてすべてがスムーズでスピーディーにでき、ライフスタイルが一変することだろう。

この無線機能はBluetoothという規格で定められた方式で、Bluetoothは様々なPC関連機器の接続をコードレス化し、接続の手間と邪魔なケーブル類を一切なくして、スッキリしたオフィスや生活の空間を実現するための規格だ。ケーブルだらけのPCやオーディオの環境はもう時代遅れになるだろう。USB程度の転送速度を持ち、10メートルぐらいの距離であれば間に多少の障害物があっても通信が可能である。