新製品批評
Phile-web >> 製品批評 >> VICTOR GENESSAが生み出す革新の映像再現




3人とも、映画大好き人間ばかり。自慢のハイビジョン映画ソフトやお気に入りのDVDを持参して、期待と好奇心に胸をワクワクさせて視聴室に駆けつけてくれた。

鈴木一茂さんが持参されたソフトは、『スター・ウォーズ エピソードII』。WOWOWオンエアをD-VHSに録画したもの。「企画、画質、快挙というほかありません。」と絶賛する。ジェネッサ搭載のディスプレイで見てみよう。テーマ曲も高らかにタイトルロールが画面いっぱいに映し出された。

青木さん「星の数がまるで違う。これだけで買いたくなっちゃうね。」

渡部さん「東京と長野くらい違うわ。ウチのテレビを見るのがつらくなる。」

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』、『MISIA』と次々に再生、渡部さんが持参された『マトリックス・リローデッド』では、「リアリティが豊か。」と渡部さんがつぶやきを漏らした。ジェネッサの狙いと効果がはっきりと理解されてきた。 三人にジェネッサの総合的な印象を訊ねてみると…。

青木さん「これは面白いと思いますよ。見えなかったものが見えて、気がつかなかったものに気がつくのですから。今日は持ってきませんでしたが、例えば、黒澤明の白黒映画は、沈むべきところがキチンと沈んで、明暗がハッキリして的確に表現されて楽しめる映画。そういう映画をジェネッサがどう表現してくれるか楽しみです。」

鈴木さん「僕は好きですね。ジェネッサを入り切りした時に、色のトーンとかコントラストの表現が、好きなほうに機能しているな、と感じました。あまり映像の調整をしない方なので、メーカーが見せたいものを気に入るかどうかなんです。」

渡部さん「ジェネッサを搭載したディスプレイでアジアの映画を観たらどうかしら。例えば『青いパパイヤの香り』とか、ウォン・カーウェイ監督の映画。モノの質感とか、アジア独特の空気とかが、どのように表現されるのかなあ、と想像しちゃいます。ぜひ見てみたいです。」



渡部由美子さん 

既婚のフリー編集者。ご主人と、観たい時だけプロジェクターをセットするカジュアルスクリーンシアターを楽しんでいる。テレビの買い替えを検討中。

「(ジェネッサは)すごく面白い機能と思いました。入り切りできるので、いままで何となく見ていた映画も、この映像はこの辺が面白かったんだ、という新しい発見がきっとあると思いました。」

視聴したソフト 「マトリックス・リローデッド」(DVD)ほか

 青木栄祥さん

都心のマンションに夫人と暮らす。会社勤務の傍ら演劇の演出家も勤める。発売初期の50型のプラズマテレビを購入、スピーカー共々ワイヤーで天井から吊っているという。

「ハイビジョンがもっと一般化してほしいです。すべての放送はHDになってほしい。ニュースだってぜんぜん違います。私は朝7時のニュースだってHDに切り替えて観ています。HDに馴れてしまうと、生理的にSDを受け付けなくなってしまいますね。」

視聴したソフト 「MISIA LIVE」(ハイビジョン)ほか

鈴木一茂さん 

夫人と子供2人(3歳と2歳)と、都内の瀟洒なデザイナー住宅に暮らす37歳の会社員。リビングの一角、オープンなスペースの約6畳に、D.I.Yで設置されたホームシアターは、液晶プロジェクターと42型プラズマディスプレイの2ウェイ。主な視聴ソースはCATV(イッツコム)経由のWOWOWで、映画や音楽ライブ番組をオンエアでご覧になったり、D-VHSで録画されている。

「私はあまり映像をいじったりしません。デフォールトのまま観ていることが多いので、今日のように星の数がぜんぜん違ったりすると、ああ、そうだったのか、と気がつきます。ジェネッサのような機能を使って見ると、この方がいいなぁと思います。」

視聴したソフト 「スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」(ハイビジョン)ほか