録画テレビが従来苦手としてきた、番組のアーカイブ。ここでも、交換可能なカセットHDD、「iVDR-S」を追加できるWoooの特長が活きてくる。
BDレコーダーで大量の録画済み番組をダビングする際には、ディスクを何枚も入れ替えたりすることが必要で、一苦労だ。一方「iVDR-S」では、12月10日にマクセルからこれまでで最大容量となる、500GBの「iVDR-S」が発売される。内蔵HDDが500GBと大きい035シリーズでも、内蔵HDDに録りためたコンテンツを、「iVDR-S」へ一度に高速ダビングできることになる。これは本当に便利だ。
内蔵HDDから「iVDR-S」のダビングは「ダビング10」に対応しているほか、ダビングした先でも「コピーワンス」番組になるためBDでは不可能な、「iVDR-S」から内蔵HDDへの書き戻し(ムーブ)もできるため、後から整理する事も可能だ。さらに、ダビング時には余分な部分をカットし、本編のみの録画にも対応し、もちろん録画モードを変換して容量を抑えたりすることもできるなど、テレビ内蔵の録画機能とは思えないほどの高機能ぶりだ。ちなみに、ダビング作業すら手間と感じるのなら、「iVDR-S」への直接録画ももちろん可能だ。家族で一台のWoooを使うのであれば、それぞれマイ「iVDR-S」を用意しておく事をオススメしたい。
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録画した番組やダウンロードしたコンテンツは複数を選択して一度に「iVDR-S」へダビング/ムーブすることが可能 |
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写真のように家族それぞれの“マイ「iVDR-S」”を用意しておけば、録画した番組の管理もラクに行える |
Woooの録画機能を使い込むほどに、BDレコーダーとは異なる考え方のもとに作り込まれたものであることを実感させられる。その長所は、リモコン一つで誰でもかんたんに録画が行えるように熟考された操作性と、「XCodeHD」対応による長時間録画だけにとどまらない。
繰り返しになるが、「iVDR-S」に対応していることでHDD容量をいくらでも増やせるほか、ダビングも自在に行えるのは非常に便利だ。さらに「iVDR-S」にダビングしておけば将来に渡る再生互換性を確保できる。Woooを録画機として捉えてみても、ある側面では単体のBDレコーダーを越えるほどの機能を備えている。内蔵HDDだけを使用するのはもったいない。「iVDR-S」を導入することで、さらに便利な録画ライフを手に入れてほしい。 |