2002年に発表され話題になったオリジナルビデオアニメ『戦闘妖精雪風』がブルーレイディスクのボックスになって帰ってくる。戦闘妖精雪風は、未知の惑星から襲い来る異星体“ジャム”と人類の戦いを描いた神林長平氏の原作による航空SF巨編。神林氏の原作を下敷きに独自の解釈で雪風の世界を描ききったOVA版は、累計で25万枚を超える大ヒット作品になっている。

それにしても、いまなぜ雪風はBDビデオとして帰ってくるのだろうか?それには理由がある。大画面化が進む薄型テレビを中心に、我々を取り巻くAV機器はめざましい進歩を遂げている。しかしこれら最新のAV機器で、VHS、DVDに記録された旧来のコンテンツを再生すると、その画質の粗さにガッカリすることがある。

本作のプロデューサーである、バンダイビジュアル株式会社の杉山 潔氏は「DVDビデオとして発売されたOVAは、SD環境で作成されていたものの、オリジナルマスターにはDVDに入りきらなかった情報が沢山ありました。それを新しい大容量メディアのブルーレイディスクに記録することで、スタジオでのクオリティをみなさんにお届けしたいと考えました。その違いがわかる作品として『戦闘妖精雪風』が最適だと考え、今回のBD化を決めました」と語る。オリジナルは720×480ドットのSD画質で制作されていたものの、その情報量は遙かにDVD規格を凌いでいたのだ。

▲BD版『戦闘妖精雪風』の制作を行ったキュー・テックのスタジオにて取材を行った

HDカムSRテープのBD版(左)と、デジタルβカムテープに収められたDVD版(右)のマスター

では実際のBlu-ray Discビデオの制作現場ではどのようにしてSDのマスターをハイビジョン画質に変換するのだろうか。今回は『戦闘妖精雪風 Blu-ray Disc BOX』の制作に当たった株式会社キュー・テックで取材を行い、BD版・戦闘妖精雪風が仕上がるまでの過程をレポートする。




雪風オリジナルマスターはテレビのアナログ放送と同じ解像度のSD画質(720×480ドット)で制作されている。今回のBlu-ray Disc版はそのSD版を基にデジタル放送のハイビジョン番組と同じ、1920×1080ドットのフルHD画質にまでアップコンバート(映像の高精細化)処理をする。その作業を行っているのがポストプロダクションスタジオの一つである、キュー・テックだ。今回はキュー・テックのエンジニアにBD版雪風ができるまでの過程を伺った。まずはSD画質からHD画質への変換方法について技術部の大場勝夫氏にご説明いただいた。

▲DVDマスターからBD版を制作するおおまかな工程

━━BD版雪風の元素材となる映像について教えてください。

大場氏:素材は前回のDVD版を作成したときに使用した、SD版のマスターテープを使用しています。記録はデジタルβカムに行います。その素材を「コンバーター」という機器に入力して解像度をアップします。今回はアップコンバートをすることで、走査線が480本のマスターから1080本のハイビジョン映像へ変換しています。

━━コンバーターの種類を教えてください。

(株)キュー・テック
技術部 大場勝夫氏

大場氏:今回はバンダイビジュアルさんから『現在の技術でできる限りの高画質で変換して欲しい』というご依頼をいただきましたので、コンバーターの中でも特に変換後の画質が良いテラネックス社のマルチフォーマットコンバーター“Xantus(ザンタス)”を使用しました。Xantusを選んだ理由は、この製品を作っているテラネックス社はもともとフィルム素材の変換を得意としているからです。その中でもXantusはプログレッシブ素材をアップコンバートするのに最適なアプリケーションを搭載しています。それでいてリアルタイムでのエンコードが可能なのがXantusの特長です

テレビの映像は480本ある走査線を奇数と偶数の2つのフィールドに分け、1秒間に60回フィールドを表示している。これはインターレース方式と呼ばれており、日本で採用されているNTSC方式のテレビ放送で用いられている。ハードやソフトのスペック欄に、よく480i、1080iなどと表示されている「i」の部分が、インターレースを指している。

一方、フィルムやアニメは元々静止画の連続でできている素材なので、基本的に第1フィールド、第2フィールドは同じ映像になっている。大場氏によると、「Xantusは第1フィールドと第2フィールドが同じ動きの少ないシーンではバイライン(第1フィールドと第2フィールドを同時に処理)で処理をして、動きのあるシーンでは相応なモーションシークエンスによってリアルタイムでの変換をします」とのこと。

━━他のコンバーターと比べてXantusを使った効果はどのあたりに出るのでしょうか。

大場氏:人間の目は動きに弱いので、動きの多いシーンでは大きな差が出ません。しかしアニメの場合は静止画で分解能の違いが感じられます。例えば斜めの線でのジャギー(ギザギザとした輪郭)は、従来のコンバーターを使うよりも滑らかに変換することができます。ただ、オリジナルの解像度が480本ですので、それ以上の映像情報を出すことはできません。

エンコードが済んだ映像は大場氏がチェックをして、次の行程であるコンプレッションに進む。エンコードは機械任せなので楽な作業かと思っていたが、実はエンコードをする前に作品ごとに変換用パラメーターを設定するため、その作業に時間がかかるそうだ。設定は担当するエンジニアの力量にかかっているという。大場氏は「雪風は全体的に柔らかい質感でできているので、その雰囲気を壊さずにハイビジョン化するのに苦心しました」と語る。




大場氏の手によってハイビジョン画質に変換された『雪風』は、ハイビジョン用の放送テープである「HDカムSR」に記録され、オーサリング担当へと渡される。オーサリングを担当するのはデジタルメディア制作部の安立幸一次長だ。

(株)キュー・テック
デジタルメディア制作部 次長
安立幸一

安立氏:私のところに来たHDカムSRの映像を、BDに記録するためのデータに変換します。この作業をキャプチャーと呼んでいます。キャプチャーが終わると次にBDに記録するのに最適なサイズに圧縮するエンコードを行います。ここで使うのがカスタムテクノロジー製のH.264エンコーダーです。エンコードは3パス(3回)で行います。最初は映像の内容を分析するアナライズを行い、それから本作業を行います。キャプチャーから含めると1時間40分のDisc1に対して40時間ほどかかっています。

━━画像のチェックはいつ行うのでしょうか。

安立氏:圧縮が終わった時点でも簡単なチェックはします。ここまでの作業はパソコンのモニターで行うので、ザックリとしたチェックをして気になる部分があればシーンに応じてビットレートなどを変更します。H.264形式に変換した後は音声と映像をセットにする行程があります。今回はドルビーTrueHDの音声を英語版と日本語版で収録するので手間がかかりました。それを終えた後はいよいよBD-Rに記録してテスト盤を作成します。ここで作成したテスト盤はコピーガードがかかっていないので、通常のBDレコーダーやプレーヤーでは再生できません。そこで、チェック用ディスクが再生できる、チェック専用のBDプレーヤーを使用して試験を行います。チェックが通ればこのデータにコピーガードをかけて、マスター用のBDデータを作成してプレス工場へ出荷します。

SDからHDへのアップコンバート作業は非常に手間のかかる作業だと思っていたが、実際の現場ではかなりの部分が自動化されており、既に確立された作業体制が整っていると感じた。ただし画質の調整などにはエンジニアの経験によるチューニングが不可欠である。BD版・戦闘妖精雪風では、DVD版のチューニングを担当したエンジニアが携わるなどキュー・テックとしても思いのこもった作品になっている。




BD版とDVD版ではどれほどの違いがあるのだろうか?プリプロダクションで実際に使われている機材を使ってチェックを行った。機材は前述のテスト用BDプレーヤーに、スタジオのリファレンス用モニターを組み合わせて行った。今回、作品の画質の評価は液晶のリファレンスモニターで行うことにした。

テストはDisc-1の第1話に収録されている、雪風がジャムのミサイルに追われ渓谷で回避行動に入り、その後反撃するシーンの映像を選んだ。戦闘シーンでは複雑な岩肌の表現と奥行き、時折インサートされる人物の顔の輪郭部に発生するジャギーなどを確認した。

まず岩肌の映像では、明らかにBD版の方が解像感が高くとても立体的な印象だ。追い詰められる息苦しさまで伝わる感じを受ける。以前DVD版でオーサリングなどに携わり、今回のBD版ではポストプロダクションサイドのプロデューサーとして作品に携わっている平野則之プロデューサーは、この映像を見て「渓谷のシーンでは、DVD版はややのっぺりとした印象を受けますが、BD版には奥行きを感じます。戦闘機のエンジンノズルまわりに発生する熱源による空気のゆがみなど、特効(特殊効果)の部分に大きな違いが出ています。BD版の方が緻密なのでよりリアルに感じます」と語る。

▲視聴を行う鈴木氏
▲BD版『雪風』は平均して高いビットレートでエンコードされている(クリックで拡大)

次に人物の輪郭線に注目してチェックを行う。これはDVD版、BD版どちらも目立ったジャギーは見あたらず、DVD版のクオリティの高さが感じられた。ただしシャープ感はBD版の方が上だ。人物よりもコックピットの計器類を表示したときに、特に違いを感じられた。

平野プロデューサーは「この戦闘妖精雪風という作品はSD画質の作品ですが、マスターのクオリティが高いため、DVD版を作るときにもかなり苦労したことを覚えています。SDといえどもデジタルβカムの情報量はDVDの容量を遙かに凌ぎます。ですから今回BD版を発売することで、よりマスター映像に近い画質でファンのみなさんにお届けできるようになりました」と語る。

SD画質のオリジナルといえども、そのマスターの画質は高いクオリティを秘めていた『雪風』だが、BD版の登場で今まで我々が目にすることができなかった制作現場の“生”映像を目にすることができるのだ。




バンダイビジュアル(株)
第3プロデュースグループ
プロデューサー 杉山 潔氏

本作のプロデューサーである杉山氏に、高音質・高画質で生まれ変わったBD版・戦闘妖精雪風の魅力を伺った。

OVA化の企画は1999年からスタートしたというが、SFファンの間ではバイブルとも言われている本作を映像化するにはかなりの苦労があったそうだ。

「やはり大勢のファンの中には、それぞれの『雪風』があるわけですから。だからこそ、コアなファンにも満足して頂ける内容にしたいと考えていました」

設定に独自の解釈を入れるなどの工夫のほか、音・映像ともに相当の作り込みを行った。随所に当時最新鋭のCGを駆使し、航空機の動きを徹底的にこだわって表現。航空自衛隊に全面協力を依頼し、小松基地で実機取材を敢行。監督と3D特技監督による模擬離陸や、滑走路端での録音なども行ったという。ここから杉山氏の『雪風』にかける並々ならぬ思いを感じ取ることができるだろう。

難産の末、2002年にDVD版の第1巻が発売。それから最終巻の5巻が発売される2005年まで、実質4年ものをかけて、手間を惜しまず作り上げた。その苦労が実り、DVD版は全5巻で25万本のセールスを記録。作品に対する評価も高く、「東京アニメアワード」オリジナルビデオ部門で2度賞を受賞した。

しかし、そのような作り込みを行っただけに、杉山氏には不満の残る部分もあったという。「DVD版を制作するときは、当時として最高のクオリティで仕上げました。しかし、再現しきれない部分も多く、マスターの映像に比べると我慢した部分があったのです。現在、フルHDの大画面テレビで見ると、DVD版ではマスターとの違いを感じてしまいます」

“フルHDの大画面でマスタークオリティの雪風を見られたら”、Blu-ray Disc BOXの企画は、そんな思いで立ち上がったのだった。

音声は、DVD版では圧縮したドルビーデジタルによる5.1ch音声だったが、BD版は原音に忠実なドルビーTrueHD 5.1chでの記録を実現。さらに日本語版と英語版の2音声を選択可能だ。字幕も日本語字幕と英語字幕が収録されているので、英語音声と日本語字幕に設定して洋画のように楽しむこともできる。

画質については「当初は、アップコンバートすることによってどれだけ画質が良くなるのか分からなかったのですが、テスト用のアップコンバート映像を観たとき“これはいける”と思いましたね。出したかったディティールがきちんと表現されているので本当に驚きました。BD版『雪風』では、マスターとほぼ変わらないクオリティの映像を記録できたと思います」。リファインされた画質を、杉山氏はそう評価する。

▲エンジン周りの空気の歪み、翼端から伸びる雲の表現などといったディティールまで見て取ることができる(クリックで拡大)
▲柔らかな雰囲気を残しつつも、映像全体の情報量が格段に増えた(クリックで拡大)

「『戦闘妖精雪風』は南極に突如出現した異星体“ジャム”と人類の壮絶な戦いを描いていますが、その根底には人間の存在意義や、機械と人間の関係を突き詰めるような、少し哲学的な要素を含んでいます。DVD版を既に持っているユーザーも、また本作が初めての購入となるユーザーも、クオリティの高い映像・音声を体感して、新たな感動を実感して頂ければと思います」

なおBD-BOXには初回封入特典として、ファンの間でも要望が多かった、200ページに及ぶ設定資料集を付属。書籍としてムックなどの資料集が発売されていない現在では貴重な一品だ。さらに、塗装済完成品ダイキャストモデル「1/200メイヴ」(最終出撃形態)も初回特典として付属する。すでに公式の予約締め切りは終了しているが、ショップによっては入手が可能とのこと。ぜひ予約の上お求めいただきたい。




上記記事やニュースなどで、その画質・音質の良さをレポートしてきた「戦闘妖精雪風 Blu-ray Disc BOX」の発売がいよいよ1月25日に迫ってきた。このタイトルは作品の魅力は勿論のこと、SD画質のアニメ作品がHD画質へアップコンバートされることで、「旧作がどこまで美しくなるのか?」という点でも注目されている。

今回、BD版雪風のプルーフ盤を発売に先がけて入手できた。プルーフ盤とは、製品版をプレスする直前に作成する最終チェック用ディスクのこと。製品版と同等のものなので、それを使って最終の画質と音質のチェックを行った。

戦闘妖精雪風 Blu-ray Disc BOXは全5話の作品を片面2層のBDディスク2枚に収録している。今回のプルーフ盤はその1巻目なので、第1話のチャプター「峡谷の追撃戦」と「最後の出撃」を使って評価した。

■リファレンス機材
・BDプレーヤー パイオニア BDP-LX80
・AVアンプ パイオニア VSA-AX4AH
・プラズマテレビ パイオニア PDP-5010HD
・5.1chスピーカー モニターオーディオ Silver RS5

「峡谷の追撃戦」は主人公の深井零が搭乗するフェアリィ空軍の超高速戦術戦闘電子FFR-31MR/Dスーパーシルフと、異星体ジャムのグレイシルフとの激戦を描いたシーン。このグレイシルフは機体性能がFFR-31MR/Dスーパーシルフと互角の能力があり、手に汗握る空戦が繰り広げられる。画面のチェックは主人公が搭乗するスーパーシルフがグレイシルフの追撃を逃れるために、複雑な峡谷の地形を利用して反撃のチャンスをうかがうシーンで、迫り来る岩壁の間を縫うように飛ぶ場面で行った。

▲雪風が敵のジャムから執拗に攻撃を受ける「峡谷の追撃戦」は1話でもっとも盛り上がるシーン(クリックで拡大)

▲迫り来る岩肌で映像のディティールを、交信音・排気音でサラウンドと音声の再現性を確認した(クリックで拡大)

まずDVD版に比べてBD版の方が画面の解像感があるので、峡谷の岩壁が立体的に感じられる。このシーンは少し暗めなのだが、BD版の方が豊かな階調表現をするので画面に奥行きを感じた。

音声にも大きな違いがある。機内での交信音には声優の声に巧みにノイズを加えることで、あたかも本当の交信音かのような雰囲気を出しているのだが、BD版はDVD版に比べて、音質が明瞭なので緊迫した様子がよく伝わる。また、全体的にBD版の方がサラウンドの効果をより感じた。BD版の方が音に空気感があり、作品の臨場感やリアルさがより生々しく伝わってくる。可逆圧縮方式であるドルビーTrueHD音声による収録のため、マスターサウンドの音情報が漏れなく再現されていると実感できた。

今回最も効果音の違いを感じられたのが格納庫からスーパーシルフが発進するチャプター「最後の出撃」のワンシーンだ。格納庫のアラートや動力音などを緻密に再現することで広がりのある音場が再現され、自分も主人公と一緒に出撃するような臨場感が味わえた。

▲「最後の出撃」では、効果音の再現をチェックした(クリックで拡大)

▲英語音声も高音質のドルビーTrueHDで収録する(クリックで拡大)

「戦闘妖精雪風 Blu-ray Disc BOX」には日本語に加え、英語版のドルビーTrueHD音声も収録されており、これも魅力の一つとなっている。日本語字幕と英語字幕も収録されるので、英語音声を聞きながら日本語字幕を表示して、洋画のように楽しんだり、英語音声に英語字幕で英会話の参考にしたりと、楽しく利用できそうだ。

「戦闘妖精雪風 Blu-ray Disc BOX」にはDVD版から更に進化した迫力や臨場感があり、まさしく“マスタークオリティ”であると感じた。特に今回のような恵まれた視聴環境になるほどに、その差は歴然とわかる。大画面ホームシアターで見るのならBDソフトの方が圧倒的に有利だと感じた。いち雪風ファンとして、最終話の壮絶な空戦シーンをHD画質で早く見たいと思わされた。

SD画質で制作された作品も、オリジナルのクオリティが高ければ、高画質な映像で楽しめることが実感できた。今後の名作アニメ映画のBDビデオ化も非常に待ち遠しくなった。

今回視聴はできなかったが、製品版にはフルHDで制作された戦闘妖精雪風の新作映像が特典として収録される。その内容は現用機とフェアリィ空軍による混成軍も登場するとのことなので、筆者も楽しみにしている。気になる方はぜひパッケージで楽しんでいただきたい。

発売元 ・販売元:バンダイビジュアル BCXA-0015
2008年1月25日発売 ※初回限定生産
3枚組 ¥26,040(税込)
音声:日本語/英語 ドルビーTrueHD(5.1ch)

字幕:日本語/英語
>>ソフトの詳細


初回封入特典「1/200メイヴ」(写真はクリックで拡大)

<執筆者プロフィール>
鈴木桂水 
Keisui Suzuki
元産業用ロボットメーカーの開発、設計担当を経て、現在はAV機器とパソコン周辺機器を主に扱うフリーライター。テレビ番組表を日夜分析している自称「テレビ番組表アナリスト」でもある。ユーザーの視点と元エンジニアの直感を頼りに、使いこなし系のコラムを得意とする。そのほかAV機器の情報雑誌などで執筆中。
>>鈴木桂水氏のブログはこちら


■バンダイビジュアルのホームページ http://dbeat.bandaivisual.co.jp/
■『戦闘妖精雪風』 公式サイト http://www.faf.jp/
■製品に関する問い合わせ先 バンダイビジュアル プロモーショングループ TEL/03-6252-3315