ソニー技術陣のあくなき探究心が生み出したプレミアムヘッドホン、それが新しいモニターシリーズ「Z1000」、「EX1000」だ。独創的なテクノロジーと厳選パーツ、微に入り細にわたるこだわりが生み出した、原音に忠実なピュアサウンドと軽快な装着感をぜひ体感してほしい。モニターヘッドホンの歴史が、いま塗り変わる! | |||||||||||||||||||||||||||
プロのサウンドエンジニアやミュージシャンが、ボーカルのコンディションや楽器の音色、ニュアンスを緻密に聴きわけるために使う ━━それがモニターヘッドホンだ。高性能が要求される世界中の録音スタジオでは、ソニーのモニターヘッドホンは「スタンダード」として愛用され続けている。 なぜ、プロの現場でソニーが選ばれるのか?それはソニーが振動板も含めて、パーツのひとつひとつを素材から吟味して、モニターヘッドホンを開発しているからだ。 そしてついにこの冬、ソニーが新世代のモニターヘッドホンを発表した。とりわけフラッグシップの完成度の高さは特筆で、ヘッドホンの歴史を塗り替えるほどの実力を備えている。 まず注目したいのは、スタジオモニターのフラグシップ、 MDR-Z1000だ。ドライバーユニットには新開発の液晶ポリマーを採用している。液晶ポリマーは「内部損失」が高いので、原音を汚すノイズや付帯音を軽減できる。「内部損失」とは、機械振動を熱エネルギーに変換する能力を指すが、この性能が高いほど固有の響きが少なく、原音以外の不要な音を取り除ける。
しかし、ドライバーユニットには音を鳴らすために、素材のハリである「剛性」も必要だ。つまり理想的なドライバーユニットの材質には「硬いのに響かない」という矛盾した特性が要求される。ソニーの開発陣は数年間かけて幾度も実験と検証を繰り返し、液晶ポリマーの実用化に成功。それが同社のベストセラーであるモニターシリーズを、次世代へと進化させるきっかけとなった。
こだわりはさらに、細部にまでわたる。ケーブルは高純度OFC仕様の脱着式。新開発のノイズアイソレーションイヤーパッドで高い遮音性も実現する。ハウジングにはマグネシウム合金が用いられており、驚くほど軽い。ハウジング内部にも工夫があり、音質と遮音性が最適にバランスされている。
実際に音を聴くと、その解像度の高さに驚かされる。オーケストラの演奏では、各楽器の音色の輪郭が手にとるようにイメージできる。ボーカルのニュアンスや、エレキギターで使われるエフェクターの効き具合もよく伝わる。引き締まった音像や、俊敏な音の立ち上がりも印象的だ。シンバル、バスドラムなど、音の高低にかかわらず、まるでカミソリのような鋭さで表現する。 ソニー MDR-Z1000の実力は筆舌に尽くしがたく、体感してこそ、その真価に触れられる。ぜひ店頭で、未体験の原音再生力に触れてほしい。(鈴木桂水) |
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アウトドアでも、音質にとことんこだわりたい。そんなニーズを満たす究極のイヤホンが、ソニーの渾身作、 MDR-EX1000だ。
まず、高音質再生の根幹となっているのは大口径16mmダイナミック型ドライバーユニットだ。スタジオモニターの最高峰MDR-Z1000と同じく、液晶ポリマーフィルム振動板を採用。この素材は数年間におよぶ試行錯誤を経て、ようやく実用化された、ソニー技術陣の努力と情熱の結晶ともいうべきものだ。不要な振動を吸収する「内部損失」が高いので、原音再生を実現するうえで障害となるノイズを大幅に軽減できる。 そこに一般工業製品として最大級のエネルギー効率を誇る「440kJ/m3高磁力ネオジウムマグネット」を組み合わせ、クリアな中高域とパワフルな低音を実現した。 そのほか、高強度マグネシウム合金ハウジング、7Nグレードの高純度OFCケーブルを採用するなど、原音再生を追求するために、妥協なく、さまざまな創意工夫が込められた。最後には手作業による徹底した音質管理もおこなわれているそうだ。
実際に試聴してみよう。管楽器を彷彿させる、くびれが特徴的なハウジングから繰り出されるピュアサウンドは、驚きなしでは語れない。これまで埋もれていた楽器の音が、まるでベールを取ったように鮮明に浮き立ってくる。圧倒的に解像感が高く、そしてなにより、音の反応が抜群によい。 ピアノ連弾は小気味よい打鍵感まで伝わるかのように存在感があり、ステージの空気感まで伝わるようだ。伸びやかな高音域は特筆で、サックスなどの管楽器も澄み切った音で再現する。 中低域も素晴らしく、ボーカルには艶があり、ベースラインには躍動感がある。もし音に鮮度があるなら、まるで採れたての瑞々しい野菜のようで、「これぞ原音再生」と唸らされる。 抜群の装着感についても特筆しておきたい。一般的にイヤホンは、ドライバーが大きくなると装着感が悪くなる傾向にある。しかし MDR-EX1000は耳穴に対して垂直方向にドライバーを配置するバーティカル・イン・ザ・イヤー方式を採用。大口径ドライバーと理想的な装着感を両立させている。
また、新開発のフレキシブルイヤーハンガーはユーザーの耳の形状に合わせて自在に曲げられ、装着できる。
ソニーのヘッドホンはMDR-EX1000に限らず、どんな人の耳にもフィットしやすいと評判だが、実はソニーには「耳型職人」が存在する。特殊なシリコンを使って、エンジニアが膨大な数の耳型を集めているというのだ。長時間使っても耳が痛くならない装着感のよさは、こんなところにも秘密がある。 インドアでもアウトドアでも、贅沢に音楽を楽しめるヘッドホンの登場は、全ての音楽ファンに福音をもたらすだろう。(鈴木桂水) |
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