HOME > レビュー > Amazonプライム・ビデオを100%使いこなす! 自分だけの「見放題」をつくる方法

チャンネル追加でコンテンツ増

Amazonプライム・ビデオを100%使いこなす! 自分だけの「見放題」をつくる方法

公開日 2019/02/02 07:30 編集部:押野 由宇
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
Amazonの動画配信サービス「Amazon Prime Video」は、オリジナルコンテンツをはじめ、年々見ることができるコンテンツが増加している人気サービスだ。このあたりで、一度どういった作品が配信されているのか、どう強化できるのかをまとめみたい。


400円/月のかなり割安なサービス

Amazonには、動画サービスとして「Amazon Video」と「Amazon Prime Video」(以下、プライム・ビデオ)の2つがある。まず、この違いについてだが、Amazon Videoは見放題=プライム・ビデオのほか、動画のレンタルおよび購入というサービスも含んだもの。つまり、見放題だけを考えるなら、プライム・ビデオだけを利用すればいい。

ではプライム・ビデオはどうすれば利用できるか。これは単純で、プライム会員に登録すればいい。月額400円(税込)、もしくは少しお得な年額3,900円(税込)で登録可能。そもそもプライム会員はお急ぎ便やお届け日時指定便が使い放題だったり、Prime Musicの楽曲の聴き放題という特典もあるので、すでに登録済みという方も多いだろう。そういった方にとっては、無料で使えるとも考えられるのがプライム・ビデオだ。

では、このプライム・ビデオでどんな動画が見放題になっているのか。2019年2月2日現在、見放題のコンテンツを検索すると8,000作品以上が配信されている(これは作品数なので、全12話のドラマなど1つ1つ数えると2万を軽々と突破する)。

プライム・ビデオで見放題となる作品にはサムネイル画像に「prime」の帯が付くの分かりやすい

ジャンルで分ければ、『映画』『ドラマ(TVシリーズ)』『お笑い・バラエティ』『スポーツ』『アニメ』『ドキュメンタリー』などなど。もちろん国内外・年代を問わず取り揃えられている。例えば『男はつらいよ』と『おっさんずラブ』、『24』に『約束のネバーランド』がトップ画面に並ぶように、ある意味、節操が無いと感じられるほどのラインナップだ。

オリジナルコンテンツはバラエティ中心

プライム・ビデオの特徴といえば、まず1つはオリジナル番組。特に日本のバラエティ番組に力が入っている。

松本人志プレゼンツ『ドキュメンタル』シリーズや『FREEZE』をはじめ、浜田雅功はじめ多くの出演者による自動車戦闘バラエティ『戦闘車』、婚活サバイバル『バチェラー・ジャパン』など、いまよりテレビ番組に勢いがあった頃のような作品がどんどん登場している。

またバラエティ以外ではドラマ作品が多く、『紺田照の合法レシピ』や『ベイビーステップ』のような漫画原作ものや、海外ドラマ『CIA分析官 ジャック・ライアン』など見応えのあるタイトルが揃っている。

4K作品も数を増やしている

4Kの配信作品も一気に数を増やしている。『電影少女-VIDEO GIRL AI 2018-』や『MAGI 天正遣欧少年使節 シーズン1』、『ザ・ウォ一ル』といったストーリーものが4K配信されているのは嬉しい。

オリジナルドラマである大谷亮平と本田翼のサスペンスドラマ『チェイス』や、上述した『ベイビーステップ』も4Kだ。一方でドキュメント系も増えているので、寿司や日本刀、猫など日本の伝統文化を掘り下げる『日本のこころに出会う』のような作品もじっくり見ると面白い。

なお4K作品を検索する場合は、「4K UHD」と入力すればよい。4K配信作品はタイトルの後ろに(4K UHD)と表記されているので、それを探し出すことができる。

4K配信作品はタイトル末に(4K UHD)と表記されている

専門チャンネルの追加でコンテンツ強化が可能

そして、もう1つの特徴として「Prime Videoチャンネル」が挙げられる。これは各社が提供する配信番組を追加するもので、プライム・ビデオで “物足りない” 部分を一気にカバーすることができるオプションのことだ。

数々の専門チャンネルがオプションで追加できる

過去に『“本当にアニメに強い” のはNetflixかAmazonか? 「覇権アニメ」の見放題状況を比較した』記事でも検証したが、アニメで言えば「これを配信してないの?」という人気タイトルが「dアニメストア for Prime Video」をプラスすることで追加され、他の「アニメに強い」と謳うサービスに負けない作品数となる、という具合だ。

チャンネル数も多く、2019年2月2日時点で40ものチャンネルがある。日本映画やドラマ、時代劇にVシネマなど、それぞれに個性的なタイトルが揃っている。

ただし、チャンネルの追加は有料。dアニメストアが月額432円、J SPORTSが月額2,138円などチャンネルごとに開きがあるので、組み合わせによってその他の配信サービスに比べて割高にならないかなどを調整しつつ、見たいチャンネルを追加していきたい。

他の動画見放題サービスに比べると?

オリジナルコンテンツ、4K配信、専門チャンネルとAmazon Prime Videoの特徴を挙げてきたが、実際にNetflixやHuluなど他の見放題サービスに対して、優位性はどこにあるのか。

まずは価格だ。Amazonの別のサービスとの兼ね合いも含めて、コストパフォーマンスはかなりのものとなっている。

次にコンテンツ。オリジナルだけではなく独占配信タイトルも含め、ここでしか見放題で見られない作品がある。ただし、各サービスも力を入れている部分なので、Amazon Prime Videoがこの点で他より優れているかというと、そうではない。

例えばオリジナルならNetflix、アニメならdアニメストアなど、ある方向性においてよりコンテンツの豊富なサービスがある。Amazon Prime Videoで特に強いのは、オリジナルバラエティといえるだろう。

そして、専門チャンネルの追加によってコンテンツを補えることは、やはり大きなメリットだ。価格が安いというメリットと相反するようであるが、もとが安いからこそ、1つ2つ追加しても他のサービス並みの料金で収まるのだ。

一方で、プライム・ビデオ単体での見放題コンテンツは日々増える一方、わりと高い頻度で減っていく。見放題でなくなる作品は「30日以内にプライム会員特典ではなくなる作品」というかたちでアナウンスされているが、常に数百タイトルがリストに表示されているのが現状だ。

30日以内に見放題ではなくなる作品は常に確認できる

こういった状況も加味しながら、どの程度の月額料金で見たい作品が見放題で楽しめるのかを考え、プライム・ビデオを最大限活用していこう。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック: