あの名作も見放題配信中
Amazonプライム・ビデオで見放題の“傑作”怪獣映画を見て、ハリウッド版『ゴジラ』最新作を予習せよ!
ハリウッド版ゴジラの最新作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の世界同時公開が5月31日に迫っている。本作にはゴジラはもちろん、キングギドラ/モスラ/ラドンという日本生まれのお馴染みの怪獣も登場するとあって、ゴジラ/怪獣/特撮ファンなら、今から公開が待ち遠しくて仕方ないはず(もちろん記者もその1人)。すでに公開されているトレーラーを繰り返し見ているだけでも、お腹がいっぱいになりそうだ。
公開まで待ちきれないこの気持ちを抑えるためには、やはり怪獣映画を見るしかない! ということで、ゴジラ関連から特撮全般、巨大生物が出てくるハリウッド映画までいろいろ見返していたのだが、Amazonプライム・ビデオの見放題で見られる怪獣映画の傑作が意外と多い。
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』までのウォーミングアップも兼ねて、Amazonプライム・ビデオで見放題配信しているゴジラ/怪獣/特撮関連について、個人的なお薦め作品を紹介していきたい。
■GODZILLA ゴジラ(字幕版)(2014)
>>Amazonの配信ページ
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は本作の続編なので、まずは必見。今のハリウッドが本気でゴジラを作ったら・・・というゴジラファンの期待に応え、都市の破壊から怪獣バトルまでをハリウッドクオリティで描く。でも、何かが足りないというか、予告編の期待感を超えてこなかった・・・と不満が出てくるのは、完成度の高い作品だったからこそだろう。本作のヒットがなければ『シン・ゴジラ』も、『キング・オブ・モンスターズ』もなかったのだ。
■シン・ゴジラ(2016)
>>Amazonの配信ページ
ハリウッド版ゴジラの成功を受け、東宝も独自にゴジラ映画を製作すると聞いたときは、不安のほうが大きかった。しかし、庵野秀明はやってくれた。ハリウッドと比べものにならない予算と製作時間で、ゴジラ史上最高傑作(※個人の意見です)を実現させたのだ。記者は劇場での初見時、前半クライマックスで覚醒したゴジラが熱線で東京を焼き尽くすシーンをまのあたりにして、「ずっと見たかったゴジラは、これなんだ!」と人目をはばからず泣いた・・・。本作の成功を予感させる、庵野の『巨神兵東京に現る』(BD『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に収録)も必見。
■GODZILLA(1998)
>>Amazonの配信ページ
ローランド・エメリッヒが監督を務めた通称“エメゴジ”。イグアナのようなゴジラ、場当たり的なストーリーはあまりに不評で興業的にも惨敗。本作の失敗から、ハリウッドは怪獣映画の製作を避けるようになったとまで言われる。しかし、今見ると、ゴジラを一貫して巨大な生物として描いていて、怪獣描写には非常に優れたものを感じる。
■クローバーフィールド/HAKAISHA (2008年)
>>Amazonの配信ページ
「好きな怪獣映画の第1位は?」と聞かれたら、迷わず「シン・ゴジラとクローバーフィールドが同率1位!」と答える。怪獣的なものからすっかり離れてしまった自分が怪獣に再び夢中になったのも、本作がきっかけだった。パーティーのために用意したビデオカメラで、突然ニューヨークに現れた怪物とその惨劇を撮り続けることになってしまうという設定を用い、「巨大な生物が突如現れ、日常が破壊される」という怪獣映画のひとつの核心を凝縮した作品。製作はJ・J・エイブラムス。
■グエムル-漢江の怪物(2002)
>>Amazonの配信ページ
その筋であまり評価が高いイメージはないが、怪獣映画の逸品でもある。そもそも本作に出てくるモンスターは、「怪獣」というにはちょっと小さいが、家族連れがピクニックを楽しむ白昼の河川敷に突如“グエムル”が出現して展開される惨劇シーンなど、怪獣映画に求められる“荒唐無稽さとリアリティのバランス”を素晴らしく具現化していると思う。本作の元ネタといわれる『WXIII 機動警察パトレイバー』は、後のシン・ゴジラをも想起させる怪獣モノの名作。
■宇宙戦争(2005)
>>Amazonの配信ページ
そもそも本作は、怪獣映画というカテゴリーには属さない。しかし、「日常の破壊」「大勢が恐怖で逃げ惑う」といった怪獣映画(を含むパニック/ディザスター作品)に必須の要素において、果たして本作を超えられる怪獣映画はあるのか。自身もゴジラファンを公言するスピルバーグが、もしゴジラを撮ったら・・・というのは、怪獣ファンなら誰しもが抱く妄想なのではないだろうか。
■パシフィック・リム/アップライジング(2018)
Amazonの配信ページ
2013年に公開されたギレルモ・デル・トロ監督作品『パシフィック・リム』は、太平洋から現れる怪獣「KAIJU」と巨大ロボが戦うという日本のファンがいかにも大好きな設定だっただけに、ファンの間では賛否が分かれた。でも、これをギレルモがハリウッドでやったんだからやっぱりすごい(随所に見られる「エヴァ」オマージュと、ギレルモの「庵野のファンだがエヴァは見てない」というコメントもまたいい)。現在Amazonプライム・ビデオでは、本作の続編である「アップライジング」のみ見放題で見られる。
◇
現在Amazonプライム・ビデオで配信されている作品から選んだこともあり、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』で期待されているような“怪獣バトル”的な作品が少なくなってしまったが、見前作のハリウッド版ゴジラも、シン・ゴジラも見放題で見られるのはうれしい限り。現在のところ、国内の怪獣映画は見放題ではあまり配信されていないようだが、レンタルは充実しているのでぜひチェックしてみてほしい。
最後に、見放題では配信されていないが、Amazonプライム・ビデオでレンタル配信されている作品で、怪獣好きなら必見のお薦め怪獣映画も挙げておく。
<レンタル配信されているお薦め怪獣映画>
・『ゴジラ』
・『三大怪獣 地球最大の決戦』
・『ゴジラ ('84)』
・『モスラ(1961)』
・『空の大怪獣 ラドン』
・『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』
・『ガメラ 大怪獣空中決戦』
・『ガメラ2 レギオン襲来』
・『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』
・『パシフィック・リム』
・『キングコング:髑髏島の巨神』
・『モンスターズ/地球外生命体』
??令和元年5月31日(金)降臨決定??
— 映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』公式 (@GodzillaMovieJP) 2019年4月1日
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」5/31世界同時公開??#令和 #キングオブモンスターズ #ゴジラ #GODZILLA #GodzillaMovie pic.twitter.com/jXvjcekrBc
公開まで待ちきれないこの気持ちを抑えるためには、やはり怪獣映画を見るしかない! ということで、ゴジラ関連から特撮全般、巨大生物が出てくるハリウッド映画までいろいろ見返していたのだが、Amazonプライム・ビデオの見放題で見られる怪獣映画の傑作が意外と多い。
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』までのウォーミングアップも兼ねて、Amazonプライム・ビデオで見放題配信しているゴジラ/怪獣/特撮関連について、個人的なお薦め作品を紹介していきたい。
■GODZILLA ゴジラ(字幕版)(2014)
>>Amazonの配信ページ
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は本作の続編なので、まずは必見。今のハリウッドが本気でゴジラを作ったら・・・というゴジラファンの期待に応え、都市の破壊から怪獣バトルまでをハリウッドクオリティで描く。でも、何かが足りないというか、予告編の期待感を超えてこなかった・・・と不満が出てくるのは、完成度の高い作品だったからこそだろう。本作のヒットがなければ『シン・ゴジラ』も、『キング・オブ・モンスターズ』もなかったのだ。
■シン・ゴジラ(2016)
>>Amazonの配信ページ
ハリウッド版ゴジラの成功を受け、東宝も独自にゴジラ映画を製作すると聞いたときは、不安のほうが大きかった。しかし、庵野秀明はやってくれた。ハリウッドと比べものにならない予算と製作時間で、ゴジラ史上最高傑作(※個人の意見です)を実現させたのだ。記者は劇場での初見時、前半クライマックスで覚醒したゴジラが熱線で東京を焼き尽くすシーンをまのあたりにして、「ずっと見たかったゴジラは、これなんだ!」と人目をはばからず泣いた・・・。本作の成功を予感させる、庵野の『巨神兵東京に現る』(BD『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』に収録)も必見。
■GODZILLA(1998)
>>Amazonの配信ページ
ローランド・エメリッヒが監督を務めた通称“エメゴジ”。イグアナのようなゴジラ、場当たり的なストーリーはあまりに不評で興業的にも惨敗。本作の失敗から、ハリウッドは怪獣映画の製作を避けるようになったとまで言われる。しかし、今見ると、ゴジラを一貫して巨大な生物として描いていて、怪獣描写には非常に優れたものを感じる。
■クローバーフィールド/HAKAISHA (2008年)
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「好きな怪獣映画の第1位は?」と聞かれたら、迷わず「シン・ゴジラとクローバーフィールドが同率1位!」と答える。怪獣的なものからすっかり離れてしまった自分が怪獣に再び夢中になったのも、本作がきっかけだった。パーティーのために用意したビデオカメラで、突然ニューヨークに現れた怪物とその惨劇を撮り続けることになってしまうという設定を用い、「巨大な生物が突如現れ、日常が破壊される」という怪獣映画のひとつの核心を凝縮した作品。製作はJ・J・エイブラムス。
■グエムル-漢江の怪物(2002)
>>Amazonの配信ページ
その筋であまり評価が高いイメージはないが、怪獣映画の逸品でもある。そもそも本作に出てくるモンスターは、「怪獣」というにはちょっと小さいが、家族連れがピクニックを楽しむ白昼の河川敷に突如“グエムル”が出現して展開される惨劇シーンなど、怪獣映画に求められる“荒唐無稽さとリアリティのバランス”を素晴らしく具現化していると思う。本作の元ネタといわれる『WXIII 機動警察パトレイバー』は、後のシン・ゴジラをも想起させる怪獣モノの名作。
■宇宙戦争(2005)
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そもそも本作は、怪獣映画というカテゴリーには属さない。しかし、「日常の破壊」「大勢が恐怖で逃げ惑う」といった怪獣映画(を含むパニック/ディザスター作品)に必須の要素において、果たして本作を超えられる怪獣映画はあるのか。自身もゴジラファンを公言するスピルバーグが、もしゴジラを撮ったら・・・というのは、怪獣ファンなら誰しもが抱く妄想なのではないだろうか。
■パシフィック・リム/アップライジング(2018)
Amazonの配信ページ
2013年に公開されたギレルモ・デル・トロ監督作品『パシフィック・リム』は、太平洋から現れる怪獣「KAIJU」と巨大ロボが戦うという日本のファンがいかにも大好きな設定だっただけに、ファンの間では賛否が分かれた。でも、これをギレルモがハリウッドでやったんだからやっぱりすごい(随所に見られる「エヴァ」オマージュと、ギレルモの「庵野のファンだがエヴァは見てない」というコメントもまたいい)。現在Amazonプライム・ビデオでは、本作の続編である「アップライジング」のみ見放題で見られる。
現在Amazonプライム・ビデオで配信されている作品から選んだこともあり、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』で期待されているような“怪獣バトル”的な作品が少なくなってしまったが、見前作のハリウッド版ゴジラも、シン・ゴジラも見放題で見られるのはうれしい限り。現在のところ、国内の怪獣映画は見放題ではあまり配信されていないようだが、レンタルは充実しているのでぜひチェックしてみてほしい。
最後に、見放題では配信されていないが、Amazonプライム・ビデオでレンタル配信されている作品で、怪獣好きなら必見のお薦め怪獣映画も挙げておく。
<レンタル配信されているお薦め怪獣映画>
・『ゴジラ』
・『三大怪獣 地球最大の決戦』
・『ゴジラ ('84)』
・『モスラ(1961)』
・『空の大怪獣 ラドン』
・『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』
・『ガメラ 大怪獣空中決戦』
・『ガメラ2 レギオン襲来』
・『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』
・『パシフィック・リム』
・『キングコング:髑髏島の巨神』
・『モンスターズ/地球外生命体』