耳の健康管理に役立つ
iPhoneで聴力検査もできる?!iOS 13のβ版で「ヘルスケア」の新機能「聴覚」を使ってみた
■日頃の健康管理に役立つiPhoneの「ヘルスケア」機能がこの秋進化する
日ごろの健康管理のためにスマートウォッチやフィットネスバンドを活用するユーザーも増えているが、実はiPhoneにもヘルスケアに役立つ機能が充実していることをご存知だろうか。
今回紹介したいのは、iOSにプリインストールされているアプリ「ヘルスケア」だ。アプリにはユーザーの体調をモニタリングしたり、健康状態を維持・増進するために必要な身体活動の習慣化を促してくれる機能が数多く揃っている。
「ヘルスケアデータ」タブを選択すると、このアプリで記録できる複数のデータカテゴリーがトップに並んでいる。「アクティビティ」にはApple Watchのユーザーならお馴染みかもしれないが、1日の活動量を消費カロリーや活発に動いた時間、立ち上がって動き回った頻度などのデータが記録されている。Apple Watchを持っていなくてもiPhoneに内蔵されているセンサーがそれぞれのデータを取得してくれる。便利な歩数計にもなるので、ヘルスケアアプリを開いたことがないという方はぜひ一度試してほしい。
「睡眠」は、iOSの時計アプリで「ベッドタイム」の項目を設定すると睡眠サイクルを記録できるというものだ。最近は十分な睡眠時間をとることが仕事の効率アップだけでなく、生活習慣病など健康に関わるリスクを回避することにもつながるとされている。高価なスマートデバイスを買いそろえなくても、iPhoneさえあればお得に健康的な生活管理が送れるヘルスケアに注目したい。
■アプリから聴力検査もできる?!iOS 13からヘルスケアに「聴覚」が追加に
そして今秋に正式リリースが予定されているiOSの次期バージョン「iOS 13」から、ヘルスケアに「聴覚」という新しい項目が加わる。毎日ヘッドホンやイヤホンをヘビーに活用しているであろうファイルウェブ読者にも押さえておいて欲しいiOSの新機能だ。
6月末に提供がスタートしたiOS 13パブリックベータで、ヘルスケアに新設される「聴覚」を試してみた。なお正式リリース版ではサービスの仕様、画面のデザインが変更される場合があることを了承いただきたい。
主要な機能のひとつには、iPhoneとイヤホン・ヘッドホンの組み合わせによって動画やゲームコンテンツの音声を含む「音楽」を利用した時間と、その時の音量設定を自動的に記録してグラフで可視化する「ヘッドホン・オーディオ・レベル」がある。
音量レベルは前日比や1週間内での推移、過去7日間の平均値を振り返ることができる。どんなヘッドホンやイヤホンをiPhoneと組み合わせても聴力データは記録できるようだが、AppleやBeats by Dr. Dreのデバイスならデータの正確さもアップするとされている。
音量レベルは世界保健機構(WHO)の指標に従って「80dB」以上が“大きな音”として分類されており、アプリにはユーザーが設定した音量のデシベル値と、80dBより小さな音量をキープできていた場合には「OK」のサインが表示される。より大きな音量で長時間音を聴いていた場合は、難聴のリスクにさらされていることを知らせてくれる。
「オージオグラム」の機能についてはベータ版ではまだ稼働していなかったが、アプリから簡単に聴力検査ができるようになりそうだ。
秋に正式リリースが予定されているApple Watchの次期OSである「watchOS 6」には、ウォッチの内蔵マイクでユーザーの周りの環境音のレベルを調べたり、80dB以上のノイズに晒されていた時に、ウォッチが振動して知らせる機能も追加される。アップルはアプリの中で、騒音に多く囲まれる環境ではノイズキャンセリングヘッドホンや耳栓を上手に活用しながら、大音量に長時間さらされた後は耳を休ませることが大切だと警鐘を鳴らしている。
ユーザーが自身の聴覚・聴力の状態をモニタリングできる便利な機能だが、ポータブルオーディオファンとしてはiPhoneがAirPodsやApple Watchと連携しながらコンテンツに最適な音量を自動で設定してくれたり、心躍らされるテクノロジーが続々とヘルスケアアプリに取り込まれる未来も期待したくなってくる。
日ごろの健康管理のためにスマートウォッチやフィットネスバンドを活用するユーザーも増えているが、実はiPhoneにもヘルスケアに役立つ機能が充実していることをご存知だろうか。
今回紹介したいのは、iOSにプリインストールされているアプリ「ヘルスケア」だ。アプリにはユーザーの体調をモニタリングしたり、健康状態を維持・増進するために必要な身体活動の習慣化を促してくれる機能が数多く揃っている。
「ヘルスケアデータ」タブを選択すると、このアプリで記録できる複数のデータカテゴリーがトップに並んでいる。「アクティビティ」にはApple Watchのユーザーならお馴染みかもしれないが、1日の活動量を消費カロリーや活発に動いた時間、立ち上がって動き回った頻度などのデータが記録されている。Apple Watchを持っていなくてもiPhoneに内蔵されているセンサーがそれぞれのデータを取得してくれる。便利な歩数計にもなるので、ヘルスケアアプリを開いたことがないという方はぜひ一度試してほしい。
「睡眠」は、iOSの時計アプリで「ベッドタイム」の項目を設定すると睡眠サイクルを記録できるというものだ。最近は十分な睡眠時間をとることが仕事の効率アップだけでなく、生活習慣病など健康に関わるリスクを回避することにもつながるとされている。高価なスマートデバイスを買いそろえなくても、iPhoneさえあればお得に健康的な生活管理が送れるヘルスケアに注目したい。
■アプリから聴力検査もできる?!iOS 13からヘルスケアに「聴覚」が追加に
そして今秋に正式リリースが予定されているiOSの次期バージョン「iOS 13」から、ヘルスケアに「聴覚」という新しい項目が加わる。毎日ヘッドホンやイヤホンをヘビーに活用しているであろうファイルウェブ読者にも押さえておいて欲しいiOSの新機能だ。
6月末に提供がスタートしたiOS 13パブリックベータで、ヘルスケアに新設される「聴覚」を試してみた。なお正式リリース版ではサービスの仕様、画面のデザインが変更される場合があることを了承いただきたい。
主要な機能のひとつには、iPhoneとイヤホン・ヘッドホンの組み合わせによって動画やゲームコンテンツの音声を含む「音楽」を利用した時間と、その時の音量設定を自動的に記録してグラフで可視化する「ヘッドホン・オーディオ・レベル」がある。
音量レベルは前日比や1週間内での推移、過去7日間の平均値を振り返ることができる。どんなヘッドホンやイヤホンをiPhoneと組み合わせても聴力データは記録できるようだが、AppleやBeats by Dr. Dreのデバイスならデータの正確さもアップするとされている。
音量レベルは世界保健機構(WHO)の指標に従って「80dB」以上が“大きな音”として分類されており、アプリにはユーザーが設定した音量のデシベル値と、80dBより小さな音量をキープできていた場合には「OK」のサインが表示される。より大きな音量で長時間音を聴いていた場合は、難聴のリスクにさらされていることを知らせてくれる。
「オージオグラム」の機能についてはベータ版ではまだ稼働していなかったが、アプリから簡単に聴力検査ができるようになりそうだ。
秋に正式リリースが予定されているApple Watchの次期OSである「watchOS 6」には、ウォッチの内蔵マイクでユーザーの周りの環境音のレベルを調べたり、80dB以上のノイズに晒されていた時に、ウォッチが振動して知らせる機能も追加される。アップルはアプリの中で、騒音に多く囲まれる環境ではノイズキャンセリングヘッドホンや耳栓を上手に活用しながら、大音量に長時間さらされた後は耳を休ませることが大切だと警鐘を鳴らしている。
ユーザーが自身の聴覚・聴力の状態をモニタリングできる便利な機能だが、ポータブルオーディオファンとしてはiPhoneがAirPodsやApple Watchと連携しながらコンテンツに最適な音量を自動で設定してくれたり、心躍らされるテクノロジーが続々とヘルスケアアプリに取り込まれる未来も期待したくなってくる。