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アップル純正「MagSafeバッテリーパック」はAirPods Proにも有効!使い勝手を実機レポート

公開日 2021/07/29 06:40 山本 敦
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アップルがiPhone 12シリーズに対応する「MagSafeバッテリーパック」を発売した。どのように活用できるアイテムなのか、実機をレポートしてみたい。

アップル純正の「MagSafeバッテリーパック」

MagSafeバッテリーパックは、iPhoneの背面に磁力で吸着させてワイヤレスチャージができるアップル純正のモバイル電源アクセサリーだ。

MagSafeバッテリーパックをiPhone 12に装着。MagSafe対応ケースの上に装着できる

iPhone 12 miniとは横幅のサイズがジャストフィットする

MagSafeは2020年発売のiPhone 12シリーズから導入されたiPhone向けの新しいアクセサリーの規格。MagSafeに対応するアップル純正のアクセサリーには、ほかに有線のワイヤレス充電器のように通電するものから、カードホルダーにレザーケースなどiPhoneを保護、または簡易な機能を付け足せるものなどがある。またMagSafe対応のマグネットで吸着するバッテリーパックはサードパーティからも商品が発売されている。

アップルはiPhone 11シリーズ向けのアクセサリーとして、本体を保護するケースとモバイルバッテリーの機能を兼ね備える「Smart Battery Case」を発売しているが、MagSafeバッテリーパックにはiPhone本体を保護する機能をあまり期待できない。代わりに、iPhone 12シリーズにMagSafe対応のアップル純正ケースを装着した上から、バッテリーパックが取り付けられる。

ケースの外装は滑らかに仕上げた樹脂。今のところカラーバリエーションはホワイトの1色のみだ。

iPhoneに装着するとMagSafeバッテリーパックの厚みと重みがそれなりに加わるが、充電が必要な時にだけ素速く着脱できるので不便はない。マグネットの力でしっかりと吸着するので、iPhoneとMagSafeバッテリーパックを無造作にバッグの中に放り込んでも、いつの間にか外れて充電ができていなかったということは少ないと思う。

バッテリーパックを装着すると全体の厚みは増すが、充電が必要な時だけ着脱できるところがSmart Battery Caseと大きく違う

MagSafeバッテリーパックの電源容量は公開されていないが、本体の表記を見ると1,460mAhであることがわかる。筆者が試した限り、バッテリーパックを満充電にした状態からiPhone 12 Pro Maxのバッテリー残量が60%前後の状態から100%近くまでリカバリーできるようだ。

本体の表記を見るとバッテリーの容量が1,460mAhであることがわかる

通常は最大5Wで標準的なスピードの充電になる。バッテリーパックの充電端子はiPhoneと同じLightningコネクタ。アップルは純正のLightning - USBケーブルを使うことを推奨している。バッテリーパックにはケーブルが同梱されていないので別途用意が要る。

バッテリーパックの充電にはLightning-USBケーブルを使う

バッテリーパックに20W以上の電源を接続すれば最大15Wのワイヤレス充電ができる。バッテリーパックにもiOSと同じく、長時間電源につなぎっぱなしにした場合にバッテリーの状態を最適に保ってくれる充電管理機能がある。例えばiPhoneを屋外に持ち出す時には補助的なバッテリーパックとして役立てて、在宅時は電源につないでデスクトップに置きっぱなしにするワイヤレス充電器としても良さそうだ。

MagSafeバッテリーパックはQi規格のワイヤレスチャージをサポートしているので、AirPods ProのケースやGoogle Pixel 5のワイヤレス充電器として使うこともできる。バッテリーパックの電源残量はiOSのウィジェットで確認するか、またはバッテリーパックを装着した瞬間に画面に残量メーターが表示される。

AirPods ProなどQiによるワイヤレス充電に対応するオーディオ機器の充電も可能

バッテリーパックを装着すると残量メーターが画面に表示される

サードパーティ製のMagSafe対応モバイルバッテリーよりもやや高価なアクセサリーだが、iPhone 12シリーズとのデザインマッチを重視するならばアップル純正の本製品を選びたい。

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