iPhone TIPS
最新の非接触充電規格「Qi2」のメリットは?
2023年12月時点での最新モデルiPhone 15シリーズは、従来通りのMagSafeに加えて、最新の非接触充電規格「Qi2」にもいち早く対応しています。また先日リリースのiOS 17.2によって、iPhone 13および14シリーズもQi2対応にアップデートされました。
ですがiPhoneの非接触充電環境は、Apple自身が開発し採用してきたMagSafeによって十分に整っています。Qi2の最大の特長はマグネット固定方式の採用ですが、MagSafeは当初からそれを採用しています。MagSafeがあるのに加えてQi2にも対応することにメリットはあるのでしょうか?
あります。Qi2は従来のQiと同じくオープンな規格です。Androidスマートフォンなどにも幅広く搭載されることを期待できます。そこにiPhoneシリーズまで加わるのですから、スマホの非接触充電規格として業界標準の地位を確立できることでしょう。となれば充電器やモバイルバッテリーなどのアクセサリーでもQi2対応製品の増加が見込めますし、いずれカフェやコンビニの充電スポットにも採用されるかもしれません。将来的にその恩恵を受けられることこそ、Qi2対応の最大のメリットです。
そういった大きな広がりはクローズドな規格であるMagSafeには期待しにくいところ。逆にQi2側からしてもiPhoneで使えないとなれば決定的な普及は見込めませんから、ウィンウィンの関係と言えるでしょう。
というか実はそもそも、Qi2はAppleの協力もあって成立した規格です。前述のように、従来のQiと新しいQi2の最大の違いは、Qi2には充電時のセット位置を磁石によって正確に固定する「Magnetic Power Profile」も含まれていること。そのMPFの部分は、Appleの協力により、MagSafeとの互換性を確保したものとなっているのです。
ですからiPhone 15シリーズはいち早く、おそらくは容易に、Qi2対応を実現できたのでしょう。iOSのアップデートだけでiPhone 13/14シリーズをQi2対応にできた理由も同じくかと思われます。
ですがiPhoneの非接触充電環境は、Apple自身が開発し採用してきたMagSafeによって十分に整っています。Qi2の最大の特長はマグネット固定方式の採用ですが、MagSafeは当初からそれを採用しています。MagSafeがあるのに加えてQi2にも対応することにメリットはあるのでしょうか?
あります。Qi2は従来のQiと同じくオープンな規格です。Androidスマートフォンなどにも幅広く搭載されることを期待できます。そこにiPhoneシリーズまで加わるのですから、スマホの非接触充電規格として業界標準の地位を確立できることでしょう。となれば充電器やモバイルバッテリーなどのアクセサリーでもQi2対応製品の増加が見込めますし、いずれカフェやコンビニの充電スポットにも採用されるかもしれません。将来的にその恩恵を受けられることこそ、Qi2対応の最大のメリットです。
そういった大きな広がりはクローズドな規格であるMagSafeには期待しにくいところ。逆にQi2側からしてもiPhoneで使えないとなれば決定的な普及は見込めませんから、ウィンウィンの関係と言えるでしょう。
というか実はそもそも、Qi2はAppleの協力もあって成立した規格です。前述のように、従来のQiと新しいQi2の最大の違いは、Qi2には充電時のセット位置を磁石によって正確に固定する「Magnetic Power Profile」も含まれていること。そのMPFの部分は、Appleの協力により、MagSafeとの互換性を確保したものとなっているのです。
ですからiPhone 15シリーズはいち早く、おそらくは容易に、Qi2対応を実現できたのでしょう。iOSのアップデートだけでiPhone 13/14シリーズをQi2対応にできた理由も同じくかと思われます。