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iPhoneで撮ったスクエア写真、切れた上下や左右を復活できるって知ってた?

公開日 2024/08/07 06:40 高橋 敦
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あなたが写真を撮影するとき、いちばんよく使う縦横比の設定はどれでしょう?iPhoneを縦持ちのままでも横持ちにしても同じ縦横比で撮影できて使いやすかったり、インスタやチェキの感覚にもフィットしたりする、縦横1:1のスクエアをメインにしている方も少なくないのでは?

そのスクエア写真には実は、面白い特徴があります。実は写ってない部分もかなり写っているのです。……どういうこと?

例えばiPhone縦持ちで撮影したスクエア写真の縦横比を、写真アプリの[切り取り]編集機能で縦長の[3:4]に変更してみてください。するとスクエアの左右が削られて縦長の長方形写真になるのではなく、スクエアのときには写っていなかった上下の範囲が復活され、それが付け足された形での縦長の長方形写真になります。つまり最初から3:4で撮影されていたかのようになるわけです。横持ち撮影したスクエアを4:3に切り取りした場合も同じく、左右が復活し、横長の長方形写真になります。

スクエア設定で縦持ち撮影してこの状態な写真から……

切り取り編集で3:4にするとこのように上下の範囲が伸びます

どうやら、少なくとも2024年現在の標準カメラアプリは、1:1のスクエア撮影の際もその範囲外のデータを切り捨てず、後からの縦横比変更に備えてそのデータをキープしているようです。1:1で撮影した写真も実は、3:4で撮影した写真を撮影後に1:1に切り取り編集したのと同じ形で保存されているわけですね。

ですからここで挙げた例とは別の縦横比での撮影&編集でも、組み合わせによっては同じようなことが起きるはず。撮影時のiPhoneのモデルやOSバージョンによってはそうなってくれない写真もあるのかもしれませんが。

ですので、あなたの写真ライブラリにあるスクエア写真も、切り取り編集を試してみれば、例えば誰かの顔周りだけの写真を縦長のポートレート風に直したりなどできるかもしれません。気になる写真があったら試してみてはいかがでしょう?思いもよらぬ何かを見つけてしまうこともあるかもしれませんが……。

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