HOME > レビュー > 製品批評 > 2008年12月10日号(12/3発行)
レビュー
太く堂々とした表現に耳を奪われる
- LUXMAN
- RCAオーディオケーブル
- JPR-100
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ラックスマンが「リファレンス」を名乗るだけのクオリティの持ち主
このところ高級オーディオメーカーから比較的手ごろなケーブルが出てきているが、ラックスマンからも10,000円台のオーディオケーブルが発売された。導体は高純度OFCの2芯シールド構造、絶縁体は発泡ポリプロピレン、外被覆はPVCと、非常に手堅い素材を使ったケーブルである。
RCAとXLRがあるが、今回はRCAを試すことができた。プラグは簡素だが鳴きのない頑丈で高精度なもので、シースはしっとりとしなやかな手触りだが相当に硬い。音は全体に太く堂々とした表現に耳を奪われる。艶やかで輝かしく、実体感にあふれた表現である。周波数特性的には両端ともさほど伸びているわけではないが、高低のバランスの良さはさすがラックスマンと唸らされる。帯域内に突出した部分や歪みっぽいところは皆無で、安心して音楽へ身を委ねることができるキャラクターである。
<この製品の情報は「オーディオアクセサリー」131号にも掲載されています>
スペック
●ラインナップ(税込):「JPR-100」 ¥10,500(1.0m)、「JPR-150」 ¥13,650(1.5m) ●構成:2芯シールド ●芯線:無酸素銅(OFC) 0.18mm×30本 ●絶縁体:発泡ポリプロピレン(赤、白) ●導体撚りピッチ:90mm ●シールド線:無酸素銅(OFC)0.12mm×128本 ●導体抵抗:26.4Ω/Km以下(20℃) ●絶縁抵抗:1,000MΩ・Km以上(20℃) ●静電容量:42pF/m以下 ●ケーブル外径:8.0mm ●問い合わせ:ラックスマン(株) TEL/045-470-6991