HOME > レビュー > 製品批評 > 2012年9月4日号(8/28発行)
レビュー
スパイク受け部をVカットに変更 振動分散効果がさらに高まった
- KRYNA
- インシュレーター
- C-PROP extend/C-PROP mini extend
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Dエクステンドとグレードが合い、断然組みやすくなった
エクステンドといえばDプロップの改良バージョンだが、樹脂系のCプロップシリーズにもEXモデルが登場した。Cプロップ・ミニとともに、EXとスタンダードの2系列が揃う。
では従来とどこが違うのか?受け皿の底面に施されたVカットである。「シングルスパイク+スティッキー溶液」という特徴はそのままに、平面からVカットにしたことで場所によって肉厚が変わり、共振のピークをうまく分散できる。
元々Cプロップは他からの振動を受けたくないときに使うアイテムだが、外部からの共振が乗りにくいことは実測データによっても証明。液漏れを防ぐOリングの色は赤で、スタンダードの黄色と区別される。非常に高精度で美しい仕上がりだ。
見てもわからないくらい浅いカットだが、効果はビックリするほどだ。プリアンプやDACで使ってみると、一聴して濁りや音のにじみが消える。有害振動によって音が揺すられてれていないことが実感できるのだ。音場全体の空気が澄み、ステージの広がりだけでなく遠近や高さ情報を正確に表現してくれる印象。こうしたスタティックな機器の場合、通常のスパイプだと効果を発揮しづらいものだが、Cプロップ系の強みでクライナが追求するホログラフィックサウンドにまた一歩近づいた感じだ。ミニも同様な効果だ。
<この製品の情報は「オーディオアクセサリー」145号から転載しています>
スペック
【SPEC】<C-PROP extend>●ラインナップ(税込):¥8,400(1個)、¥25,200(3個)、¥33,600(4個) ●耐荷重:7kg(1個) ●外形寸法:φ39×32Hmm ●質量:35g
<C-PROP mini extend>●ラインナップ(税込):¥4,400(1個)、¥13,230(3個)、¥17,640(4個) ●外形寸法:φ27×21Hmm ●質量:10g ●耐荷重:7kg/1個
●問い合わせ:KRYNA(株) TEL/042-788-5577