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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
ヴェルディ:歌劇「オテロ」
ヨナス・カウフマン、指揮:アントニオ・パッパーノ、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団 クラシック 無 FLAC96kHz/24bit
レーベル:Sony Classical 配信サイト:e-onkyo music
■山之内 正レビュー
ヨナス・カウフマンはコヴェント・ガーデンで3年前にオテロを歌って絶賛を博し、歌唱と演技の両方で聴衆を圧倒した。その舞台は映像化されているのでいつでも再体験できるのだが、その後、いっそう音楽に集中できる形態としてセッション録音に取り組み、今回のアルバムが生まれた。会場をローマのパルコ・デッラ・ムジカに移し、オーケストラもロンドンとは別だが、指揮はカウフマンの信頼が厚いパッパーノが今回も共演。デスデモナはロンバルディ、イアーゴはアルバレスと歌手陣も強化して最高峰の演奏を目指したのである。細部まで緻密に構成した緊張感の高い音楽は期待を上回るもので、特にイアーゴとの二重唱、息詰まるテンションの高さはライヴを上回る。
(FLAC 96/24にて試聴)
総合点
9.3点
低域の伸び9.3点
高域の伸び9.3点
セパレーション9.3点
ディテール9.4点
透明感9.4点
空気感9.4点
質感9.4点
静寂感9.3点
残響
奥行き
音像
アタック